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2018.11.17

─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展

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─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展は、
箱根ガラスの森美術館で開催されています。

会期 2018年4月28日(土)〜11月25日(日)


この展覧会は写真撮影可です。(条件あり)
以下の写真の中には、作品名などを記載していないものがあります。
私の記録漏れです、悪しからず。

チラシに使われている「風にそよぐグラス」
展示会場には、風にそよぐ様子の動画が放映されています。
何とも危うい不思議な光景です。
この作品は、現在の技術をもってしても再現できないそうです!

「風にそよぐグラス」シリーズは、1895年の第一回ヴェネチア・ビエンナーレと共に開催された展覧会に初めて展示され、人々の大きな関心を集めた。「風にそよぐグラス」は、ジュゼッペ・バロヴィエールにより1985年頃に数点実験的に制作された。(キャプションより)
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風にそよぐグラス

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風にそよぐグラス

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《ジュゼッペ・ヴァロヴィエールの肖像》 1893年 制作:ルイージ・ガスバリーニ


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《花装飾蓋付ゴブレット》ヴェネチア 1866~1872年頃もしくは1878年頃
デザイン:ジュゼッペ・ヴァロヴィエール

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《装飾水差》 19世紀 ヴェネチア デザイン:ジュゼッペ・ヴァロヴィエール

(HPの解説)
ガラス職人の一族バロヴィエール家は、15世紀に世界初の透明ガラスを発明したアンジェロから、19世紀に糸のように細い脚で自立するガラスの制作に成功したジュゼッペに至るまで、常にガラスの可能性に挑戦しヴェネチアン・グラスの発展に深く関わってきました。
本展では、バロヴィエール家の名工達が発明した数々の技法を紹介するとともに、世界でも現存数の少ない「風にそよぐグラス」や、日本初公開となるバロヴィエール家のコレクションを含め約80点を展示し、バロヴィエール一族の探究心に迫ります。


展覧会の構成は以下の通りです。
1章 ヴェネチアン・グラスの復活とバロヴィエール家
2章 エルコレ・バロヴィエールの新たなガラス表現への挑戦
3章 ヴェネチアン・グラスの礎を築いた父アンジェロと娘マリア・バロヴィエール


15世紀戦乱の影響で衰退したシリアのガラス工房に代わりヴェネチアはガラス産業の中心地となりました。
名工と言われたアンジェロ・バロヴィエールは数々のガラス製法を開発しました。
バロヴィエール家を中心にベネチアングラスは発展していきます。

(父アンジェロと娘マリア・バロヴィエール)
アンジェロやマリアの発明や研究はヴェネチアン・グラスの礎となり、その後の約3万色とも言われる色彩表現や、透明なガラスと乳白色ガラスを捻じり合せて作られる繊細優美なレース・グラス技法の発明につながり、豊かな装飾に彩られたヴェネチアン・グラスの黄金時代を築き上げました。(HPの解説から)
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レース・グラス蓋付容器 

東洋の白磁のような乳白ガラス、ラッティモ。
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点彩扁瓶 16世紀 ヴェネチア 乳白色ガラス 宙吹き 金彩 エナメル彩 彫刻の森美術館

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《ヴァロヴィエール・カップ》 15世紀末の作品の複製 1878年 ヴェネチア 制作;ヴェネチア・ムラーノ商会 

ーーー衰退期の19世紀ベネチアングラスを復活させたのがジュゼッペ・ヴァロヴィエール(肖像画の)です。---

(エルコレ・バロヴィエール)
1919年、アルティスティ・バロヴィエール工房に入ったエルコレは、父親のベンヴェヌートや叔父のジュゼッペたちのガラス技術を吸収し、指導的デザイナーとして新たなガラス表現の研究を行いました。(HPの解説から)
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《コリント》 1987年(1984年の複製) ヴェネチア バロヴィエール&トーゾ社
デザイン:エルコレ・バロヴィエール 宙吹き、モザイク・グラス ムラーノ・ガラス美術館 


宜しければこちらもご覧ください。

箱根ガラスの森美術館に行ってきました。 2018年10月


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