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2018.11.28

建築 × 写真 ここのみに在る光

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「建築 × 写真 ここのみに在る光」展は、
東京都写真美術館で開催されています。

会期 2018年11月10日(土)~2019年1月27日(日)


写真創成期には、動く被写体を写すことができず、建築物が格好の被写体になりました。都市開発が進むと新しい建築、過去の建築を写真として残すようになります。
ダゲレオタイプ(銀板写真)に始まる写真機器、撮影技術の進歩と建築写真。建築の歴史的変遷、その多様性を見ることができます。そして、11人の写真家たちが建築をどのような視点で捉えたのか?既視の建築、作品(写真)が多く見つかるかもしれませんが・・・今一度じっくり鑑賞し直すのも良いかと。

展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 建築写真の歴史 ~東京都写真美術館コレクションより~
第2章 建築写真の多様性 ~11人の写真家たち~
<11人の写真家>
渡辺義雄、石元泰博、原直久、奈良原一高、宮本隆司、北井一夫、細江英公、柴田敏雄、 二川幸夫、村井修、瀧本幹也


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ベレニス・アボット〈変わりゆくニューヨーク〉より 《ウォーター・フロント》 1938年 東京都写真美術館蔵

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渡辺義雄〈伊勢神宮〉より 《内宮東宝殿》 1953年 東京都写真美術館蔵

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石元泰博 <桂>より《中書院東庭から楽器の間ごしに新御殿を望む》1981-1982年 東京都写真美術館蔵

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村井修<Moment>より香川体育館1965年 東京都写真美術館蔵

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宮本隆司〈九龍城砦〉より インクジェットプリント 1987年 作家蔵

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柴田敏雄《‘‘t Groentje’ Bicycle Bridge, Nijmegen, The Netherlands 2013》 2013 インクジェット・プリント 作家蔵

(HPの解説)
現存する最も古い写真は1827年頃にジョセフ・ニセフォール・ニエプスによって撮影された、窓から見える「たてもの」の一角でした。写真と建築の関係は写真の黎明期の時代から密接にかかわっています。初期の写真技術では人や動物といった動くものは、撮影することが難しかったために、動かない建築は格好の被写体となったのです。また19世紀末は都市開発が進み、街の変貌が著しい時期でした。過去の建築や出来たばかりの建築を記録するために、写真という新しい技術が盛んに使用されました。そして現在にいたるまで、多くの建築が撮影されています。
本展では東京都写真美術館のコレクションを中心として、さまざまな建築を捉えた写真を展示します。写真が発明された頃からどのような建築が写されてきたのか、そして現代の写真家がどのように建築を捉えてきたのかを紹介します。その中には、今ではすでに存在しないものや、実際に見ることが困難なものも少なくありません。写真家が建築を撮るときに感じた光を追体験していただけることでしょう。

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2018.11.25

大山(伊勢原市)に行ってきました。 2018年11月

大山(伊勢原市)に行ってきました。

三連休の中日、混雑覚悟です・・・・・


伊勢原駅に8時過ぎに到着しました。
北口のバス停に向かう道にはすでに大山観光パンフレットを配布する数人の方が待機していました。

バス停には、乗車待ちの列が出来ていました。
臨時で直行バスの増発を行っていて、急ぐ方は、ギュウギュウ詰めの状態で出発していきましたが、こちらは一本やり過ごすことで座っていくことができました。
20分ほどで大山ケーブルカー駅バス停に着きました。


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昼食用の弁当を買って、ぼつぼつ店開きを始める、こま参道を経由して大山ケーブルカー駅に向かいました。

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ケーブルカー乗車待ちの列もできていましたが、こちらも臨時で10分間隔程度で運行していて、20分程度待ったでしょうか・・・乗車定員77名がホームに誘導されました。

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ケーブルカーは大山ケーブル駅→大山寺駅→阿夫利神社駅を結びます。
大山寺駅で上り下りのケーブルカーがすれ違います。

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阿夫利神社駅には6分で到着。

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阿夫利神社駅からの景観。

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阿夫利神社の紅葉。

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阿夫利神社下社

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山頂登山口。
お祓いをしていよいよ山頂へ・・・・

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足腰にダメージを与える登山道が続きます。

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久しぶりの山登りで、足腰が悲鳴を上げていますが・・・富士山と丹沢山系の美しい景色が支えになってくれました。

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大山山頂奥の院
山頂に到着です。

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眼下に麓の街並みが広がります。
ここで、持参したコンロでお湯を沸かして昼食。
大勢の人で混雑・・・座る場所を探すのが大変でした!

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA


THETAをクリックすると見やすくなると思います

休憩の後、見晴台経由で阿夫利神社に戻りました。


ケーブルカーの乗り場に長蛇の列。
30分程度待ったでしょうか・・・8分間隔で増便のケーブルカーに乗って帰路につきました。

帰りのバスからは、これから阿夫利神社に向かう車が渋滞する様子が見えました。
紅葉ライトアップが目当てでしょうか?

伊勢原駅バス停に到着した時には既に日が暮れて、寒かったので・・・・飲み屋に寄り道ということで・・・・・・

まとめの動画です。

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2018.11.22

アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展

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FUJIFILM SQUARE 企画写真展 「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展」は、
フジフイルム スクエアで開催されています。

会期 2018年11月9日(金)~2018年11月28日(水)

フジフイルム スクエアで昨年開催された「アンセル・アダムス展」に引き続き「ギルバート・コレクション」からの出展です。
「アンセル・アダムス展」では、写真表現の原点を見るような気がしました。その何点かは、鮮明に記憶に残っています。

アーノルド&テミー・ギルバート夫妻の長男ジェフリー・ギルバート氏は「写真表現の源流は、ここにある」という文章を本展に寄せています。

ミニギャラりーでは、
「40年間ありがとうございました。 女優「樹木希林」さん 写真展」も開催されています。
(こちらも28日まで)

入場無料ですので東京ミッドタウンにお出掛の際は是非・・・・・・

ギルバート・コレクションは、米国シカゴ在住のアーノルド&テミー・ギルバート夫妻が約20年間にわたり収集した世界屈指の写真コレクションです。1986年、その膨大な写真コレクションの中から精選された1,050点が京セラ株式会社によって購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈されました。
(HPから)


以下、展示会場で配布されているパンフレット(解説記事)からの引用です。

ストレート・フォトグラフィーの登場
1900年代初頭にアルフレド・スティグリッツが提唱したストレートフォトグラフィーは、レンズのシャープで直截な描写を生かした写真独自の表現を目指すものでした。今日の写真表現のほとんどは、カメラのレンズのメカニズムを生かすことを前提としており、現代にまで続く写真表現の系譜はこのストレートフォトグラフィーを出発点としているといっても過言ではありません。
アルフレド・スティグリッツ( (Alfred Stieglitz) 1864-1946

アメリカ近代写真の誕生
ドイツ留学から帰国したアルフレド・スティグリッツはアメリカの固有性に目覚め、写真芸術の確立を目指し、1902年にフォト・セッション(写真分離派)の運動を始めます。そして翌年、その機関紙である「カメラ・ワーク」を創刊しました。さらに、1905年にはニューヨークにギャラリー「291」を開設し新しい写真家や前衛的な美術家を紹介しました。

ピクトリアル写真との決別
「なぜ、1916年にニューヨーク州ポートケントで白いフェンスが立っているこの写真を撮ったのか?なぜなら、フェンスそのものが私にとって魅力的だったからだ、それは非常に生き生きとし、非常にアメリカ的で、その国の一部を非常によく体現していたのだ」フェンスという日常にありふれた題材を写したこの作品は、ピクトリアル写真から決別した画期的な写真であり、写真史において最も重要な写真の一枚となっています。
ポール・ストランド (Paul Strand) 1890-1976

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白いフェンス, ニューヨーク州ポートケント, 1916年
写真:ポール・ストランド
所蔵:京都国立近代美術館
©Aperture Foundation, Inc., Paul Strand Archive


グループf.64
1932年、ブレッド・ウエストン、イモジェン・カニンガム、アンセル・アダムスらによって「グループf.64」が結成されました。グループ名「f.64」は
大型カメラで手前から奥までをシャープに抽出できるレンズの最大絞り値「f.64」の由来しています。彼らは大型カメラの特性を生かした精緻な描写で、自然物が生み出すフォルムや広大な自然の景観を克明にとらえ、機械の眼を通して対象の本質に迫ろうとしました。
エドワード・ウェストン (Edward Weston) 1886-1958
ブレット・ウェストン (Brett Weston) 1911-1993
イモジェン・カニンガム (Imogen Cunningham) 1883-1976
アンセル・アダムス (Ansel Adams) 1902-1984

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ヌード, 1936年
写真:エドワード・ウェストン
所蔵:京都国立近代美術館
©Center for Creative Photography, Arizona Board of Regents

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貝, 1927年
写真:エドワード・ウェストン
所蔵:京都国立近代美術館
©Center for Creative Photography, Arizona Board of Regents

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月とハーフドーム, ヨセミテ・ヴァレイ, 1960年
写真:アンセル・アダムス
所蔵:京都国立近代美術館
©The Ansel Adams Publishing Rights Trust
 
多様な写真表現
1940年代に入ると、アメリカの写真家はさらなる展開を迎えます。スティグリッツやウェストン、アダムスら、先駆者たちの影響を受けた写真家たちは、ファインプリントと呼ばれる美しい銀塩プリントの伝統を受け継ぎつつ、超越的なものに主題を求め、さらに独自の世界を深めていきました。
マイナー・ホワイト (Minor White) 1908-1976
ウィン・バロック (Wynn Bullock) 1902-1975
アーロン・シスキン (Aaron Siskind) 1903-1991
ハリー・キャラハン (Harry Callahan) 1912-1999


(HPの解説)
 本展は、京都国立近代美術館の協力を得て、同館所蔵の写真コレクション「ギルバート・コレクション」より、「近代写真の父」と称されるアルフレッド・スティーグリッツをはじめ、イモジェン・カニンガム、エドワード・ウェストン、アンセル・アダムス、ハリー・キャラハンら、アメリカ近代写真を代表する10人の写真家たちによる珠玉の写真作品、約70点を一堂に展示いたします。
 ギルバート・コレクションは、米国シカゴ在住のアーノルド&テミー・ギルバート夫妻が約20年間にわたり収集した世界屈指の写真コレクションです。1986年、その膨大な写真コレクションの中から精選された1,050点が京セラ株式会社によって購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈されました。同コレクションの最大の特徴は、1930年代から50 年代のいわゆる近代写真の巨匠たちによる充実した作品群にあります。また、ニュー・バウハウス(シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン)の写真家たちによる作品を豊富に有している点においても特に優れており、内容、質ともに大変価値の高い写真コレクションとなっています。
 ギルバート・コレクションのまさに至宝というべき傑作の数々は、アメリカの近代写真の表現と歴史を、直に現代に伝えるものです。巨匠たちが追求し、その頂点を極めたオリジナル・プリントを通じて、現代の写真表現の源流を再認識し、写真表現の本質とは何か、これからの時代における写真の可能性がどこにあるのかを見つめ直すきっかけになれば幸いです。

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2018.11.19

生誕110年 東山魁夷展

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生誕110年 東山魁夷展は、
国立新美術館で開催されています。


会期 2018年10月24日(水)~12月3日(月)


開催期間が短いということもあるのでしょうか?唐招提寺御影堂障壁画再現展示に惹かれてでしょうか?
展示会場は混んでいました。
東山魁夷の作品は見る機会が多いですよね、あの美術館で何度も観たなんていう作品も展示されていましたが・・・

鑑真が見たであろう日本の風景を抽出した《山雲》(山の代表)を上段の間床及び違い棚の張付絵と襖に、《濤声》(海の代表)を宸殿の間襖絵にそれぞれ描いた。
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《唐招提寺御影堂障壁画 濤声》昭和50(1975)年

《山雲》も素晴らしい作品です、是非会場でご鑑賞を・・・・

和上の御厨子を取り囲むように設置される松の間には、出身地である揚州の風景を襖に描いた《揚州薫風》を、両端にあたる梅の間と桜の間には第五回渡航に失敗した和上が一年間滞在した桂林の風景を描いた《桂林月宵》と中国の景勝地を代表する黄山の風景を襖に描いた《黄山曉雲》をそれぞれ配し、御厨子内部に、和上が初めて立った日本の土地である鹿児島の秋目浦を描いて《瑞光》と題した。(図録から引用)

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《唐招提寺御影堂障壁画 揚州薫風》昭和55(1980)年

《桂林月宵》《黄山曉雲《《瑞光》》も素晴らしい作品です、是非会場でご鑑賞を・・・・

展覧会の構成は以下の通りです。
1章 国民的風景画家
2章 北欧を描く
3章 古都を描く・京都
4章 古都を描く・ドイツ、オーストリア
5章 唐招提寺御影堂障壁画
6章 心を写す風景画


日本中を写生して回り、写生地の特徴を残しつつも普遍化された作品は郷愁を誘います。「国民的風景画家」といわれた所以です。
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《残照》昭和22(1947)年 東京国立近代美術館

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《道》昭和25(1950)年 東京国立近代美術館

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《秋翳》 昭和33(1958)年 東京国立近代美術館

日本の代表的な古都である京都・・・急速に失われつつあるかつての姿を画面に描き止めるよう川端康成に勧められたこともあって制作に着手しました。
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《花明り》昭和43(1968)年 株式会社大和証券グループ本社

東山魁夷作品の中で、欧州の町中の景色を描いた作品はあまり印象に残っていなかったので・・・良い作品ですね。東山魁夷の絵になっていますね。
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《晩鐘》昭和46(1971)年 北澤美術館

長野県茅野市の蓼品高原の御射鹿池、高濃度の酸性のため苔しか生息できない人口のため池の風景に空想の白馬を描き込んでいます。 東山魁夷の大人気シリーズ「白い馬の見える風景」の中の一作。
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《緑響く》昭和57(1982)年 長野県信濃美術館 東山魁夷館

82歳のとき、1975年パリとケルンで、唐招提寺障壁画展覧会のため秋から冬にかけてドイツに滞在したときに見かけた風景をもとに描いた作品。
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《行く秋》平成2(1990)年 長野県信濃美術館 東山魁夷館


展覧会概要(HPから)
情感にみちた静謐な風景画により、戦後を代表する国民的日本画家と謳われてきた東山魁夷(1908-99年)。東山の生誕110周年を記念する本展覧会は、東京では10年ぶりとなる大規模な回顧展です。
横浜に生まれ、東京美術学校を卒業した東山は、昭和8年(1933年)にドイツ留学を果たし、後の画業につながる大きな一歩を踏み出しました。しかしその後、太平洋戦争に召集され、終戦前後に相次いで肉親を失うなど、苦難の時代を過ごしました。どん底にあった東山に活路を与えたのは、自然が発する生命の輝きでした。昭和22年(1947年)に日展で特選を受賞した《残照》の、日没の光に照らされて輝く山岳風景には、当時の東山の心情が色濃く反映しています。
東山の風景画の大きな特色は、初期の代表作《道》(1950年)が早くも示したように、平明な構図と澄んだ色彩にあります。日本のみならず、ヨーロッパを旅して研鑽を積んだ東山は、装飾性を帯びた構図においても自然らしさを失わず、青が印象的な清涼な色彩の力も駆使し、見る者の感情とも響きあう独自の心象風景を探求し続けました。
本展覧会では、完成までに10年の歳月を費やした、東山芸術の集大成とも言える唐招提寺御影堂の障壁画を特別に再現展示します。20世紀とともに生きた東山の創作の全貌を、壮大な障壁画を含む約70件の名品によってご堪能ください。

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2018.11.17

─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展

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─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展は、
箱根ガラスの森美術館で開催されています。

会期 2018年4月28日(土)〜11月25日(日)


この展覧会は写真撮影可です。(条件あり)
以下の写真の中には、作品名などを記載していないものがあります。
私の記録漏れです、悪しからず。

チラシに使われている「風にそよぐグラス」
展示会場には、風にそよぐ様子の動画が放映されています。
何とも危うい不思議な光景です。
この作品は、現在の技術をもってしても再現できないそうです!

「風にそよぐグラス」シリーズは、1895年の第一回ヴェネチア・ビエンナーレと共に開催された展覧会に初めて展示され、人々の大きな関心を集めた。「風にそよぐグラス」は、ジュゼッペ・バロヴィエールにより1985年頃に数点実験的に制作された。(キャプションより)
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風にそよぐグラス

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風にそよぐグラス

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《ジュゼッペ・ヴァロヴィエールの肖像》 1893年 制作:ルイージ・ガスバリーニ


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《花装飾蓋付ゴブレット》ヴェネチア 1866~1872年頃もしくは1878年頃
デザイン:ジュゼッペ・ヴァロヴィエール

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《装飾水差》 19世紀 ヴェネチア デザイン:ジュゼッペ・ヴァロヴィエール

(HPの解説)
ガラス職人の一族バロヴィエール家は、15世紀に世界初の透明ガラスを発明したアンジェロから、19世紀に糸のように細い脚で自立するガラスの制作に成功したジュゼッペに至るまで、常にガラスの可能性に挑戦しヴェネチアン・グラスの発展に深く関わってきました。
本展では、バロヴィエール家の名工達が発明した数々の技法を紹介するとともに、世界でも現存数の少ない「風にそよぐグラス」や、日本初公開となるバロヴィエール家のコレクションを含め約80点を展示し、バロヴィエール一族の探究心に迫ります。


展覧会の構成は以下の通りです。
1章 ヴェネチアン・グラスの復活とバロヴィエール家
2章 エルコレ・バロヴィエールの新たなガラス表現への挑戦
3章 ヴェネチアン・グラスの礎を築いた父アンジェロと娘マリア・バロヴィエール


15世紀戦乱の影響で衰退したシリアのガラス工房に代わりヴェネチアはガラス産業の中心地となりました。
名工と言われたアンジェロ・バロヴィエールは数々のガラス製法を開発しました。
バロヴィエール家を中心にベネチアングラスは発展していきます。

(父アンジェロと娘マリア・バロヴィエール)
アンジェロやマリアの発明や研究はヴェネチアン・グラスの礎となり、その後の約3万色とも言われる色彩表現や、透明なガラスと乳白色ガラスを捻じり合せて作られる繊細優美なレース・グラス技法の発明につながり、豊かな装飾に彩られたヴェネチアン・グラスの黄金時代を築き上げました。(HPの解説から)
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レース・グラス蓋付容器 

東洋の白磁のような乳白ガラス、ラッティモ。
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点彩扁瓶 16世紀 ヴェネチア 乳白色ガラス 宙吹き 金彩 エナメル彩 彫刻の森美術館

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《ヴァロヴィエール・カップ》 15世紀末の作品の複製 1878年 ヴェネチア 制作;ヴェネチア・ムラーノ商会 

ーーー衰退期の19世紀ベネチアングラスを復活させたのがジュゼッペ・ヴァロヴィエール(肖像画の)です。---

(エルコレ・バロヴィエール)
1919年、アルティスティ・バロヴィエール工房に入ったエルコレは、父親のベンヴェヌートや叔父のジュゼッペたちのガラス技術を吸収し、指導的デザイナーとして新たなガラス表現の研究を行いました。(HPの解説から)
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《コリント》 1987年(1984年の複製) ヴェネチア バロヴィエール&トーゾ社
デザイン:エルコレ・バロヴィエール 宙吹き、モザイク・グラス ムラーノ・ガラス美術館 


宜しければこちらもご覧ください。

箱根ガラスの森美術館に行ってきました。 2018年10月


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2018.11.16

「スターライトガーデン2018」東京ミッドタウン

毎年毎年この時期になると何処もイルミネーションだらけで食傷気味?
でも、ちょっと気になると言うところでしょうか・・・

国立新美術館、TOTOギャラリー間、フジフイルムスクエアと巡って17時頃、帰り際に東京ミッドタウンイルミネーションを見てきました。

以下、東京ミッドタウン・クリスマスイルミネーションの解説から。

広大な芝生広場を彩るイルミネーション「スターライトガーデン2018」
東京ミッドタウンの冬の風物詩ともいえるイルミネーション。都心では貴重な約2,000㎡もの広さを誇る芝生広場がメイン会場となる「スターライトガーデン」は今年、約19万球のLEDに加えて、約100個の光るバルーンが初登場します。「宇宙」をテーマとした幻想的なイルミネーション空間を高さの違うバルーンが立体的に演出し、無数の星に包まれているような体験をお届けします。さらに演出は4つのシーン構成になっており、星々の誕生から、輝き、それらが爆発して星屑になるまでの宇宙の姿を表現します。


スマホで撮りました。
ピンぼけが気になります・・・予めご理解ください。
夜はむずかしいですね。
俯瞰した絵の方が良かったな~反省ばかり・・・

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2018.11.14

林原美術館所蔵 大名家の能装束と能面

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「林原美術館所蔵 大名家の能装束と能面」展は、
渋谷区立松涛美術館で開催されています。


会期 2018年10月6日(土)~11月25日(日)
    〈前期〉10月6日(土)~28日(日)
    〈後期〉10月30日(火)~11月25日(日)

岡山藩主池田家は二代藩主綱政の代になり能楽が盛んになりました。
この展覧会では、林原美術館が所蔵する、池田家伝来の能装束と能面、その他を紹介しています。

桃山時代の能装束。
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《白地草花模様縫箔》(重要文化財) 桃山時代
「肩裾肩」という、肩と裾に摸様の区画があるものは桃山時代に流行しました。花や葉は途中で糸の色を大きく変えており、これもこの時代の特徴です。摸様には菊や桐などの植物のほか波や貝も表され斬新です。白地には摺箔でたおやかな流水が描かれていますが一部後の補修がみられる。(キャプションの引用です)

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《紅白段雪持芭蕉摸様縫箔》 桃山時代(前期展示)

江戸時代の能装束
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《白地壽文字唐草模様袷法被》江戸時代 前期展示


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《浅葱紅白紅段桐唐草模様厚板》 江戸時代(後期展示)
浅葱色、白色、紅色と細かい段を鮮やかに色分けしています。段とみせかけて全体には桐唐草模様が織り出されています。私たちの想像する「江戸時代」という印象とは異なり、西洋的な色彩感覚と意匠のようにも感じられ、当時のデザイン感覚の斬新さや、面白さを伝えてくれます。(キャプションの引用です)

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《紺地立涌三巴摸様袷狩衣》 江戸時代(前期展示)

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《白地石畳花丸摸様縫箔》 江戸時代(後期展示)
石畳を表す正方形と花丸摸様の組み合わせが斬新な印象の装束です。丸と四角の対比も目をひきますが、丸くおさめられた四季折々の花模様のかわいらしさが装束に清廉さをもたらしています。これも女性の着物にみられた流行模様が能装束に影響を与えた一例です。(キャプションの引用です)

能面が15点展示されています。
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《弱法師》 江戸時代


中啓(前期・後期計10点展示)
閉じた状態で先が開いた(銀杏の葉のような)形をしているのが特徴の扇。
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《黒骨金地扇(童子扇)》(表) 江戸時代(後期展示)


鬘帯、腰帯の展示もあります。
鬘帯(かずらおび)
(鉢巻きのように、鬘の上から締めて、後ろで結んで垂らす帯)

(HPの解説)
室町時代に大成した能は、江戸時代に幕府の儀式として演じられるようになり、さらに武家のたしなみとして、演能に励む大名も多くいました。岡山藩主池田家は二代藩主綱政の代になり能楽が盛んになりました。舞に使われる能装束は、織や摺箔などの技法により、華やかに舞台を引き立てます。本展覧会では、岡山県の林原美術館が所蔵する、池田家伝来の能装束と能面を紹介します。「池田様(よう)」と呼ばれた繊細で優美、彩り豊かな能装束の世界をご堪能ください。

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この美術館にはよく行きます。
とてもくつろげる空間が大好きです。
松濤美術館は、建築家白井晟一の晩年の代表的な作品ともいわれています。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA


松濤美術館玄関


住宅街という地域性をかんがみ、外周の窓を最小限に抑え、中央吹抜部から採光する形状となりました。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA


松濤美術館 中央吹抜部の渡り廊下で撮影しました。
噴水があるのですが、この日は稼働していませんでした。

THETA.をクリックすると見やすくなると思います。


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2018.11.12

ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅

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「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」は、
町田市立国際版画美術館で開催されています。


会期 2018年9月15日(土)~11月18日(日)


この展覧会は「変化」をキーワードに、ヨルク・シュマイサーの初期から晩年まで50年に及ぶ創作の全貌を紹介しています。

私の作品を流れている主題は、変化―
人間に、物あるいは風景に、あるいは私に繰り返し起こった変化だ。版画がもつ可能性のうちで、最も魅力的なもののひとつがステートだ。版を刷り、さらに手を加え、変更し、また刷ってまた変える・・・。これはまるで変化の経過に応えるかのようなプロセスだ。
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変化Ⅱ 1984年 町田市立国際版画美術館

シュマイサーは1962年にハンブルク造形大学に入学し、パウル・ヴンダーリッヒのもとで版画とドローイングを学びました。アーティストの道を歩き始めると・・中東の考古学発掘にボランティアの記録画家として参加しています。

シュマイサーは技術の大切さも認識していました。
「芸術制作においては思考を展開することが本質であり、それを思い通りに表現できる技術を身に付けなくてはいけない」

そして、旅するアーティストでもありました。
ドイツに生まれ、日本に学び、オーストラリアを拠点に世界各地を旅し多くの作品を残しました。

1968年京都市立芸術大学に留学し四年半を京都で過ごします。
後に日本で知り合った日本人女性とオーストラリアで結婚しました。

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京都清水寺 「春・夏・秋・冬」の内の春 1979-80年 エッチング、アクアチント、ディープ・エッチング 個人蔵

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故宮への入口、北京981年 エッチィング、アクアチント、ソフトグランド 個人蔵

シュマイサーの作品には、記憶を留めるかの様に?文章と様々なフォルムが盛り込まれた作品があります。
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日記とエアーズ・ロック 1983年 エッチィング、アクアチント、ソフトグランド、フォト・エッチング ギャルリー宮脇

シュマイサーには貝や海藻などの「砂浜のかけら」、蕾、植物の芽(蕾)など、くりかえし描いたモティーフがあります。なかでもひとつひとつ記録された百個の蕾に日々の記憶が伴った《日記と百の蕾》はその集大成といえる作品です。(本展解説より)
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日記と百の蕾 1984年 エッチング、アクアチント 個人蔵

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炎 1988-89年 エッチィング、アクアチント、ソフトグランド 町田市立国際版画美術館

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ティクセ 1985年 エッチィング、アクアチント、ソフトグランド 個人蔵

《イルパラ海岸のかけら》連作は、シュマイサーが最後の情熱を注いだ連作です。版画に手彩色とドローイングを加え、少なくとも15点のバリエーションが制作されました。
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イルパラ海岸のかけら 2010-2011年 エッチィング、アクアチント、ソフトグランド、ドライポイント、水彩、グワッシュ、鉛筆 個人蔵


展覧会の構成は次の通りです。
I. 変化へのまなざし
II. 旅
III. 日記と「小さなもの」
IV. 連作―変化を追う
V. 変化を創る

(HPの解説)
世界を舞台に活躍したアーティスト、ヨルク・シュマイサー。ドイツに生まれ、日本に学び、オーストラリアを拠点に各地を旅した彼は、その経験を美しい多色刷り銅版画で描いた「旅する版画家」です。その足跡は京都やヴェネツィアなどの古都、中東やアジアの遠隔地、数千万年かけ形成されたオーストラリアの岩山、そしてついには南極にまで及んでいます。世界を巡るその旅を180点の作品で追体験してみませんか。2012年の逝去後初となる本格的な回顧展です。

この展覧会は写真撮影可です。(条件あり)

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2018.11.09

京都・醍醐寺 ―真言密教の宇宙―

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京都・醍醐寺 ―真言密教の宇宙―展は、
サントリー美術館で開催されています。


会期 2018年9月19日(水)~11月11日(日)
展示替えがあります。(ありました)


2014年に松涛美術館でリニューアル記念として醍醐寺展が開催されました。
このときは「絵因果経」一括展示が目玉だったような記憶があります。
「絵因果経」今回のサントリー美術館では展示されていませんが、巡回する九州国立博物館で展示するようです。

この展覧会の展示リストには「九州国立博物館会場のみ」という但し書きが結構あります。

夫々の美術館によって展示スペース等諸条件が違いますから、展示品も違ってきますね。


この展覧会では、チラシの《如意輪観音像》が人気ですが・・・
《薬師如来坐像および両脇侍像》が目立ちます。4階から降る階段途中で遠目で鑑賞、さらに近寄って熱心に鑑賞される方がおられます。
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国宝《薬師如来坐像および両脇侍像》 平安時代10世紀

空海の弟子にして醍醐寺の開祖聖宝、中興の祖義演、秀吉と醍醐の桜・・・醍醐寺の歴史を概観し、仏像、書跡、絵画、法具を展示して、真言の教えとは、その方便の一端を知ることができます。

展覧会の構成は次の通りです。
第一章 聖宝、醍醐寺を開く
第二章 真言密教を学び、修する
第三章 法脈を伝える―権力との結びつき―
第四章 義演、醍醐寺を再びおこす


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眼の表現など、あまり類例を見ない個性的な五大明王像ですね。
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重要文化財《五大明王像》 平安時代 10世紀

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《五大明王像》の内《不動明王像》

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国宝《五大尊像》のうち《不動明王像》 鎌倉時代12~13世紀 展示期間9月19日~10月15日

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国宝《文殊渡海図》 鎌倉時代13世紀 展示期間10月17日~11月11日

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重要文化財《醍醐花見短冊》 安土桃山時代 慶長3年  

豊臣秀吉の愛用品と伝わる金天目
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《金天目・天目台》桃山時代 16世紀 
天目/木胎‣金板   天目台/金鍍金

(HPの解説)
聖宝(832~909)によって開かれて以来、真言宗醍醐派の総本山として、常に歴史の表舞台で重要な役割を果たしてきた名刹です。真言密教のうちでも加持祈禱や修法など実践を重視する寺として発展したことで、その本尊となる彫刻や絵画、修法で用いる仏具など、開創期からの本格的な密教美術の数々が伝わります。また、修法の次第や方法、本尊の図像についての記録、各時代の為政者からの帰依を表す文書などは7万点近くに及ぶもので、国宝「醍醐寺文書聖教」として醍醐寺の繁栄の歴史を伝えています。 
本展は国宝・重要文化財に指定された仏像や仏画を中心に、濃密な密教美術の世界をご体感いただくとともに、普段は公開されない貴重な史料・書跡を通じて、平安時代から近世にいたる醍醐寺の変遷をたどるものです。なかでも、中尊が2メートル近くの像容を誇る国宝《薬師如来および両脇侍像》や優麗な重要文化財《如意輪観音坐像》、迫力の重要文化財《五大明王像》は醍醐寺の信仰を象徴するとともに、平安彫刻の白眉に数えられるもので必見です。また、安土桃山時代に豊臣秀吉が行った有名な「醍醐の花見」に関する品々や、三宝院の襖絵、俵屋宗達による絵画など、醍醐寺をめぐる華やかな近世美術もご覧いただきます。
2016年、中国の上海博物館(上海)と陝西歴史博物館(西安)で初の醍醐寺展が開催され、広く好評を博しました。本展は中国での展覧会開催を記念するもので、開創以来千百年余にわたって醍醐寺に護り伝えられてきた品々をその歴史を追想しながら鑑賞することができる貴重な機会となります。

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THETA.をクリックすると見やすくなると思います。


サントリー美術館 京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-
InternetMuseum

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2018.11.06

箱根彫刻の森美術館に行ってきました。 2018年10月

10月下旬に箱根彫刻の森美術館に行ってきました。

いつでも行けると思っていると、なかなか行かないものです。
美術館の周辺を車で通過することもあったのですが・・・今回初めて行きました。

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平日に行ったのですが、外国人観光客も含めて大勢の鑑賞客が訪れていました。

古今東西の名だたる彫刻家の作品が広々とした丘陵地に点在しています。

展示作品は勿論、展示場所の芝もきれいに整備されています。

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天気のいい日には、この芝生にシートを敷いて、作品に囲まれて、のんびりしたいな~なんて思ってしまいますが・・・そこは、だめです。
あくまでも展示環境ですから、作品の横で花見気分は・・他の鑑賞者には目障りですよね。

あちらこちらにあるベンチでの飲食は可能です。
要望の良いレストランでの食事もお勧め。。

「箱根彫刻の森美術館に行ってきた人」の感想で、よく聞くのは「もっと時間をとればよかった」というものです。

屋外に点在する彫刻を見て回るのも楽しいのですが、「ピカソ館」「本館ギャラリー」「緑陰ギャラリー」「アートホール」等の室内展示での充実した作品(内容)にはちょっと驚きました。
緑陰ギャラリーでは写真撮影もできました。

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ピカソ館 外観

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緑陰ギャラリー 20世紀の彫刻御レクション 展示風景

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緑陰ギャラリー 20世紀の彫刻御レクション 展示風景

本館ギャラリーでは「彫刻 ムーアとロッソを中心に」が開催されていました。


家族連れ、子供には「シャボン玉のお城」と「ネットの森」が大人気です。
子供たちの楽しそうな声が響きます。
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しゃぼんだまのお城 外観

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ネットの森 外観

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ネットの森 内部

足湯もありますよ。
チョット温めでしたが!
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内容が充実していて楽しい美術館です。
出来れば晴天の日に時間の余裕(3時間以上かな~)を持って行かれることをお勧めします。

まとめ(動画と静止画がまじっています)


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2018.11.03

全員巨匠!フィリップス・コレクション展

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全員巨匠!フィリップス・コレクション展は、

三菱一号館美術館で開催されています。


会期 2018年10月17日(水)〜2019年2月11日(月・祝)


フィリップス・コレクション館長のドロシー・コシンスキーさんは「表現的で色彩豊かな絵画を好んだフィリップス」と仰っています。

この展覧会は、基本的にコレクションの取得年順に展示されていますが、並べ方にも工夫を凝らしています。
三菱一号館美術館で行われる展覧会の魅力の一つが、赤レンガ造りの建物の内装と展示作品の調和ですね。

この美術館で一番広い展示室に・・・
ピエール・ボナールの作品2点とパウルクレーの作品が並べられています。
この配置の意図は、色彩からの連想でしょうか・・・・
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展示風景

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ピエール・ボナール 《棕櫚の木》 1929年 油彩/カンヴァス

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パウル・クレー 《養樹園》 1926年 油彩/ジェッソで下処理の施されたカンヴァス

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ピエール・ボナール 《開かれた窓》 1921年 油彩/カンヴァス

同じフロアにはゴヤとピカソの作品が並べられています。
三角形の構図が画面に安定感をもたらしています。(構図を意識した展示(並べ方)ですね)
(右横のピカソ作品は撮影禁止でした)
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フランシスコ・デ・ゴヤ《聖ペテロへの悔恨》 1820-24年頃 油彩/カンヴァス

一例を挙げましたが、この展覧会の楽しみ方の一つでもあります。
展示方法の意図を読み取りながら鑑賞するのも楽しいと思います。

全員巨匠!とタイトルにあるように・・・
この他にも見入ってしまう作品が満載です。
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エドガー・ドガ《稽古する踊り子》 1880年代はじめ-1900年頃 油彩/カンヴァス

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ポール・セザンヌ 《ザクロと洋梨のあるショウガ壺》 1893年 油彩/カンヴァス

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フィンセット・ファン・ゴッホ 《道路工夫》 1889年 油彩/カンヴァス

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ジャン・シメオン・シャルダン 《プラムを盛った鉢と桃、水差し》 1728年頃 油彩/カンヴァス

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ドミニク・アングル 《水浴の女(小) 1826年 油彩/カンヴァス

ちなみに三菱一号館館長高橋明也さんのお勧め作品はドラクロアの作品です。
馬の動感表現が素晴らしい作品です。
(以下HPから)
本展について私が特筆したい点の一つが、ドラクロワの《海からあがる馬》を皆様にお見せできることです。今年4月からパリで開催されたドラクロワ展にも出品されていましたが、改めて「これは画家晩年の傑作だ」と実感しました。
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ウジェーヌ・ドラクロア 《海からあがる馬》 1860年 油彩/カンヴァス

写真は主催者の特別の許可を頂いて撮影したものです。


展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 1910年代後半から1920年代
第2章 1928年の蒐集
第3章 1930年代
第4章 1940年前後の蒐集
第5章 第二次世界大戦後
第6章 ドライヤー・コレクションンの受け入れと晩年の蒐集
第7章 ダンカン・フィリップスの遺志 

ミュージアムショップには、1927年のフィリップコレクションメインギャラリーを模したドールハウスが展示されていますので、こちらも見逃さないように・・・・
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(HPの「本展の見どころ」から)
米国で最も優れた私立美術館の一つとして知られるワシントンのフィリップス・コレクションは、裕福な実業家の家庭に生まれ、高い見識を持つコレクターであったダンカン・フィリップス(1886-1966)の旧私邸であった場所に位置しています。2018年には創立100周年を迎えます。1921年にはニューヨーク近代美術館よりも早く、アメリカでは近代美術を扱う最初の美術館として開館しました。フィリップスの常に鋭い取捨選択によって、コレクションの中核をなす作品群はいずれも質の高いものばかりです。本展では、この世界有数の近代美術コレクションの中から、アングル、コロー、ドラクロワ等19世紀の巨匠から、クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの秀作75点を展覧します

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2018.11.01

観てきた展覧会備忘録 2018年10月

京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―
会期 2018年9月19日(水)~11月11日(日)
サントリー美術館


愛について アジアン・コンテンポラリー
会期 2018年10月2日(水)~11月25日(日)
東京都写真美術館


エキゾティック×モダン
アール・デコと異境への眼差し
会期 2018年10月6日(土)〜 2019年1月14日(月・祝)
東京都庭園美術館


松尾敏男展(会期終了)
会期 2018年9月8日(土)~10月14日(日)
横浜そごう美術館


日本画の挑戦者たち―大観・春章・御舟―
会期 2018年9月15日(土)~11月11日(日)
山種美術館


仙厓礼讃(会期終了)
会期 2018年9月15日(土)~10月28日(日)
出光美術館


横山華山展
会期:2018年9月22日(土)-11月11日(日)
東京ステーションギャラリー


特別展 京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ

会期 2018年10月2日(火) ~ 12月9日(日)
東京国立博物館


100周年記念プロジェクト「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 
会期 
1st:2018年10月19日(金)~12月26日(水)
2nd:2019年1月16日(水)~3月17日(日)
資生堂ギャラリー


開館15周年 特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ
会期 2018年9月29日(土) ~12月9日(日)
パナソニック汐留ミュージアム


見ることは信じること
会期 2018年10月5日(金) ~11月4日(日)
ポーラ ミュージアム アネックス


海を渡ったニッポンの家具
-豪華絢爛仰天手仕事-
会期 2018年9月6日(木) ~11月24日(土)
LIXILギャラリー


─奇跡のガラスを生んだ─ 華麗なるバロヴィエール一族展
会期 2018年4月28日(土)〜2018年11月25日(日)
箱根ガラスの森美術館


箱根彫刻の森美術館にも行ってきました。

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