ゴードン・マッタ=クラーク展
ゴードン・マッタ=クラーク展は、
東京国立近代美術館で開催されています。
会期 2018年6月19日(火)~ 9月17日(月・祝)
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35歳で夭折した ゴードン・マッタ=クラーク(1943-78)、1970年代のニューヨークを中心にした10年足らずの活躍でした。
この展覧会、1970年代というのが一つのキーワードかも知れないですね。
彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200点が展示されていて、しっかり見るとなると時間を要します。
この展覧会は、撮影可(条件あり)ですので・・・私もスマホで撮ってきました。
代表作、建物の一部を切り取る「ビルディング・カット」シリーズのなかのいくつかは他の美術館の大型ビジョンで既に見ていますが・・・・今回の回顧展で、さらに全体像への理解が進みました。
オフィス・バロック 1977年
エルネスト・ヴァンン・ダイク埠頭1番地(アントワープ、ベルギー)で行われた「ビルディング・カット」作品。
オフィス・バロック 1977年
ゴードン・マッタ=クラーク財団、デイヴィド・ツヴィルナー ニュ-ヨーク/ロンドン/香港
オフィス・バロック模型(縮尺1:8)(部分)
2018 段ボール 早稲田大学建築家小林恵吾研究室
写真と模型を比較しながら鑑賞すると、よりリアルに感じることができるかも・・・・
《スプリッティング》1974年 ゴードン・マッタ=クラーク財団&デイヴィッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)蔵
電動のこぎりなどを使って取り壊し予定の家を真っ二つに切進んでで行きます。
その過程を記録した映像が流れいます。
また、鑑賞ツアーの様子も他のビデオで放映。
ビルをカットする過程(事前計画も含めて)のビデオ、カット後に撮った写真の構成展示も含めた作品で、発想そのものと作品のスケールに・・・・・何を感じ取るか?ですね。
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会場構成のコンセプトは「プレイグラウンド(公園)」。
70年代ニューヨークの雰囲気を意識した構成になっています。
展示空間も良くできていて楽しめました。
展覧会の構成は次の通りです。(このタイトルで展示作品を想像するのは無理ですね)
・ミュージアム マッタ=クラークを展示する
・住まい 流転する空間と経験
・ストリート エネルギーの循環と変容
・港 水と陸の際
・市場 自然と都市の間
前庭に展示された《ごみの壁》
1970年にゴードン・マッタ=クラークによってオリジナルが作成され、その後、それぞれの土地で集められたごみを使って再制作が行われている作品《ごみの壁》。本展では、東京の街で集められたごみを使って、サイズ約180×180×60cmほどの作品を早稲田大学建築学科の学生と共同で制作しました。(HPから引用)
「ビルディング・カット」シリーズの段ボール模型も展示しています。
ツリーダンス(動画展示です)
木の上で何日か過ごす予定でしたが、許可されず・・・
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