「世界を変えた書物」展
「世界を変えた書物」展は、
上野の森美術館で開催されています。
(入場無料)
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会期 2018年9月8日(土)~9月24日(月・祝)
理学、工学、建築などの初版本をこれだけ大量に展示している展覧会は初めて見ました。
素晴らしい経験ができました。
ユークリッド、アリストテレス、コペルニクス、ケプラー、、ガリレオ、ニュートン、デカルト、ライプニッツ、オイラー、ホイヘンス、、フランクリン、ボルタ、アンペール、オーム、ファラデー、エディソン、ベル、ヘルツ、サイフォン、ベルヌーイ、マクスウェル、ローレンツ、レントゲン、キューリー、湯川秀樹、アインシュタイン、ダーウィン、フレミングなど・・・・・
どうでしょう・・・何をした人だったかな~
心配いりません、ミニ解説付きです。
この様な展示が、いつでも見ることができる環境があると素晴らしいな、と思いながら観てきました。
私、一様工学系の出身ですので、もうたまりません。
本展では、金沢工業大学 が所蔵するコレクション“工学の曙文庫”から
選りすぐられた稀覯書の数々を、展示公開しています。
―HPから―
“工学の曙文庫”というライブラリーがあります。金沢工業大学が“工学”の観点から、科学的発見、技術的発明の原典初版を収集した稀覯なライブラリーです。収蔵されているのは、グーテンベルクによって印刷技術が発明された15世紀以降の書物。古くはコペルニクスの『天球の回転について』からニュートンの『プリンキピア』、近年のものでは『スペースシャトル・チャレンジャー号の事故に関する調査委員会報告』までが収められています。このライブラリーはいわば、工学を志した全人類の叡智が静かに眠っている「知の森」なのです。
[世界を変えた書物]展、この展覧会は知の森で静かにその時を待っていた工学の叡智を、専門家のための資料という枠組みを超えて、広く一般に紹介することを目的に企画されました。専門家ではない一般の来場者が書物と出逢い、興味を抱きかつ理解しやすくするための展示の根幹を担ったのが金沢工業大学の大学院生・学部生たちです。膨大な蔵書の中から展示する書物を厳選、それらの書物同士の関係性がひと目でわかるような空間デザインを、担当教授とともに練り上げていきます。
この展覧会が、書物が湛える豊かな叡智への、出逢いと気づきのきっかけとなれば幸いです。
金沢工業大学
以下の展示構成です。
写真撮影可です(条件あり)。
会場風景などスマホで撮りました。
「知の壁」
「知の壁」展示会場風景
「書簡」
アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)
自筆研究ノート(年代不詳)
「建築書」
ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(1720-1778)
「古代ローマの廃墟及び建築物景観」ローマ、1748年、初版
「知の森」
「知の森」展示会場風景、2階に続きます。
1「古代知の伝承」
2「ニュートン宇宙」
ニコラス・コペルニクス(1473-1543)
「天球の回転について」ニュールンベルク、1543年、初版
アイザック・ニュートン(1642-1727)
「自然哲学の数学的原理(プリンキビア)」ロンドン、1687年、初版
3「解析幾何」
4「力・重さ」
クリスティアン・ホイヘンス(1629-1695)
「振子時計」、パリ、1673年、社販
5「光」
6「物質・元素」
ヒエロニムス・プルンシュヴィッヒ(1450-1512頃)
「真正蒸留法」ストラスブール、1500年、初版
7「電気・磁気」
8「無線・電話」
9「飛行」
ウルバー・ライト(1867-1912)
「航空実験」、シカゴ、1901年、初版
10「電磁場」
11「原子・核」
ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン(1845-1923)
「新種の輻射線について」ヴュルツブルグ、1895-1896年、初版
12「非ユークリッド幾何学」
13「アインシュタイン宇宙」
「東京展特別出展」
チャ-ルズ・ダーウィン(1809-1882)
「種の起源」ロンドン、1859年、初版
ブレーズ・パスカル(1623-1662)
「液体の平衡及び空気の質量の測定についての論述」パリ、1663年、初版
グレゴール・ヨハン・メンデル(1822-1884)
「植物―雑種についての研究」ブリュン、1866年、初版
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コメント
展示されていた「広島・長崎に対する原子爆弾の効果」の図像をTVで見た記憶があって、「あ〜これか」と思って・・・
NHKでは原爆特集を以前から放送していて「何故広島、長崎だったのか?」なども議論を呼びましたね。政治的、歴史的、科学者倫理的にも興味が尽きません。
投稿: 内田さんへ | 2018.09.24 13:32
「広島・長崎に対する原子爆弾の効果」について、先般NHKが米国で保存されている資料を基に、当事者(米国人)のコメントをいれながら、ドキュメント番組を放送してましたね。米国は日本人(被爆者)に目的(原爆の効果)を伝えずにインタビューと写真をかなり残していました。
投稿: 内田 | 2018.09.24 09:34
>「監修者によるミュージアムトーク」のビデオを見て、
正解ですよね、私は丹念にキャプションを読んで写真を撮って2Fに行たので、疲れてしまってビデオは長時間見ることができませんでした。座れなかったし!
色々な意味で真面目に勉強しておけばよかったな~と、つくづく感じた展覧会でした。
合衆国戦略爆撃調査団「広島、長崎に対する原子爆弾の効果」にも興味を持ちました。
投稿: 内田さんへ | 2018.09.24 07:58
今日(23日)11:00amに見に行ってきました。中々の込みようでした(若い人が多い)。最初に2Fで「監修者によるミュージアムトーク」のビデオを見て、興味のある書物だけ見ました。0302「驚くべき対数法則の記述」→計算尺の原点/ 0401「新科学」→3次元方程式/0404「新科学対話」→動力加速度/0405「振子時計」→ゼンマイ時計・遠心力/ 以下は昔苦しめられたので、じっくり見てきました。7.電気・磁気 8.無線・電話 10.電磁場 12.非ユークリッド幾何学 ☆展示会情報ありがとうございました。(アポロ11号月着陸交信記録も興味大でした)
投稿: 内田 | 2018.09.23 22:40
是非お出かけください。想像をはるかに超えた素晴らしい内容でしたよ。
会期末が近づいていますので、混雑しないといいのですが・・
私、ほぼ全点スマホで撮ってきました。
投稿: 内田さんへ | 2018.09.21 22:01
これは是非急いで見に行かねばなりませんね。貴重な情報を頂きました。ありがとうございます。
投稿: 内田 | 2018.09.21 20:58