「木島櫻谷 PartⅡ 木島櫻谷の「四季連作屏風」+近代花鳥図屏風尽し」
「木島櫻谷 PartⅡ 木島櫻谷の「四季連作屏風」+近代花鳥図屏風尽し」は
泉屋博古館で開催されています。
会期
2018年4月14日(土) - 5月6日(日)
PartⅠ 近代動物画の冒険に引き 続き行ってきました。
狭い?(失礼)展示空間が却って良かったのかもしれません。
「木島櫻谷作「四季連作屏風」は、琳派が流行した大正期、公家出身で古典をこよなく愛した住友春翠の審美眼にかなって、櫻谷に制作発注されたものだそうです。
中央に燕子花図、右に柳桜図 、左に菊花図 が展示されていて、それぞれの作品の前に椅子が置かれ置かれています。その椅子に座っての目線がちょうど良いです。
この展示空間は素晴らしいと思いました。
展示作品に近づいてみると、胡粉の使い方(厚塗り・・レリーフのような?)も興味深いです。
大阪茶臼山にあった住友本邸の大広間を飾った木島櫻谷作「四季連作屏風」のもう一点は、
雪中梅花図です。
菊花図 の左横に展示されています。
柳桜図 (部分)
大正6年 絹本金地着色・屏風 六曲一双
燕子花図 (部分)
大正6年 絹本金地着色・屏風 六曲一双
菊花図 (部分)
大正6年 絹本金地着色・屏風 六曲一双
雪中梅花図(部分)
大正7年 絹本金地着色・屏風 六曲一双
さらに、2点の屏風が展示されています。
竹林白鶴図(大正12年 絹本金地着色・屏風 六曲一双)と
秋草図 (大正12年 絹本金地着色・屏風 六曲一双)です。
金地に淡い色彩で描かれた秋の草花、その風景は夢のような美しさです。
木島櫻谷と同時代の画家の作品も素晴らしいものばかりでした。
展示作品の点数は少ないですが、その分、気が散らず?じっくり時間をかけて鑑賞できました。
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