人体―神秘への挑戦― 展
人体―神秘への挑戦― 展は、
国立科学博物館で開催されています。
会期 3月13日(火)~6月17日(日)
開催錚々、大変混雑しています。
混雑時には、整理券の配布を行っています。(観に行かれる方はHPで確認してくださいね!)
なるべく、土日(休日)は避けた方がよさそうです。
科博の特別展は撮影可であることが多いのですが、本展は、一部を除いて不可になっています。
また、ヒトの臓器標本が展示されています。
夫々の部位に分けて展示されていて、展示場所は壁で囲まれています。
希望者のみ列に並んで鑑賞することになっています。
ーーーHPの開催概要からーーー
ルネサンスより続く人体を理解するための努力の歴史を振り返りながら、人体の構造と機能を解説し、最先端の研究でどのように変わりつつあるのかを紹介します。
ご観覧に際して
本展覧会では、一部のエリアで、私たちの臓器の構造や機能を正しく知っていただくために、ヒトの臓器標本を展示しています。
なお、展示にあたりましては、ご希望の方のみご観覧いただけるよう配慮しております。ご希望されない方のご観覧は、ご自身の判断によりお控えください。
また、本展覧会では指定された場所以外での写真撮影は禁止です。ヒトの臓器標本の撮影も禁止です。
以上のことをご了承のうえ、ご来場くださいますよう、ご案内申しあげます。
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科博では定番ですが、NHKとのコラボ企画です。
各コーナーに置かれたディスプレーに高精細動画が流れていて分かり易く解説しています。
人体理解の歴史、科学の力(進歩)による人体理解の進化、視覚化、そして尽きることのない「不思議」・・・・・会場内には膨大な展示資料が・・・・老化した頭には詰込み切れませんした!
医学の進化はこれからも見逃せません。
以下に展覧会の構成を記します。
第一章 人体理解へのプロローグ
古代ヨーロッパの人体感
アルクマイオンとガレノス
ルネサンス期の解剖学の先駆け
モンディーノ・デ・ルッツイ
「万能の巨人」レオナル・ド・ダヴィンチ
レオナル・ド・ダヴィンチの「解剖手稿」
ウィンザー城王室コレクション所蔵のレオナルドダヴィンチの解剖図
ルネサンス期の人体感
近代解剖学の祖
アンドレアス・ヴェサリウス
16世紀の医学・解剖学者アンドレアス・ヴェサリウスの「ファブリカ」初版本 1543年 広島経済大学
解剖学の普及
パドヴァの解剖劇場
ワックスモデル
消化管のワックスモデル
ジュール・タルリッシュ 1876年 ブールハーフェ博物館
キンストレーキ
キンストレーキ(女性) 19世紀 福井市立郷土歴史博物館
ワックスモデルが高価であったため張り子製の人体模型を考案した。
先端技術で見る人体
ウィンザー城王室コレクション所蔵のレオナルドダヴィンチの解剖図
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第2章 現代の人体理解とその歴史
2-1 循環器系と泌尿器系
循環器系の概要
レオナル・ド・ダヴィンチが見た心臓の内景
顕微鏡の発見と毛細血管の発見
血液循環説を唱えた ウイリアム・ハーヴェイ
毛細血管を発見した マルチェロ・マルピーギ
ディヴィニ制作の複式顕微鏡
光学顕微鏡の発達と歴史
18世紀の複式顕微鏡
ミクロの世界を発見した アントニ・ファン・レーウェンフック
レーウェンフックの単式顕微鏡
レーウェンフックの観察した毛細血管
ブールハーフェ博物館とレーウェンフックの顕微鏡
心臓の構造と機能
循環器系の構造と役割
さまざまな動物の心臓の比較解剖
2心房2心室がお馴染みの人間の心臓は、両生類や爬虫類とは構造が異なるのだ。
開放血管系と閉鎖血管系
毛細血管の構造と機能
泌尿器系の概要
腎臓の構造と働き
尿の生成
腎臓による血圧の調整
さまざまな動物の腎臓の比較解剖
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2-2 神経系
神経系の概要
レオナル・ド・ダヴィンチ考えた脳の構造
「解剖手稿」より頭部断面、脳と眼の結びつき部分
1490-92年頃 ウィンザー城王室コレクション
進みゆく脳の理解
脳の神経線維模型 1893-1910年頃 ブールハーフェ博物館
神経研究のパイオニア カミッロ・ゴルジ
ニューロン説を唱えた サンチャゴ・ラモン・イ・カハール
日本の神経解剖学研究
日本の神経解剖学の草分け 布施現之助
萬年図譜の世界 萬年甫
中枢神経と末梢神経の形態
脳の構造
中枢神経:脳と脊髄
さまざまな動物の脳の比較解剖
ヒトの脳の進化
脳の中の人体地図を発見した ワイルダー・グレイヴス・ペンフィールド
アインシュタインの脳切片
1955年以降 新潟大学脳研究所
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2-3 消化器系と呼吸器系
消化器系の概要
レオナル・ド・ダヴィンチの観察した消化器系
「解剖手稿」より消化管と腎臓そして尿管部分
1506-08年頃 ウィンザー城王室コレクション
消化管の構造と役割
胃・小腸・大腸・肝臓・腎臓と脾臓、
さまざまな動物の消化器系の比較解剖
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呼吸器系の概要
呼吸の理解
呼吸の本質を解明した アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジェ
肺の構造と役割
さまざまな動物の肺の比較解剖
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2-4 運動器系
運動器系(骨と筋肉)の概要
骨格の構造と関節の役割
運動を起こす筋肉
ヒトの全身の筋肉
さまざまな動物の骨格
アクチンとミオシン
造血
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2-5 人体の発生と誕生
人体の発生の概要
ヒト胚の成長
ヒトの体内での成長
ヒトの成長
江戸時代の人骨に見るヒトの成長
同一人物(男性)の小学校1年生から高校1年生までの手の骨の成長の様子
同一人物(女性)の小学校1年生から中学3年生までの手の骨の成長の様子
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第3章 人体理解の将来に向けて
DNA の研究史
DNA ・遺伝子・ゲノム
ヒトとチンパンジーのゲノムの違い
縄文人のゲノムを読む
エビジェネティクス
哺乳類はどのように進化したのか・そしてヒトは
プロローグ神秘の巨大ネットワーク
NHK スペシャル
人体神秘の巨大ネットワーク
体 内美術館
腎臓の糸球体 ©甲賀大輔・旭川医科大学/日立ハイテクノロジーズ/NHK
国立科学博物館「人体 神秘への挑戦」展=ダビンチの手稿や臓器の実物も紹介
時事通信社/JIJIPRESS
ヒトの体の謎を解き明かす特別展「人体」国立科学博物館 NHKニュース
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