トーハクの一品(その5) 色絵牡丹図水差(仁清)
トーハク(東京国立博物館)にはよく行きますので、気になる一品を少しづつ投稿してみようと思います。
主にスマホで撮っています。
展示替えが行われますので、必ず展示されているわけではありません。
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平成館で開催中の「特別展 仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」は大人気で、連日入館待ちの行列ができているようです。
「本館4室 茶の美術」には京都洛西仁和寺の門前で御室窯を開いた野々村仁清の「色絵牡丹図水差」が展示されています。仁清作としては珍しい絵柄の作品です。
素晴らしい作品ですのでトーハク行かれる方はこの作品も是非観てきてくださいね・・・お勧めです。
また東京ミッドタウンのサントリー美術館では「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」が開催されていて、仁清作品の全体像が概観出来ます。
仁清がいかに多様な作品を手掛けてきたかがよくわかる展示です。
こちらもいい展覧会ですよ。
重要文化財 色絵牡丹図水差
仁清 江戸時代・17世紀 昭憲皇太后御下賜
17世紀前半、京都洛西仁和寺の門前で御室窯を開いた野々村仁清は、卓越した轆轤の技と色絵の技に、王朝趣味を加えて典雅で優美な世界を作り上げた。この作は珍しく中国的な窓絵の構図を取りながら、入念な色絵による牡丹図が和様の趣をもたらしている。
(展示品のキャプションから)
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