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2018.01.12

北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

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「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」展は、
国立西洋美術館で開催されています。

会期 2017年10月21日(土)~2018年1月28日(日)


北斎が如何にして西欧に伝えられ、浸透していったかの検証をプロローグとして、人物、動物、植物、風景、富士の各モチーフに分けて「モネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをふくめた西洋の名作約220点と、北斎の錦絵約40点、版本約70点の計約110点(出品点数は予定、会期中展示替えあり)を比較しながら展示します。(HPから)」・・・・展示しています。
単品だけでなく、富嶽三十六景などににみられる連作をセザンヌのサント=ビクトワール山の複数の作品に見たり。
さらに平面作品、彫刻、工芸等々の様々な作品に多大な影響を与えたことが分かります。

北斎が西欧に与えた衝撃と影響の拡がりにも驚き!
あらためて画狂北斎は凄いと・・・・

展覧会の構成は以下の通り。
第1章北斎の浸透
第2章北斎と人物
第3章北斎と動物
第4章北斎と植物
第5章北斎と風景
第6章北斎と富士


01
ポール・セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山》 1886-87年 油彩、カンヴァス
フィリップス・コレクション、ワシントンD.C. 

02
葛飾北斎 《冨嶽三十六景 駿州片倉茶園ノ不二》 天保元-4年(1830-33)頃 横大判錦絵 
オーストリア応用美術館、ウィーン 


03
エドガー・ドガ 《踊り子たち、ピンクと緑》 1894年 パステル、紙(ボード裏 打) 66 x 47cm 
吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)

04
葛飾北斎 『北斎漫画』十一編(部分) 刊年不詳 浦上蒼穹堂

05
メアリー・カサット 《青い肘掛け椅子に座る少女》 1878年 油彩、カンヴァス 
ワシントン・ナショナル・ギャラリー 

06
葛飾北斎 『北斎漫画』初編(部分) 文化11(1814)年 浦上蒼穹堂

07
ポール・ゴーガン 《三匹の子犬のいる静物》 1888年 油彩、板 
ニューヨーク近代美術館 

08
葛飾北斎 『三体画譜』(部分) 文化13(1816)年 
浦上蒼穹堂

09
フィンセント・ファン・ゴッホ 《ばら》 1889年 油彩、カンヴァス 
国立西洋美術館(松方コレクション)

10
葛飾北斎 《牡丹に蝶》 天保2-4年(1831-33)頃 横大判錦絵 
ミネアポリス美術館 

11
クロード・モネ  《陽を浴びるポプラ並木》 1891年 油彩、カンヴァス 
国立西洋美術館(松方コレクション)

12
葛飾北斎  《冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷》 天保元-4年(1830-33)頃 横大判錦絵 
ミネアポリス美術館 

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カミーユ・クローデル《波》 1897-1903年 オニキス、ブロンズ
ロダン美術館、パリ

13
葛飾北斎  《冨嶽三十六景 神奈川県沖浪裏 天保元-4年(1830-33)頃 横大判錦絵
ミネアポリス美術館 


HPの解説。
19世紀後半、日本の美術が、西洋で新しい表現を求める芸術家たちを魅了し、“ジャポニスム”という現象が生まれました。なかでも最も注目されたのが、天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その影響は、モネやドガら印象派の画家をはじめとして欧米の全域にわたり、絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸などあらゆる分野に及びました。
本展は西洋近代芸術の展開を“北斎とジャポニスム”という観点から編み直す、日本発・世界初の展覧会です。国内外の美術館や個人コレクターが所蔵するモネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをふくめた西洋の名作約220点と、北斎の錦絵約40点、版本約70点の計約110点(出品点数は予定、会期中展示替えあり)を比較しながら展示します。北斎という異文化との出会いによって生み出された西洋美術の傑作の数々を堪能しながら、西洋の芸術家の眼を通して北斎の新たな魅力も感じていただけることでしょう。

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