トーハクの一品(その1) 火事羽織
トーハク(東京国立博物館)は頻繁に訪れるのですが、特別展、企画展を観終わると疲労感があって、何時も平常展はさらっと流して観賞ということになります。
記録に残すこともめったにないので・・・・
気になった一品を少しづつ投稿してみようと思います。
スマホで撮っています。定期的に展示替えが行われますので、必ず展示されているわけではありません。
火事羽織
紺木綿地刺子人物摸様
江戸の町方では鳶職の人々が組体制で火消しの役割を果たした。
表は籠目摸様を型染にし、木綿地を刺し子にして防火を強化した。
無事鎮火したあかつきには、描絵摸様を見せて市中を歩いた。
衿には火消しの組名「平野」の文字を染める。
颯爽とした、鯔背(いなせ)な姿が想像できますね。
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火事羽織
猩々緋羅紗地波鯉摸様(抱き茗荷紋付)
江戸屋敷に在住する大名家では、男性だけでなく女性も、江戸の火事に備えて火事装束を整えた。
鮮やかな色の羅紗地に刺繍を施し、あるいは燻革(ふすべがわ)を用いた兜頭巾を着し、羅紗の羽織に織物の袴で登場。
火事場の活躍よりもむしろ火事装束の華やかさを競った。
火消しの様子を描いた浮世絵版画もありますね。
写真に撮った記憶がありますが・・・
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