「光りの教会」実物大再現(安藤忠雄展 挑戦)
国立新美術館で開催中の「安藤忠雄展 挑戦」展が人気です。
非常に練られた大規模展覧会で、インスタレーション的な意味でも楽しめる展覧会です。
私は、4時間以上かけてじっくり見てきました。体力的には疲れました!
安藤忠雄の本展への意気込みを表しているのが「光の教会」の再現ではないでしょうか。
勿論、皆さんカメラ持参で、あるいはスマホで撮影会の様相です。
私はスマホで・・・意識して暗めに撮りました。
以下、朝日新聞に掲載された「語る」内容の紹介です。
今回の展覧会は、全部自前です。
模型も図録も、自分たちで作った。
「光の教会」(大阪府茨木市、1989年)を原寸で再現したのも、面白い体験を、と思って。
厄介なことに、展示ではなく増築に当たると言うことで作業も建築費も余分にかかった。
元の建築は3500万円ぐらいだったのに今回は7000万円ぐらい。
これも、事務所の自前です。
どこまで馬鹿なことをするかの挑戦でした。
あの教会は、ローマのパンテオンや、ル・コルビジェ設計の礼拝堂をヒントにしてます。
光は、希望やから。
(中略)
(元の教会の)
壁の十字架にはガラスが入っていますが、最初はない予定だった。
風が入ってきて、冬は寒い。その時は身を寄せあって祈るのもいい。
でも、反対されて入れました。
だから、今回は最初の考え通り、ガラスを入れてないんです。
《風が抜け、寒さに耐える建築の提案。それは本人の生い立ちの故ともいえる。》
朝日新聞(2017年10月9日)
語る ―人生の贈り物―
光は、希望やから。
朝日新聞デジタル
光の教会、東京で再現 結婚式も 安藤忠雄さん個展
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