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2017.10.31

江戸の琳派芸術展

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江戸の琳派芸術展は、
出光美術館(東京)で開催されています。

会期 2017年9月16日(土)〜11月5日(日)


出光美術間では、16年ぶりとなる〈江戸琳派〉展です。
所蔵する抱一・其一の絵画作品がほぼすべて展示されています。
1館の所蔵品のみで、これだけの展示ができるのは、流石出光美術館、感心してしまいます。

はじめに、「夏秋草図屏風草稿」が、続いて「風神雷神図屏風」が展示されています。
草稿を観ることができたのは収穫でした。(過去に見た記憶は残っているのですが・・)

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風神雷神図屏風 酒井抱一 文政4年(1821) 出光美術館

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夏秋草図屏風草稿 酒井抱一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

「夏秋草図屏風」は、尾形光琳の「風神雷神図」の背面に、酒井抱一が後から描き入れたもので、現在は二つを分けてそれぞれ屏風の形になっています。(共に東京国立博物館蔵)
(今回展示の横に同様解説あり)

因みに、私のスマホの待ち受け画面は夏秋草図屏風(部分)です!


3章には唯一の肉筆浮世絵が展示されています。
抱一「遊女と禿図」と歌川豊春「芸妓と嫖客図」が並べられていて、豊春がらの受容がよくわかります。


4章の光琳、乾山、抱一、基一の立葵図の並列展示では各々の個性がよく判ります。(見比べることによって)
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立葵図 鈴木其一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

そして、抱一と、最近人気急上昇?の基一の作品をじっくり鑑賞できます。
基一作品の鮮烈な色づかいと大胆な構図、図案化したフォルム、抱一のいかにも洒脱な作風・・・あらためて見入ってしまいます。

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十二ヶ月花鳥図貼り付け屏風 酒井抱一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

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四季花木図屏風(左隻部分) 鈴木其一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

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蔬菜群虫図 鈴木其一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

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秋草図屏風 鈴木其一 江戸時代(19世紀) 出光美術館

光琳百図、光琳百図後編などの展示も含めて、江戸琳派の特徴とその魅力の全体像を実感できる展覧会です。

八ツ橋図屏風の前にある長椅子?に座って、皆さんじっくり鑑賞です。
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八ツ橋図屏風 酒井抱一 江戸時代 文政4年(1821) 出光美術館


展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 光琳へのまなざし ─〈江戸琳派〉が〈琳派〉であること
第2章 〈江戸琳派〉の自我 ─光琳へのあこがれ、光琳風からの脱却
第3章 曲輪の絵画 ─〈江戸琳派〉の原点
第4章 〈琳派〉を結ぶ花 ─立葵図にみる流派の系譜
第5章 師弟の対話  ─抱一と其一の芸術


HPの解説
この度、江戸時代後期に活躍した絵師・酒井抱一(さかい ほういつ 1761 - 1828)と、抱一門きっての俊才・鈴木其一(すずき きいつ 1796 - 1858)の絵画に注目した展覧会を開催いたします。
17世紀の京都に生まれ、華やかに展開した〈琳派〉の美術。19世紀に入ると、姫路藩主・酒井雅楽頭(さかい うたのかみ)家の次男坊として生まれた抱一が江戸の町でこれを再興、さらに其一をはじめとする抱一の弟子たちが、いっそうの洗練を加えました。いわゆる〈江戸琳派〉の誕生です。
若いころから遊里・吉原にあそび、俳諧や狂歌、そして浮世絵など、市井の文化に親しく触れた抱一は、30歳代なかばころより、尾形光琳(おがた こうりん 1658 - 1716)の作風に傾倒してゆきます。光琳の芸術を発見したことは、抱一の画業に最大の転機をもたらす一大事だったといえます。抱一は、光琳を隔世の師と仰ぎ、その表現を積極的に受容、みずからの絵画制作に大いに生かしましたが、それは一律にオリジナルの忠実な再現を目指したものばかりではありませんでした。光琳の芸術に真摯に向き合い、ときに大胆にそれを乗り越えようとする試みこそが、抱一をはじめとする〈江戸琳派〉の画家たちの、光琳に対する敬慕の証しであったといえるでしょう。
この展覧会では、王朝的な美意識に支えられた京都の〈琳派〉を受け継ぎつつ、江戸という都市の文化の美意識のもと、小気味よい表現世界へと転生させた〈江戸琳派〉の特徴とその魅力を紹介いたします。

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2017.10.29

天下を治めた絵師 狩野元信

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「六本木開館10周年記念展
天下を治めた絵師 狩野元信」は、
サントリー美術館で開催されています。

会期 2017年9月16日(土)〜11月5日(日)


今更・・・と言われそうですが、
「元信は「筆様」を整理・発展させ、真・行・草(しん・ぎょう・そう)の三種の「画体」を生み出した」という解説を参考に作品を観て「なるほど」と得心、これからの鑑賞に大いに役立ちそうです。
展示構成、解説を通じ、実に勉強になる、良い展覧会だと思いました。

元信は、さらにやまと絵の画題にも積極的に挑戦し顧客の様々な要求にこたえ続けていきます。

狩野派二代目の元信は何代にも続く狩野派の礎を築き、孫の永徳、その孫の探幽は今でも人気絵師ですね。

狩野派の勢力は絶大で、近所のお寺の天井絵なんかにもその作品を観ることができたりします。

大幅な展示替えがあります。前期に行ってきたので、展示期間終了(11月5日)までにもう一度行ってこようかなと思っています。


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四季花鳥図(旧大仙院方丈障壁画) 狩野元信 八幅 室町時代 16世紀 京都・大仙院


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禅宗祖師図(旧大仙院方丈障壁画) 狩野元信 六幅 室町時代 16世紀 東京国立博物館

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瀟湘八景図 狩野元信 四幅 室町時代 16世紀 京都・東海庵


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細川澄元像 狩野元信筆、景徐周麟賛 一幅 室町時代 永正4年(1507)賛 永青文庫


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酒伝童子絵巻 画/狩野元信詞書/近衛尚通、定法寺公助、青蓮院尊鎮 三巻 室町時代 大永2年(1522) サントリー美術館


展示構成は以下の通りです。
第1章 天下画工の長となる――障壁画の世界
第2章 名家に倣う――人々が憧れた巨匠たち
第3章 画体の確立――真・行・草
第4章 和漢を兼ねる
第5章 信仰を描く
第6章 パトロンの拡大

HPの解説。
狩野元信(1477?~1559)は、室町時代より長きにわたり画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目です。狩野派とは、血縁関係でつながった「狩野家」を核とする絵師の専門家集団であり、元信は始祖・正信(まさのぶ・1434~1530)の息子として生まれました。元信は極めて卓越した画技を持ち、その作品は歴代の狩野派絵師の中で最も高く評価されていました。また、工房の主宰者としても優れた能力を発揮した元信は、孫・永徳(えいとく・1543~90)や永徳の孫・探幽(たんゆう・1602~74)などへとつながる、それ以後の狩野派の礎を築きました。幕府の御用絵師となった狩野派は、日本絵画史上最大の画派へと成長していきますが、その繁栄は元信なくしては語れません。


狩野派の台頭を支えた大きな要因のひとつに、「画体(がたい)」の確立があります。従来の漢画系の絵師たちは、中国絵画の名家(めいか)による手本に倣った「筆様(ひつよう)」を巧みに使い分け、注文に応えましたが、元信はそれらの「筆様」を整理・発展させ、真・行・草(しん・ぎょう・そう)の三種の「画体」を生み出します。そして、その「型」を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にしました。襖や屛風などの制作時には弟子たちが元信の手足となって動き、様式として揺るぎ無い、質の高い大画面作品を完成させました。

また、父・正信は中国絵画を規範とする漢画系の絵師でしたが、元信はさらにレパートリーを広げ、日本の伝統的なやまと絵の分野にも乗り出します。濃彩の絵巻や、金屛風の伝統を引き継ぐ金碧画(きんぺきが)など、形状・技法の導入に加えて、風俗画や歌仙絵など、やまと絵の画題にも積極的に挑戦しました。とくに、それまでやまと絵系の絵師や町絵師が主導していた扇絵制作には熱心に取り組んでいます。

和漢の両分野で力を発揮し、襖や屛風などの大画面から絵巻や扇絵といった小画面にいたるまで、多様な注文に素早く対応することで、元信工房は多くのパトロンを獲得していきました。狩野派は元信の時代に組織として大きく飛躍したといえます。本展では、元信の代表作を中心に、その幅広い画業をご紹介します。また、元信が学んだ偉大な先人たちの作品も合わせて展示し、人々を魅了した豊かな伝統の世界を浮き彫りにします。

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2017.10.25

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」

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ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」は、

横浜美術館横浜赤レンガ倉庫1号館横浜市開港記念会館(地下)ほか、で開催されています。

会期 2017年8月4日(金)~ 11月5日(日)


今回はコンパクトにまとまった展覧会になりました。
嘗てのお祭り騒ぎは感じられません。

それでも、半日では見切れませんでした。
木下晋、畠山直哉等々の、お馴染みのアーティストの作品も多く展示されていました。

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木下晋 掌握 2011 

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畠山直哉 Territ #02607,2009

なんといっても目を引いたのは、
パオラ・ピヴィの 「芸術のために立ち上がらねば」などの作品。
「ふわふわ」は羽毛です。
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そして、トゥアン・アンドリュー・グエンの映像作品「The island」は、
過去のベトナム難民問題と神話、そして人類の生存と死、過去、現在、未来を往還する興味深い作品でした。
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さらに、映像と音楽のインスタレーション
ラグナル・キャルタンソンの「ザ・ビジターズ2012」はとても良い空間を作り出していて、片隅に座り込んで、映像を見、スピーカーから流れる音楽に聴き入っている方もいました。
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他にも良い作品は沢山あります。
以下にまとめてみました。

この展覧会は撮影できます(条件付き)
スマホで撮りましたが、焦点ボケ、ブレがあります、予めご了承ください。
明るいるレンズを付けたカメラを持っていけばよかった!

今回の開催趣旨は、次の通りです(HPから)
各種のセミナー、対話に参加することによって理解が深まる企画だと思いましたが、既に遅しでした。
観るだけでも、勿論楽しめました。

横浜トリエンナーレは、3年に1度開催される現代アートの国際展です。
タイトルの[島][星座][ガラパゴス]は、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワードです。
いま、世界はグローバル化が急速に進む一方で、紛争や難民・移民の問題、英国のEU離脱、ポピュリズムの台頭などで大きく揺れています。
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」では、「接続」と「孤立」をテーマに、相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えます。
本トリエンナーレでは、アーティストを厳選し、その多くが複数作品を展示することで、小さな個展群が緩やかにつながり、星座あるいは多島海を形作るように展覧会を構成します。また、幅広い分野の専門家が参加する公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」を通して討論を重ねます。視覚と対話の両面から深くテーマを掘り下げ、「議論」や「共有・共生」の機会となることを目指します。
先行きの見えない複雑な時代に、人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか。 多くの人々とともに考え、開国、開港の地・横浜から新たな視点を発信します。


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2017.10.21

- 日本人画家が描いた日本の植物 - フローラ ヤポニカ

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日本人が描いた日本の植物 フローラ ヤポニカ」は、
国立科学博物館の日本館1階企画展示室で開催されています。

会期 2017年9月12(火)~12月3日(日)

先月、そして今月も記録的な長雨ですね。
計画していた旅行も延期・・・

路傍に咲く花を探して散策する日が待ち遠しくなってきます。

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ボタニカルアートの展覧会は結構開催されていて、私は大好きです。
科博の日本館企画展示室でも、よく登場します。

画家によっては、背景も描き込んだ作品、単体で描いた作品等それぞれですが、個性があり楽しいものです。

写真では表現できない味わいが堪能できます。
散策中に見つけた花の絵が展示されていると何故か?嬉しくなります。
この企画展、もう一度行きたい!


HPの解説。
日本列島には約6,700種類の陸上植物が自生しています。そのうち約1,800種が、地球上で日本だけに生育している日本固有の植物です。一方私たちの祖先は、野生生物や古く海外から持ち込んだ植物をもとに、食卓や庭を彩る様々な栽培植物を育てあげました。こうした日本の豊かな植物多様性を日本人画家が描いた植物画作品展が、英国キュー王立植物園で2016年9月から2017年3月まで開催されました。本展ではこれらの作品から選んで展示します。また、英国で創刊され、世界の植物画家に大きな影響を与えた『カーティスのボタンカルマガジン』に掲載されたイラストレーションの中から幾つかの原画も展示します。これらの原画は、キュー王立植物園以外では世界で初めての展示となります。

日本人が描いた日本の植物

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キリ ⓒ石川美枝子

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ウンシュウミカン ⓒ冨澤香代子

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ホオノキ ⓒ小西美恵子


『カーティスのボタンカルマガジン』イラストレーション原画

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アサガオ ⓒKew collection

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特別展のついでに立ち寄るという程度に考えがちですが、日本館企画展示室の展示内容は、毎回とても充実しています。

科博の常設展(地球館・日本館)も1日中居ても飽きません、見切れませんね!

特別展 古代アンデス文明展も始まりました。


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2017.10.19

生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ

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「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。

会期 2017年9月16日(土)~11月12日(日)

この美術館に行く度に数点ずつ東郷青児の作品はチラ見(失礼!)してはいますが、まとめて観るのは久しぶりです。

八王子夢美術館で「東郷青児展 女性礼讃— 大正そして昭和を駆けたモダンボーイ」 と題した企画展が2010年上期に開催され、東郷青児美術館の作品48点が展示されました。
確か?由美かおるさんの素描があったような気がしてますが・・・

最近では、ホテルオークラのチャリティーイベントに《ナース像》という作品が出ていました。
昭和49年の作品ですが、今風なインパクトがあるな~?なんて思いました。
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ナース像 昭和49年(1974) 油彩/カンヴァス 日本赤十字社
(この展覧会には出展されていません)


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東郷は山田耕作との出会いから、山田がドイツから持ち帰った作品の中のからキュビズム、未来派などの欧州前衛芸術の知識を得ました。

そして公募展を始めてまもない第3回二科展(1916年(大正3年))に出品した《パラソルをさせる女》で二科賞を受賞します。19歳のときです。
以降、東郷は国内で最初期の前衛画家とみなされるようになります。
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《パラソルさせる女》 1916年 油彩、キャンヴァス 

1921年(大正10年)に渡仏。
7年間滞在し、生活のために働き続けながら欧州各国を訪れています。
未来派、ドイツ表現主義、アール・デコの環境下、ピカソ、ドュシャン、藤田などと交流します。
パリに腰を落ち着けた東郷は独自のスタイルの作品を模索し、確信を得た作品と自負する《サルタンバンク》を描きます。
ピカソに見せるも芳しい評価は得られなかったそうで・・・・
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《サルタンバンク》  1926年 油彩、キャンヴァス 

1928(昭和3年)に帰国。
帰国した年の二科展に滞欧作23点を特別陳列します。
それらの作品は新傾向と評され受け入れられます。
東郷作品は、まもなくサーカス、芸人から、時代を象徴する科学技術、スポーツやレジャーから取材した作品へと描くテーマが変わっていきます。
さらに、装丁、挿絵、デザインも多く手掛けるようになります。
私生活では、愛人との心中未遂事件や、宇野千代との同棲騒動で注目されることもありました。

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山の幸 1936年 油彩、キャンヴァス
シェラトン都ホテル大阪
展覧会場ではこの作品の隣に藤田嗣治の《海の幸》が展示されています。
当時、京都の丸物百貨店の大食堂に対をなすかたちで掲げられた作品です。

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東郷は二科会の再建に奔走するなか、
宇野千代と別れ、心中未遂事件相手の女性と再婚します。
東郷は仕事の範囲を益々拡げていきながら、
所謂、東郷様式と言われる「淡い色調の瞳と、筆跡を残さない滑らかな肌の女性」を多く手掛けるようになります。

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若い日の思い出 1968年 油彩、キャンヴァス
損保ジャパン日本興亜美術館

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「同時代の空気を描きたい」
後年まで、この考えのもと、制作し続けました。


展示構成は以下の通りです。

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第1章 内的生の燃焼 1915~1928年
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第2章 恋とモダニズム 1928~1930年代前半
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第3章 泰西名画と美人画 1930年代後半~1944年 
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第4章 復興の華 1945~1950年代
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記念撮影コーナー

(展示会場風景写真は主催者の許可を得て撮影しています)
スマホで撮りました。

(HPの解説)
二科会を中心に活動した洋画家・東郷青児(1897-1978)の生誕120年を迎えるにあたり、初公開のプライベートコレクションを含む貴重な作品を全国から集めた特別回顧展を開催します。日本で初めて「未来派風」と呼ばれた前衛的絵画から、構成美と抒情性を兼ね備えた代表作《サルタンバンク》を経て、戦後に広く親しまれた女性像まで、「東郷様式」と呼ばれたスタイルがどのように作られたのかをひもときます。
見どころは、藤田嗣治と対で制作した丸物百貨店の大装飾画など、これまで紹介される機会の少なかった1930年代の作品です。激動の時代に抜群の知名度を誇った画家の多彩な仕事ぶりを、美術作品約60点に出版物や写真などの資料をあわせて振り返ります。

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2017.10.16

運慶 興福寺中金堂再建記念特別展

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運慶展は、
東京国立博物館 平成館で開催されています。

会期2017年9月26日(火)~11月26日(日)

人気の展覧会ですので、混んでいます。
一日かけて運慶と向き合うというのはどうでしょうか?
トーハクの門外に出ない限り再入場できますので・・・

疲れたら展覧会場を出て、本館ソファーでゆっくり休むもよしですし、

こちらもお勧めです。
本館14室で開催されている「運慶展」関連展示
運慶の後継者たち―康円と善派を中心に
会期 2017年8月29日(火) ~ 2017年12月3日(日)

拙ブログ関連投稿はこちら

秋の庭園開放も行われます。
2017年10月24日(火) ~ 2017年12月3日(日)

そして再入場。
私が行った日は、16時30分頃(閉館時間30分前)になるととても空いてきました。
予めじっくり鑑賞したい作品を決めておいて・・この時間帯でそこに向かうといいですよ。

あくまでも私が行った日の状況下でのことですが・・・

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運慶作の仏像は現在31体とされていますが、その中の22体が上野トーハクに集合です。
(展示替えがあります)

特に興福寺北円堂を模した空間は圧巻です。
弥勒如来坐像(写真パネル展示)を背景にして右に無著菩薩立像、左に世親菩薩立像が置かれ、
そして四隅に四天王像が配置されています。
無著菩薩立像と世親菩薩立像は、人気仏像ランキングではトップクラスですね。
大振りな体躯に憂いを帯びて僅か俯く無著、その目は潤んでいるようにも見えます。
正面を見据えた弟の世親の面立ち。

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国宝 無著菩薩立像 運慶作
鎌倉時代 建暦2年(1212)頃
奈良 興福寺

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国宝 世親菩薩立像 運慶作
鎌倉時代 建暦2年(1212)頃
奈良 興福寺

老若男女、置かれた立場、その時の感情で、受け取る思いは異なるでしょうが、この菩薩像から全ての人が何らかのメッセージを感受するはずです。

四天王が 無著菩薩と世親菩薩を四方に立って守ります。
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国宝 四天王立像 
奈良時代 13世紀 奈良 興福寺


運慶の仏像の眼(玉眼)は同じものは無いとされます。
「目は心の鏡」運慶仏の魅力の重要要素ですね。
但し如来には玉眼は使わず彫眼の様です。
そこは分けているのですね。
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国宝 大日如来坐像 運慶作
平安時代 安元2年(1176) 奈良 円城寺
運慶の初期作品で師匠康慶(父親)の下で11か月をかけて作られた。
展示会場に入ると直ぐに展示されています。


八大童子立像はとてもリアルに作られていて、観ていて楽しくなります。
その表情、身体の動きが様々な想像に導いてくれます。
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国宝 八大童子立像 運慶作 
鎌倉時代 建久8年(1197)頃 和歌山 金剛峯寺


この毘沙門天立像はかっこいい~
力強い立派な体に、滑らかな肌を感じさせる美男子、この仏像も人気ですね!
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国宝 毘沙門天立像 運慶作
鎌倉時代 文治2年(1186) 静岡 願成就院


平安から鎌倉へと移り行く時代を背景に、貴族仏教から民衆も含めた大乗への変化の兆しの中、仏像に革命をもたらした運慶は、偉大なる仏師として、偉大な彫刻家として、現在の私たちに感動を与えてくれます。
素晴らしい展示空間に立ち去りがたい思いが募ります。

仏像はお寺で拝見するのが良いのでしょうが・・・360度全周を鑑賞できるのは展覧会展示の素晴らしいところですね。


第1章、第3章含めて慶派の全体像を体感することができるのも、この展覧会での収穫のひとつです。

展示構成は次の通りです。
第1章 運慶を生んだ系譜ー康慶から運慶へ
第2章 運慶の彫刻ーその独創性
第3章 運慶風の展開ー運慶の息子と周辺の仏師

HPの解説。
日本で最も著名な仏師・運慶。卓越した造形力で生きているかのような現実感に富んだ仏像を生み出し、輝かしい彫刻の時代をリードしました。本展は、運慶とゆかりの深い興福寺をはじめ各地から名品を集めて、その生涯の事績を通覧します。さらに運慶の父・康慶、実子・湛慶、康弁ら親子3代の作品を揃え、運慶の作風の樹立から次代の継承までをたどります。


東京国立博物館「運慶」展 第1章「運慶を生んだ系譜 ― 康慶から運慶へ」
InternetMuseum


東京国立博物館「運慶」展 第2章「運慶の彫刻 ― その独創性」
InternetMuseum


東京国立博物館「運慶」展 第3章「運慶風の展開 ― 運慶の息子と周辺の仏師」
InternetMuseum

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2017.10.13

「怖い絵」展

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「怖い絵」展は、
上野の森美術館で開催されています。

会期 2017年10月7日 (土) 〜 12月17日 (日)

先ず記しておきますが、この展覧会、開催当初から大人気で大変混んでいます。
ということで、早々とこんなメッセージがHPに載せられました。

好評につき土・日 開館時間延長いたします。
10月14日より土曜日9:00~20:00、日曜日9:00~18:00に開館時間を延長いたします。

私は平日に行ってきました。決して広いとは言えない会場内、場所によっては人との接触無しには歩けない程混んでいました。

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この展覧会が大人気の要因の一つは、チラシに使われている「レディ・ジェーン・グレイの処刑」でしょう。
この作品を見るだけに行ったとしても満足感を得られるはずです。それほどこの作品は圧倒的にうったえる力を持っています。

堂々とした体躯の執行人、その眼差し。
聖職者に導かれて自らの首を置く台を手探りする目隠しされた少女の動きが哀れで切ない。

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《レディ・ジェーン・グレイの処刑》
ポール・ドラローシュ 1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵

《中野京子著「怖い絵泣く女扁」より》
左に巨大な円柱があり、宮殿の一間とおぼしき場所で処刑が行われようとしている。その円柱にすがりつき、背中を見せて泣く侍女と、失神しかける侍女。
後者の膝に置かれたマントと、宝石類は、直前までジェーンが身に付けていたものだ。
斬首の際、邪魔になるので脱がねばばならなかった。

若き元女王は真新しい結婚指輪だけを嵌め、サテンの艶やかな純白ドレスは花嫁衣装のようでもあり、自己の潔白を主張するかのようでもある。
目隠しをされたため、首を置く台のありかがわからず手探りするのを、中年の司祭が包み込むように導こうとしている。

台には鉄輪がはめられており、動かないように鎖で床に固定されている。
ジェーンの身分を考慮した房付きの豪華なクッションが足元にあり、ここに腹這いとなって首を差し出すのだ。
床には黒い布が敷かれ、その上に血を吸うための藁が撒いてある。
若々しく清楚な白い肌のこの少女は、一瞬後には血まみれの首なし死体となって、長々と横たわっているのだ。
そこまで想像させて、この残酷な絵は美しく戦慄的である。

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中野氏は仰言います。
「絵は感じるよりも知った方が面白いですよ」
会場では、丁寧な解説を読みながらの鑑賞になります。
展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 神話と聖書 
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《オデッセウスに杯を差し出すキルケー》
ジョン・ウィリアム・ウォルターハウス 1891年 油彩・カンヴァス オールダム美術館蔵

第2章 悪魔、地獄、怪物
04
《悪夢》
ヘンリー・フューズリ 1800-10年頃 油彩・カンヴァス ヴァッサー大学 フランシス・リーマン・ロブ・アート・センター

第3章 異界と幻視
05
《そして妖精たちは服を持って逃げた》
チャールズ・シムズ 1918-19年頃 油彩・カンヴァス リーズ美術館蔵

第4章 現実
07
《切り裂きジャックの寝室》
ウオルター・リチャード・シツカート 1906-04年 油彩・カンヴァス マンチェスター美術館蔵

第5章 崇高の風景
06
《ドルバダーン城》
ジョセフ・マロード・ウイリアム・ターナー 1800年 油彩・カンヴァス ロイヤルアカデミー蔵

第6章歴史
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メデューズ号の筏(テアドール・ジェリコー作品の模写)
ジャック=エドゥアール・ジャピオ 1854年 油彩・カンヴァス ボルドー美術館蔵

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HPの解説(展覧会概要)
ドイツ文学者・中野京子氏が2007年に上梓した『怖い絵』は、「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画の場面を読み解き、隠されたストーリーを魅力的に伝える本としてベストセラーとなり多方面で大きな反響を呼びました。
同書の第一巻が発行されてから10周年を記念して開催する本展は、シリーズで取り上げた作品を筆頭に「恐怖」を主題とする傑作を選び出しテーマごとに展示します。

視覚的に直接「怖さ」が伝わるものから、歴史的背景やシチュエーションを知ることによってはじめて「怖さ」を感じるものまで、普段私たちが美術に求める「美」にも匹敵する「恐怖」の魅力を余すことなく紹介する、今までにない展覧会です。


HPの動画

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2017.10.12

上野動物園のニシゴリラのモモコが出産しました!

上野の森美術館に展覧会を観に行ったついでに?
上野動物園に寄り道しました。

大好きな「ゴリラの森」に行ったら・・・「おめでた」の張り紙ががありました!

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ニシゴリラ「モモコ」が、2017年10月9日9時22分ごろ、1頭を出産しました。


うわぁ~モモコと赤ちゃんのツーショット写真撮りたい!
とスマホで狙いを定め、待ち続けましたが・・・・・モモコは赤ちゃんを抱え込んだ状態で動く気配なし。

3時半過ぎに、後ろ姿だけ見せて畜舎に帰ってしまいました。

常連さんは「食事の時間に見ることができた」と言ってました。

シャンシャン(香香)とモモコの赤ちゃん(性別は未だわからない)が見られる日を楽しみに待ちます。

上野動物園ニュース

2017.10.10:ニシゴリラのモモコが出産しました!

の中に赤ちゃんの写真が載ってますよ。
可愛い!!


モモコは赤ちゃんを抱えて動きません。
お母さんの周りで遊んでいるのは、娘の「コモモ」(お姉ちゃん)と「モモカ」でしょうか。
お母さんに気を使って行動しています。
可愛くて!お利口ですね!


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2017.10.09

横濱ジャズプロムナード2017

スケジュールの関係で、今年、チケットは購入しませんでした。
8日(日)の午後数時間、街頭ライブを見て、聴いてきました。
何しろ、ホール、街頭、ジャズクラブを含めると、50か所程度で公演が行われます。
公演場所(地域)も広いですから、絞らないと・・・大変です。

まぁ、今年もみなとみらい、ランドマーク中心に見て聴いてきました。
小学生から大学生、高齢の方、老若男女の演奏家が集合。
技量も、演奏スタイルもそれぞれで、楽しいですよ。

プロの演奏は勿論楽しいですが、アマチュアバンドの演奏も毎年楽しみにしています。

以下、スマホで撮ってきました。

201705
運河パーク


201701
カップヌードルミュージアムパーク


201702
クイーンズパーク


201703
クイーンズサークル


20170104
ランドマークプラザ サカタのタネ ガーデンスクエア


静止画と動画が含まれています。
音量にご注意ください。

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2017.10.07

池田学展 The Pen―凝縮の宇宙―

20171001

「池田学展 The Pen―凝縮の宇宙―」は、
日本橋高島屋 8階 ホールで開催されています。

会期 2017年9月27日(水)~10月9日(月・祝)

あらゆる意味を含めて「気が遠くなるような・・・・」という表現が脳裏に浮かびます。
池田の作品は、1mmにも満たないペン先の線で下絵もなく只管描きつづけて出来上がります。
池田学の幼少期の作品から最新作品までを網羅した注目の展覧会です。

20171007


アメリカの美術館に滞在しながら3年かけて制作した新作「誕生」は縦3m×横4mの大作です。
東日本大震災がきっかけとなった作品ですが、そこには神羅万象、時空を超えた世界が詰まっています。
20171005
《誕生》部分 2013-2016年 紙にペン、インク、透明水彩 佐賀県立美術館


HPには、下記の但し書きがありました。
「池田学展 The Pen―凝縮の宇宙―」は、多くのお客様にご来場いただいており、終日大変混雑しております。ご入場までにお時間を頂戴しておりますので、あらかじめご了承ください。

皆さん、画面にへばりついてじっくり楽しんでいて、行列が動きません。
「じっくり楽しみたい」
皆さん同じ気持ちですね!
単眼鏡、双眼鏡、拡大鏡持参の方も見かけました。
私も単眼鏡持参でした。

細密も時空を超えた表現も、現代作家の作品にはよく見かけますが・・・池田学の作品は桁外れですね!


20171002
《興亡史》 2006年 紙にペン、インク  高橋コレクション蔵

20171003
《巌の王》(部分) 1998年 紙にペン、インク  おぶせミュージアム・中島千波館蔵

20171004
《Gate>》 2010年 紙にペン、インク 個人蔵

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2017.10.06

カズオ・イシグロ氏 文学賞(ノーベル賞)

Isiguro


朝日新聞朝刊一面に大々的に掲載されていますね!

「日の名残り」「わたしを離さないで」と、作品名が大きく記されています。
私は、この2作品しか読んでいませんが、素晴らしい小説です。

受賞理由は「人と世界のつながりという幻想の下に口を開けた暗い深淵を、感情豊かにうったえる作品群で描いてきた」とされた。

アカデミーのサラ・ダニウス事務局長は「ジェーン・オースティン」とフランツ・カフカをまぜるとカズオイ・シグロになる。そこにマルセル・プルースト少しだけまぜるとイシグロの作品になる。彼は非常に誠実な作家で、彼自身の美学の宇宙を作り上げた」とたたえた。

イシグロさんは英BBCの取材に「最高の栄誉。偉大なる作家たちの歩みに加わることを意味するからこそ素晴らしい表彰だ」と話した。

「とても不確実な時代に、もし私が何らかの前向きな空気を作ることができたとしたら、とても感動的だ」とも・・・


数年前「わたしを離さないで」映画化とともに、多くのメディアで取り上げられることがありました。

拙ブログにも関連記事を投稿しました。
よろしければご参考ください。

書店では、早速カズオ・イシグ本の平積みが始まるでしょうが、少し落ち着いたら他の作品んも読んでみようかな?


下記クリックで、投稿記事にジャンプします。

カズオ・イシグロ著 日の名残り

Hinonagori


映画(DVD) 日の名残り

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カズオ・イシグロ著 わたしを離さないで

Isigurowatasiwo


映画(DVD) わたしを離さないで

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2017.10.03

散策中に見かけた草花 (2017年9月)

写真はスマホで撮っていますが、9月に見かけた花はつぶらなものが比較的多く、焦点を合わせるのに苦労しました。スマホの限界を感じて、ある程度で諦めました。
三脚にマクロレンズの出番ですかね?
これからも、スマホで撮るつもりですが・・・・・

散策地域は限定的です。
過去に同様の花の写真を投稿していますが、写真そのものは、タイトル記載年月に撮ったものを載せています。

20170901
うけら(宇家良)
戀しけば 袖も振らむを 武蔵野の
おけらが花の 色に出なゆめ
―萬葉集―
口譯 もし、恋しくなったら 袖を振って私のことを呼んでください。あなたは武蔵野のうけらのように恋心を表に出したりしないでください。決して。

20170902
やなぎたで(柳蓼)
「蓼食う虫も好き好き」の語源となった。

20170903
はぎ(萩)  マメ科


201709011
ぬすびとはぎ(盗人萩)
ハギに似た花を付け、実の形が盗人の「忍び足」の形に似ている事から名付けられた。実は毛が密生していて衣服に張り付く。果実が泥棒の足に似る。

20170913
なんてんはぎ(南天萩)
葉が南天に花が萩に似ていることから命名。

20170904
つりばな(吊花)  にししぎ科

20170905
きんもくせい(金木犀)  モクセイ科

20170906
みずひき(水引)  タデ科
祝儀袋などのほもひも(水引)に似ていることが名の由来。

20170908
たますだれ(玉簾) ひがんばな科
名前の由来は、白く美しい花を「玉」に、葉が集まっているようすを「簾」にたとえて付けられた。
全草が有毒。

20170912
さらしなしょうま(晒菜升麻) きんぽうげ科
若菜を茹でて水にさらして食べたことが名の由来

20170910
いちし(壹師) ひがんばな(彼岸花)
路の邊の いちしの花の いちしろく
人皆知りぬ 我が戀ひ妻は
―作主不詳―萬葉集
(口譯)道端のいちしの花のように、はっきりとみんなに
知れ渡ってしまった。私の愛している妻のことを。

20170914
そば(蕎麦)  タデ科 そば属


ダリアも咲き誇っていました。
町田ダリア園に行ってきました。

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2017.10.02

観てきた展覧会備忘録 2017年9月

フランス人間国宝展
会期 2017年9月12日(火) ~11月26日(日)
東京国立博物館表慶館


博物館でアジアの旅「マジカル・アジア」
会期 2017年9月5日(火)~2017年10月15日(日) 
東京国立博物館東洋館


サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで
会期 2017年7月5日(水)~10月23日(月)
国立新美術館森美術館(共催)


生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ
会期 2017年9月16日(土)~11月12日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館


ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信
会期 2017年9月6日(水)~ 10月23日(月)
千葉市美術館


[没後500年記念]レオナルド・ダ・ヴィンチ展
会期 2017年8月2日(水)~10月15日(日)
そごう美術館


日産アートアワード2017
会期 2017年9月16日(土)~11月5日(日)
*休館日:第2・第4木曜日
日産アートアワード


「深海2017~最深研究でせまる”生命”と”地球”~」
会期  2017年7月11日(火)~10月1日(日)
国立科学博物館


「宮崎進-すべてが沁みる大地-」
会期 2017年7月15日(土)~10月9日(月)
多摩美術大学美術館

上村松園 ―美人画の精華―
会期 2017年8月29日(火)~10月22日(日)
山種美術館

18世紀の古伊万里―逸品再発見Ⅱ―展
会期 2017年9月15日(金)~12月20日(水)
戸栗美術館

そこまでやるか「壮大なプロジェクト」展
会期 2017年6月23日(金)- 10月1日(日)
21_21 DESIGN SIGHT


畠中光享コレクション インドに咲く染と織の華 (会期終了)
会期 2017年8月8日(火)〜9月24日(日)
渋谷区立松涛美術館


第20回文化庁メディア芸術祭受賞作品展 (会期終了)
会期 2017年9月16日(土)~9月28日(木)
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]東京オペラシティ アートギャラリー 

六本木アートナイト2017
会期 2017年9月30日~10月1日

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2017.10.01

六本木アートナイト2017

2087

六本木アートナイト2017に行ってきました。

会期 2017年9月30日~10月1日

今年も行ってきました。
夕方から数時間見て回りました。
あまり長くいられなかったので、これからが本番なのに・・・と思いながら帰路につきました。

今年のテーマは「未来ノマツリ」です。
「祭〈マツリ〉」という言葉から、どのようなことをイメージされますか。一般的には「感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為」と定義されていますが、近年は音楽フェスティバルやアートフェアも広く祭と位置付けられています。共通しているのは、人々が集い非日常的な体験を共有し、文化を未来へ伝えること、つまりひとつのコミュニケーション・プラットホームと言えるでしょう。今年の「六本木アートナイト2017」は、アジアを中心に世界から彩り豊かなアーとやパフォーマンスが集まり、新しくクリエイティブな「未来のマツリ」を目指します。(HPから)


以下、動画にまとめました。

こちらは、動画と静止画が混在しています。
音量にご注意下さい。


六本木アートナイト2017キックオフセレモニーの後に開催された公演です。

今年のメインプログラムアーティストの蜷川実花演出のスペシャルパフォーマンス。
Tokyo Followes1を舞台にして(背景にして)行われました。

例年通り、大混雑で押されながら撮っています。
見ずらい箇所が多々ありますがご理解ください。
ミラーレス一眼で撮りました。

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