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2017.09.10

レオナルド×ミケランジェロ展

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レオナルド×ミケランジェロ展は、
三菱一号館美術館で開催されています。

会期 2017年6月17日(土)~9月24日(日)


ルネサンス期では、「〈自然〉を母として、〈素描〉を父とすると、〈建築〉〈彫刻〉〈絵画〉の3姉妹がいる」という関係が強調されていました。(HPから)

全ての創造の源泉である素描にすぐれた、イタリアの二大天才レオナルドとミケランジェロの作品を通して、素描を中心に二人の全体像の対比をも試みる企画展です。

絵画と彫刻のどちらが優れた芸術か?論争。
創作活動における対象物の違い、二大天才の創造のバックボーンである生き方も含め、解り易く解説しています。

内面を映し出すような描写、表現力には感心するとともに見とれてしまいますね。

これから行かれる方は、HPの解説で予習していくことをお勧めします。
(企画ごとに、いつも丁寧な解説が掲載されて鑑賞の助けになります)


展覧会の構成は次の通りです。
序章:レオナルドとミケランジェロ─そして素描の力
7
マルチェッロ・ヴェヌスティ(帰属) ミケランジェロの肖像 1535年以降
油彩/カンヴァス| 360 × 270 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

5
レオナルド・ダ・ヴィンチ 自画像(ファクシミリ版) 1515-1517年頃
赤チョーク/紙 | 333 × 213 mm
トリノ、王立図書館

2
ミケランジェロ・ブオナローティ 《レダと白鳥》の頭部のための習作》 1530年頃
赤チョーク/紙 | 355 × 269 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

ミケランジェロの技法(HPから)
ミケランジェロは右利きで、クロスハッチングと呼ばれる、斜線を交差させる描き方をしています。頭部のところで分かるように、それによって立体感を出し、あたかも「削り取るように」素描を描いていました。本作では赤チョークが用いられ、濃淡によって凹凸を巧みに表現しています。

1
レオナルド・ダ・ヴィンチ 少女の頭部/《岩窟の聖母》の天使のための習作 1483-1485年頃
金属尖筆、鉛白によるハイライト/明るい黄褐色に地塗りした紙 |181 × 159 mm
トリノ、王立図書館

レオナルドの技法(HPから)
左利きのレオナルドは左上から右下へのハッチングが特徴的で、斜線の重なりによって濃淡が作られ、陰影が生まれています。左眼の上瞼、目元、左頬、ほうれい線、鼻梁、左頬、口元といったところに鉛白によるハイライトが施され、光が当たっていることを意味しています

I. 顔貌表現
II. 絵画と彫刻:パラゴーネ
4
レオナルド・ダ・ヴィンチ 髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?) 1502年頃
赤チョーク/紙 |111 × 284 mm
トリノ、王立図書館

8
ミケランジェロ・ブオナローティ 河神 1525年頃
獣脂、松脂、蠟、テルペンチン|220 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

9
ミケランジェロ・ブオナローティ 背を向けた男性裸体像 1504-1505年
ペンとインク、黒チョークのあたりづけ/紙408 × 284 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

III. 人体表現
IV. 馬と建築
V. レダと白鳥
6
レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく レダと白鳥 1505-1510年頃
油彩/板 |1300 × 780 mm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館

10
フランチェスコ・ブリーナ(帰属) レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)
1575年頃 油彩/板 | 500 × 605 mm
フィレンツェ、カーサ・ブオナローティ

VI.手稿と手紙
3
レオナルド・ダ・ヴィンチ 大鎌を装備した戦車の二つの案 1485年頃
ペンとインク、淡彩、金属尖筆の跡/紙210 × 292 mm
トリノ、王立図書館

終章:肖像画
本展の目玉作品でしょうか?
「神のごとき」と言われたミケランジェロのなせる業ですね!素晴らしい作品です。
数奇な運命をたどった作品です。その経緯についてはHPでご確認を・・・

(撮影可です(条件付き)スマホで撮りました)

Photo


2


3
ミケランジェロ・ブオナローティ(未完作品、17世紀の彫刻家の手で完成)
十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト) 1514-1516年
大理石 | 2500(キリスト像だけで2010)mm
バッサーノ・ロマーノ、サン・ヴィンチェンツォ修道院付属聖堂

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HPの解説―――本展の見どころ
15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が一堂に会します。「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》を間近で見比べる貴重な機会となります。


HPの動画から。


1
記念撮影コーナーもあります。

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