散策中に見かけた草花 (2017年7月)
7月に咲いている花、咲き始める花って意外と多いですね・・・・
華やかに咲き誇る大賀蓮は人気で多くの鑑賞客を集めますが、そっと咲く可憐な花も味わいがありますね。
(スマホで撮っています。)
おおがはす(大賀蓮)
蓮田
のこぎりそう(鋸草) きく科
標高1000メートル以上の高地に分布。
たまたま、バッタがとまっていました。
虫を見かける機会が少なくなってきたので、見かけると嬉しくなります。
ちだけさし(乳茸刺) ゆきのした科
乳茸を刺して持ち帰ったことに由来。
おみなえし(乎美奈弊之) おみなえし科
高圓(たかまと)の 宮の裾みの 野司に 今咲けるらむ 女郎花(おみなえし)はも
大伴宿祢家持(おおとものすくねやかもち) 萬葉集 20巻4316
(口譯)高円の宮の裾まわりの野の丘には今頃咲いているだろう、おみなえしの花が。
わすれくさ(萱草)
萱草 吾が紐につく 香具山の ふりにし里を 忘れむが爲
帥大伴卿(旅人) 萬葉集3の334
(口譯) わすれぐさをわたしの紐に付ける。 香具山の懐かしい故郷を忘れらるようにする為に。
むくげ(木槿) あおい科 ふよう属
やぶみょうが(藪茗荷) つゆくさ科
名前の由来は、藪地に自生して葉が茗荷に似ているところから付けられた。
やぶみょうが の群生
しりくさ(知草 ) さんかくい かやつりぐさ科
港葦(みなとあし)に 交れる草の しり草の 人皆知りぬ 吾が下思(したも)ひを
作者不詳 萬葉集 巻11の2468
(口譯)河口の葦にまじっている草の知り草のようにみんなが知ってしまった私の心の中に秘めた貴女への思いを。
つちばり(土針) めはじき しそ科
吾やどに 生(お)ふる土針 心ゆも 思はぬ人の 衣(きぬ)に摺(す)らゆな
作者不詳 萬葉集 巻7の1338
(口譯)私の家の庭先に生えている土針よ。心から想ってもいない人の衣に染められないでくれ。
あさかほ(朝杲) ききょう ききょう科
朝露負ひて 咲くといへど 夕かげにこそ 咲きまさりけれ
作者不詳 萬葉集 巻10の2104
(口譯)朝顔は朝露を受けて咲くというけれども、夕方の光の中でこそ、なお一層その美しさが際立つものだ。
万葉集で詠まれている朝顔は桔梗のことだそうです。
ひめひおうぎずいせん(姫檜扇水仙:モントブレチア) あやめ科
おにゆり(鬼百合) ゆり科
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コメント
有難うございます。
花の名前、覚えきれないですよね!
花の名の由来、咲いた花に触発されて読んだ古人の歌がとても楽しいです。
投稿: 岩城さんへ | 2017.08.02 20:51
花の名前を覚えるのが大変ですね。色々勉強になります。
投稿: 岩城 | 2017.08.02 16:43