【祝 世界遺産登録】沖ノ島 神宿る海の正倉院 撮影 藤原 新也
【祝 世界遺産登録】沖ノ島 神宿る海の正倉院 ―撮影 藤原 新也―は、
日本橋高島屋8階 ホールで開催されています。
会期 2017年7月19日(水)~8月1日(火)
一般の人の入島は厳しく制限され、入島の際には海水で禊をしなければならない。一木一草一石たりとて島外にもちだしてはならないという掟は今も守り続けられています。
この島は、古代4世紀後半から9世紀にかけて大和朝廷による国家祭祀が執り行われる重要な場所でした。
今も宗像大社の神職が、一人で毎日祈りを捧げる神聖な場所でもあります。古代の祈りの場は、今なお神々しく幻想的です。
この島に藤原 新也は特別の許可を得て撮影に入りました。
「写真家としての個性をころして撮ることを心がけた」と新聞(だったかな~)で読んだ記憶があります。
2014年に出光美術館で「神の島・沖ノ島と大社の神宝」と題した展覧会が開かれ見てきましたが・・この写真展では神の島の神秘の空間、空気をじっくり疑似体験してきました。
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福岡県・玄界灘にある「沖ノ島」。かつて国家祭祀が執り行われ、奉納された御神宝のうち8万点が国宝に指定されました。本展では、写真家・藤原新也氏が幻想的な島内を撮影した約70点の写真を一堂に展示いたします。
(本展のHPから)
沖津宮がおまつりされている沖ノ島は、九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央にあります。また、女性はこの島には渡れず、今でも古代からの風習をそのまま守り続けている神の島でもあります。この島からは、鏡、勾玉、金製の指輪など、約十万点にのぼる貴重な宝物が見つかり、そのうち八万点が国宝に指定されました。これらの宝物は国家の繁栄と海上交通の安全を祈るために、神様にお供えされたものです。その内容や遺跡の規模の大きさなどからも、沖ノ島は「海の正倉院」ともいわれています。この神宝は、辺津宮にある神宝館(しんぽうかん)に所蔵、展示されております。(宗像・沖ノ島と関連遺産群のHPから)
平地にある第1の鳥居をくぐると
島の外周には400段の急な坂道が待っている。
かつては土だったが、崩壊を防ぐため
今はコンクリートのノロをかぶせ段状になっている。1段1段が人の歩幅より狭い段もあり足元を見ながら用心深く登らねばならない。
金銅製心葉形杏葉
金銅製龍頭
幡などを吊り下げる竿に付けられたと考えられている。
この展覧会は写真撮影可です。(スマホで撮りました)
千の不変
今まさに誰かがそこで指にさしていたかのごとく真新しい金の指輪。
1954年の学術調査で
岩陰の木の葉や砂利を手で掻き分けていたとき、
土器類にまじって燦然と輝く純金の指輪が発見された。
直径わずか18ミリの子供の指にさすかのような指輪である。
宗像・沖ノ島と関連遺産群 神宿る島沖ノ島HPの動画です。 (要約版)
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コメント
有難うございます。
大和朝廷による国家祭祀が執り行われていた神の島。
膨大な神宝が眠っていた場所。そして時間が止まったように残る自然。興味津々です。決して入島できない沖ノ島の疑似体験です。
投稿: 岩城さんへ | 2017.07.25 21:46
色々、勉強させていただいています。
投稿: 岩城 | 2017.07.25 19:33