変えられた運命 世界報道写真展2017
世界報道写真展2017は、
東京写真美術館で開催されています。
会期 2017年6月10日(土)~8月6日(日)
「写真は世界を変えられるか?」
少なくとも、「その現場をとらえた優秀な報道写真」は見る者の感情を揺さぶります。
怒り、恐れ、無残、歓喜、諦念、悲嘆・・・・人間のあらゆる感情が直感的に伝わってきます。
未知の世界も知ることができますね!
今年は「変えられた運命」というサブタイトルが付けられています。
以下の各部で受賞した作品が展示されています。
「スポットニュース」の部
「一般ニュース」の部
「人々」の部
「現代社会の問題」の部
「日常生活」の部
「自然」の部
「スポーツ」の部
「長期取材」の部
スポットニュースの部 組写真1位 「世界報道写真大賞」
トルコの首都・アンカラにある文化センターにおける写真展の開会式、22歳の非番警官メブリュト・メルト・アルトゥンタシュがアンドレイ・カルロフ駐トルコ・ロシア大使を射殺した。犯人は警察との銃撃戦で射殺されたが、大使の他にも3人を負傷させていた。
ブルハン・オズビリジ(トルコ・AP通信)
2016年12月19日 アンカラ(トルコ)
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人々の部 単写真1位
イスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去ることになった5歳の子供。「私には夢がないもう何も怖いものはない」と静かに言う。
マグナス・ウエンマン(スウェーデン・アフトンブラデッド紙)
2016年9月18日 デバガ(イラク)
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現代社会の問題の部 単写真1位
たった1人で抗議の態度を示すイエシ・アエバンス。武装警官によって捕らえられる祭、手を差し出しながらも背筋を伸ばした姿勢を変えることはなかった。
黒人男性に対する警察の残虐行為に対する抗議デモの一幕。
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日常生活の部 組み写真1位
キューバの前国家評議会議長(国家元首)で共産主義革命の指導者でもあったフィデル・カストロの葬列。国中が大いなる悲しみに包まれ、葬列をひと目見ようと多くの人々が集まった。
トマス・ムニタ(チリ、ニューヨークタイムスに提供)
2016年12月1日 サンタクララ(チリ)
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自然の部 単写真1位
網にかかったアカウミガメ 2016年6月8日、スペイン領カナリア諸島テネリフェ島沿岸で、漁網に絡まり泳げずにいるウミガメ。アカウミガメは、国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧Ⅱ類とされたいる。放置された漁具がウミガメの死を頻発させている。
フランシス・ペレス 2016年6月8日 スペイン領カナリア諸島
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スポーツの部 単写真3位
ブラジル・リオデジャネイロ夏季オリンピックで100メートル準決勝に勝利し、後ろを振り向きながら笑顔を見せるジャマイカのウサイン・ボルト。
カイ・オリバー・プファッェンバハ(ドイツ、ロター)
2016年8月14日 リオデジャネイロ(ブラジル)
HPの解説。
毎年、世界中の約100会場で開催される世界最大規模の写真展「世界報道写真展」は60回目を迎えます。 今年は125の国と地域から5,034人のフォトグラファーが参加し、80,408点の応募がありました。大賞などを含め、 受賞作品を紹介する「世界報道写真展2017」を6月10日より東京都写真美術館で開催します。
今年は、8つの部門25カ国から45人が受賞しました。大賞は、トルコのブルハン・オズビリジ氏の作品です。 トルコの首都・アンカラで開かれた写真展で、現地の警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺した事件を捉えています。
マグナス・ウェンマンはイスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去り、避難民キャンプで過ごさざる を得ないこどもの姿を撮影しています。こどもが夢や希望をなくす姿を静かに伝え、人々の部で単写真1位を受賞して います。このほか、リオデジャネイロ・オリンピックの決定的瞬間をとらえた作品や漁具により生命が脅かされるウミガメ の姿など、世界の現状を伝える写真が並びます。紛争、環境問題、スポーツの決定的瞬間から日常的な場面に至るまで、 普段目にすることがない、世界の「いま」を見ることができる貴重な機会です。
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