« 三社祭2017の最終日に行ってきました。 | トップページ | 大英自然史博物館展 »

2017.05.24

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち

Photo

「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」は、
森アーツセンターギャラリーで開催されています。
会期 2017年3月18日(土)〜6月18日(日)

今回のエルミタージュ展は国別ですね。
イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、イギリス、ドイツを代表するオールドマスターの作品が並びます。ハズレはありません!
作品のサイズも見栄えするサイズばかりで、85点じっくり観て回ると結構時間がかかります。

プロローグには、エカテリーナ2世の肖像が展示されていて、この作品のみ撮影可になっていていました。
 18世紀後半にロシア帝国を統治し、その拡大と強化に貢献した女帝として知られるエカテリーナ2世は、エルミタージュ美術館を世界有数の大美術館に育て上げた人物でもあります。(HPから)
4
ウィギリウス・エリクセン《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》
1760年代 油彩・カンヴァス ©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18

第1章 イタリア:ルネサンスからバロックへ
1
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》
1538年 油彩・カンヴァス
ティツィアーノの多くの作品が展示された展覧会は、今年、昨年と開催されてきましたね!

5
ポンペオ・ジローラモ・バトーニ《聖家族》
1777年 油彩・カンヴァス

第2章 オランダ:市民絵画の黄金時代
8
フランス・ハルス《手袋を持つ男の肖像》
1640年頃 油彩・カンヴァス 

9
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《運命を悟るハマン》
1660年代前半 油彩・カンヴァス

第3章 フランドル:バロック的豊穣の時代
S_2
ピーテル・ブリューゲル(2世)(?)《スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色》
1615-1620年頃 油彩・板
ブリューゲル「バベルの塔」展が東京都美術館で開催中、見てきましたよ!
(バベルの塔はピーテル・ブリューゲル(1世))

第4章 スペイン:神と聖人の世紀
2
フランシスコ・デ・スルバラン《聖母マリアの少女時代》
1660年頃 油彩・カンヴァス
この聖母マりアは斬新!

第5章 フランス:古典主義的バロックからロココへ
7
ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》
1780年代末 油彩・カンヴァス 
ロココ作品は、国立西洋美術館常設展示室にも沢山?展示されていますね!

第6章 イギリス・ドイツ:美術大国の狭間で
6
ルカス・クラーナハ《林檎の木の下の聖母子》
1530年頃 油彩・カンヴァス
国立西洋美術館のクラーナハ展は4月に終了したばかりですね! 

HPの解説。
 エルミタージュの1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのなかでも、特に充実しているのが、オールドマスターの作品群です。オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。

サンクトペテルブルクの街を建設したピョートル1世(大帝、在位1682-1725)は、オランダ絵画を大量に購入し、その後エカテリーナ2世は、オランダ、フランドルを中心に、ヨーロッパ絵画の流派をほぼ網羅するコレクションを築きました。これらオールドマスターの傑作は、今もエルミタージュの所蔵品の中核をなすものです。

本展は、出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧していきます。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。


大エルミタージュ美術館展 第1章・第2章
InternetMuseum


大エルミタージュ美術館展 第3章・第4章
InternetMuseum


大エルミタージュ美術館展 第5章
InternetMuseum


大エルミタージュ美術館展 第6章
InternetMuseum

|

« 三社祭2017の最終日に行ってきました。 | トップページ | 大英自然史博物館展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち:

« 三社祭2017の最終日に行ってきました。 | トップページ | 大英自然史博物館展 »