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2017.04.10

山種コレクション名品選Ⅳ 日本画の教科書 東京編 ―大観、春草から土牛、魁夷へ―

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山種コレクション名品選Ⅳ
日本画の教科書 東京編 ―大観、春草から土牛、魁夷へ―は、
山種美術館で開催されています。

会期 2017年2月16日(木)~4月16日(日)

山種美術館が千鳥ヶ淵にあったころから通っているので、一度は見たことのある作品が、展示されているのですが、理解が深まるという意味で通うのもいいかもと・・・

千鳥ヶ淵にあったころは、この時期「桜、サクラ、さくら」でしたっけ、特集展示でしたよね。
近所のイタリア会館にもついでに?寄ってみたものですが・・・今のイタリア開館の展示はどうなっているのでしょうか?勿論千鳥ヶ淵の桜見物も。

開館50周年記念特別展ということですが、昨年から今年にかけて、何周年記念展って多いな~という気がしますが、どうなのでしょう?

今回は、「山種コレクション名品選Ⅳ 日本画の教科書 東京編 」で、
以下の展示構成になっています。
(今回も撮影可の作品が2点ありました。撮ろうと思いましたが作品前面ガラスへの会場風景の映り込みが激しく断念しました)
展示作品は全て山種美術館所蔵品です。

第 1 章 近代の東京画壇
岡倉天心によって1898(明治31)年に創設された在野の美術団体・日本美術院は、紆余曲折を経ながらも現在まで続き、小林古径、安田靫彦、奥村土牛、平山郁夫など、数々の著名な画家を輩出しています。(HPから)

(合計24名の画家の作品が展示されています)
橋本 雅邦 、野口 小蘋、 渡辺 省亭、 小堀 鞆音、 横山 大観、 荒木 十畝、 下村 観山、 西郷 孤月、 川合 玉堂、 菱田 春草、 鏑木 清方、 今村 紫紅、 松岡 映丘 、 小林 古径 、 石井 林響 、川端 龍子、 小茂田 青樹 、 速水 御舟、落合 朗風、中村 岳陵 、荻生 天泉 、吉村 忠夫 、川﨑 小虎

2
小堀 鞆音 1864-1931 那須宗隆射扇図 1890(明治 23)年 絹本・彩色

4
菱田 春草 1874-1911
月四題のうち秋 (明治 42-43)年頃絹本・墨画淡彩


5
荒木 十畝 1872-1944
四季花鳥のうち春(華陰鳥語)
1917(大正 6)年 絹本・彩色

1
安田 靫彦 1884-1978 出陣の舞 1970(昭和 45)年 紙本・彩色

第 2 章 戦後の東京画壇
一方、1907(明治40)年、初の官営の美術展覧会として始まった文展は、日本画の近代化の上で重要な役割を担い、帝展、戦後の日展へと継承され、川合玉堂、東山魁夷、杉山寧、髙山辰雄など多くの画家が活躍する舞台となっています。(HPから」)

(合計16名の画家の作品が展示されています)
山口 蓬春 、 伊東 深水、橋本 明治、 東山 魁夷、 杉山 寧、 奥田 元宋、 髙山 辰雄、 安田 靫彦、 前田 青邨 、 奥村 土牛、 小倉 遊亀、 片岡 球子、 守屋 多々志、 横山 操、 加山 又造、 平山 郁夫


3
東山 魁夷 1908-1999
春静 1968(昭和 43)年 紙本・彩色


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奥村 土牛 1889-1990
鳴門 1959(昭和 34)年 紙本・彩色


HPの解説。

開館50周年記念特別展の最後を飾る本展では、前回展の「京都編」に続き、「東京編」として東京画壇の日本画家の作品をご紹介します。

激しい近代化の波が押しよせた明治時代、画家たちは新しい日本画のあり方を求めて模索していました。 東京美術学校の岡倉天心による指導のもと、横山大観、下村観山、菱田春草らが古典研究を重視しながらも、時代にふさわしい画題や表現を追求していきました。天心によって1898(明治31)年に創設された在野の美術団体・日本美術院は、紆余曲折を経ながらも現在まで続き、小林古径、安田靫彦、奥村土牛、平山郁夫など、数々の著名な画家を輩出しています。一方、1907(明治40)年、初の官営の美術展覧会として始まった文展は、日本画の近代化の上で重要な役割を担い、帝展、戦後の日展へと継承され、川合玉堂、東山魁夷、杉山寧、髙山辰雄など多くの画家が活躍する舞台となっています。本展では、院展と日展の日本画家の作品を中心に、東京画壇の歴史に名を刻む主要な作品を一堂に展示いたします。

当館の創立者で初代館長の山崎種二は、戦前・戦後を通して同時代の画家たちを支援し、直接交流しながらそのコレクションを築いていきました。開館のきっかけは、大観の「世の中のためになることをやったらどうか」という言葉であり、また周年などの節目の年に、画家たちが種二の依頼で揮毫した作品が当館コレクションに加わるなど、50年の歩みの中には、画家たちとの交流の軌跡が残されています。美術の教科書に登場するような名品の数々と、当館創立者・山﨑種二と画家とのエピソードを交えながら紹介し、近代から現代にいたる東京画壇の歩みをご覧いただきます。

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