« 春の東京いい庭キャンペーン | トップページ | 皇居東御苑2017年4月 »

2017.04.04

ロバート メイプルソープ写真展 ピーター マリーノ コレクションMEMENTO MORI

『ロバート メイプルソープ写真展 ピーター マリーノ コレクション「MEMENTO MORI」』は、
銀座 シャネル・ネクサス・ホールで開催されています。

会期 2017年3月14日(火)~4月9日(日)
時間:12:00~20:00
料金:無料


展覧会場にはパンフォーカスで、シャープなフォルムと陰影にこだわりを持った作品が並んでいます。
3_2
『Watermelon with Knife』 1985 Gelatin Silver Print ©Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

展示会場は3つに分けられています。
WHITE GALLERY 1で生活の周辺で興味を引いた・・・インスピレーションを得た様な作品が展示されていて、WHITE GALLERY 2、BLACK GALLERY へと徐々に刺激的な作品に移行して行きます。
壁の色が、白、白、黒・・・そんな展示方法をとっています。

GALLERY 2に展示されている、人体の部分写真は、肌のキメ、産毛まで分かるように照明、ピントに拘っています。
メイプルソープの表現方法のひとつの特徴ですね。

一番奥のBLACK GALLERY には、
花の写真、レザーコスチュームを身につけた男(ちょっと怪しげ?)、そして男性ヌード写真。
男性器が写った写真が数点あるので、会場入り口にその旨注意書きがあります。
嫌悪感を持つ方はGALLERY 2まで観て引き返すのも良いかもしれませんが、花の写真も観ないと、メイプルソープ作品の全体像の半分しか見ないで帰ることになりますよね!

2012年8月渋谷西武で展覧会ロバート・メイプルソープ FLOWERS 写真展が開催されました。
場所柄、展示しにくい作品もあったのでしょう、ほぼ全て花の写真だったように記憶しています。
今回の写真展はメイプルソープの作品を網羅的に理解するいい機会になったと思いました。

本展の企画・構成にあたったのは、メイプルソープの作品コレクターで、この企画展の展示作品の所有者でもある
建築家のピーター マリーノ です。
シャネル銀座ビルの設計も手掛けました。

タイトルの「MEMENTO MORI」は「死すべき運命を芸術的あるいは象徴的に思い起こさせようと、しばしば視覚的に表現されるラテン語のフレーズ」だそうです。
メイプルソープは、42歳の時にエイズで亡くなっています。
(経歴に関しては、本展HP等を参照してください)

ピーター マリーノ による解説動画。

CHANEL NEXUS HALL MEMENTO MORI Robert Mapplethorpe Photo Exhibition from the Peter Marino Collection
CHANEL NEXUS HALL

次回の展覧会は「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」です。
「日本の写真家は海外で評判が高い」という話を耳にしますが・・・荒木経惟の情感あふれる写真はいいですね!

|

« 春の東京いい庭キャンペーン | トップページ | 皇居東御苑2017年4月 »

コメント

今回はモノクロ写真のみですが、カラーも鋭いです。

なかなか取り上げられない写真家ですので、貴重な展覧会を観ることができてよかったです。

次回の展覧会「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」も楽しみですね!

投稿: みわさんへ | 2017.04.07 08:55

駆け込みで、映画鑑賞のついでに私も今日行って来ました。色々なジャンルの写真を撮る方のようですが、どの写真もシャープな印象を受けました。
私は蛇の2番目の写真が一番お気に入りです。
最近東京スネークセンターへ行って、私も蛇を首に巻いてきたので、ポーズがその時のと同じなのです(笑)

投稿: みわ | 2017.04.07 04:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロバート メイプルソープ写真展 ピーター マリーノ コレクションMEMENTO MORI:

« 春の東京いい庭キャンペーン | トップページ | 皇居東御苑2017年4月 »