生誕90年 加山又造展~生命の煌き
生誕90年 加山又造展~生命の煌きは、
日本橋高島屋8階 ホールで開催されています。
会期 2017年2月22日(水)〜3月6日(月)
高島屋の他店にも巡回するようです。
「加山又造は電子辞書マニアで、新製品が出ると買い求めた」
そんなエピソードが妙に記憶に残っています。
「日本画の伝統と革新を担った画家」と言われる加山又造の画業の変遷をコンパクトに分かり易くまとめた、とても良い展覧会だと思いました。
個人蔵の小品が多く展示されていて、デパートのホールという展示空間を、とても上手に使っているな~という印象も持ちました
久しぶりに、加山又造の作品をまとめて観ることができました!
チラシの解説です。
加山又造(1927-2004)は、京都西陣の和装図案を生業とする家に生まれます。幼少時より描くことに親しみ才能を発揮、京都市立美術工芸学校から東京美術学校(現元東京藝術大学)へと進んだ加山又造は、終戦直後の混乱と伝統絵画の危機に直面しながら、ラスコー洞窟壁画、ブリューゲ、ルソー、ピカソを始めとする西欧の様々な絵画を貪欲に吸収しつつ独自の表現へと発展させ、戦後日本画の革新を担う旗手として活躍しました。
日本画の伝統的な意匠や様式を鋭いセンスで現代に甦らせ、、華麗な装飾美による屏風絵ばかりでなく斬新な裸婦にも挑戦、後には水墨画にも取り組みます。
その活動は絵画にとどまらず陶器や着物の絵付けなどにも及び、1997年には文化功労者に顕彰され、2003年には文化勲章を受賞します。
加山又造の生誕 90年にあたる2017年、これを記念して、初期から晩年に至る70余点によりその画業を辿り、革新的でありながら、生命感あふれる美しく華麗な日本画の世界へと皆様を誘います。
展覧会の構成は以下の通りです。
淡月(部分) 1996年 郷さくら美術館
1動物~西欧との対峙
月と縞馬 1954年 個人蔵
ラスコー洞窟壁画、西洋近代絵画の研究から想を得て書かれたそうです。
2伝統の発見
紅白梅 1965年 個人蔵
尾形光琳の紅白梅図屏風にアイデアを得た作品。
”まんま”って気もするけど・・・
3生命賛歌
猫 1980年頃 個人蔵
シャムネコは、子供の頃に家で飼っていたので、何かうれしくて・・
4伝統への回帰
倣北宋遺墨山水雪景 1989年 多摩美術大学美術館
確か?型紙とか、エアーブラシなんかも使って描いているんですよね・・・
5工芸
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