興福寺の寺宝と畠中光亨展(興福寺中金堂再建法相柱柱絵完成記念)
興福寺の寺宝と畠中光亨展(興福寺中金堂再建法相柱柱絵完成記念)は、
日本橋髙島屋8階ホール で開催されています。
(今年一年間、各地を巡回します)
会期(高島屋) 2017年1月11日(水)~1月23日(月)
進められている興福寺の伽藍復興事業の中核が三百年ぶりの「中金堂」再建事業で、2018年秋の落慶を予定しています。
中金堂の内陣には法相宗祖師を描いた「法相柱」という柱が存在していたことが分かっていて、このほど日本画家畠中光亨氏による「法相柱柱絵」が完成しました。
この展覧会は、奉納前の祖師画を初公開しています。
至近距離で拝見できるまたとない機会です。
群青を背景に、祖師像が明瞭に浮かび上がる素晴らしい作品です。
また、畠中光亨の作品が沢山展示されています。
社会性に富んだ現代の仏画、その表現力は秀逸で魅力的です。
ダライ・ラマ、マザーテレサ、ガンジー、原発関連風景等々・・・
HPの解説。
法相宗大本山興福寺は、創建以来千三百年の間、我が国の歴史・文化に深くかかわってきた奈良の名刹です。法相教学の中心寺院として栄え、幾多の戦乱や災害の中で堂塔の焼失と再建を繰り返しながらも、優れた仏教美術を育み守ってきました。
現在、境内では、発掘調査をもとに創建時の伽藍復興が進められています。その中核となるのが、「中金堂」の約三百年ぶりの再建事業で、2018年秋の落慶を予定しています。中金堂の内陣には、法相宗祖師を描いた「法相柱(ほっそうちゅう)」という柱が存在していたことが数々の史料に記されており、この法相柱の再現は今回の中金堂の再建に欠かせない事業です。興福寺ならびに日本経済新聞社は、中金堂再建を記念した本事業を「興福寺プロジェクト」と名付け、仏教に造詣が深い日本画家の畠中光享(はたなかこうきょう)画伯に祖師画の制作を依頼、平成の法相柱再興に取り組んできました。
このほど法相柱柱絵の完成を記念し、お披露目の展覧会を開催する運びとなりました。本展覧会では奉納に先立ち、すべての祖師画を初公開し、あわせて興福寺の寺宝、加えて畠中画伯の代表作・新作も展観します。祖師画は高さ約10メートルにもおよぶ法相柱に貼り上げられたのちは、間近で鑑賞することは難しくなるため、本展は大変貴重な機会となります。
祖師画法(相柱柱絵) 畠中光亨
大職冠像(部分) 江戸時代17世紀 興福寺
濁水に汚されない蓮の様に 畠中光亨
私は行く(部分) 畠中光亨
興福寺中金堂再建記念展と銘打った特別展示が根津美術館で行われています。
秋にはトーハクでも・・・・
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
会期 2017年9月26日(火) ~ 2017年11月26日(日)
特別展示「再会―興福寺の梵天・帝釈天」
根津美術館 展示室3
会期:1月7日(土)〜3月31日(金)
根津美術館では コレクション展染付誕生400年
が開催されています。(上記特別展示は同時開催です)
2017年1月7日(土)〜2月19日(日)
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