没後110年 カリエール展
没後110年 カリエール展は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されています。
会期 2016年9月10日(土)~11月20日(日)
19世紀フランス象徴主義を代表する画家、母と子、家族を多く描いた画家カリエール、人間の内面をセピア色で表現したその作品は、見た夢の表象にも思えました。
カリエールとロダンとは親友で、「オーギュスト・ロダンの肖像」というタイトルの油彩画も展示されています。
ロダンは、カリエールのデスマスクをとっていますね。
デスマスクを過去の展覧会で見た記憶があるのですが・・・定かではありません。
この展覧会は、出展作品の殆どが個人所蔵作品で、強烈なインパクトを受けるような作品はありませんでしたが・・矢張りカリエールの個性は光ります!
展覧会の構成。
第Ⅰ章:画家カリエールの誕生から最初の国家買い上げまで(初期‐1885年頃)
第Ⅱ章:母性、子どもたち、室内(1885年頃‐1890年頃)
第Ⅲ章:サロンからの独立、著名人の肖像(1890年頃‐1900年頃)
第Ⅳ章:晩年(1900年頃‐1905年)
農村を思わせる主題はミレーの、淡い光の表現はターナーの影響と・・・・
1878年、カリエールは妻とともに6か月ロンドンに滞在している。
《羊飼いと羊の群れ》 1877~80年頃
油彩、キャンヴァス 新潟市美術館
《子どもを抱くエリーズ》 1885~87年頃
油彩、キャンヴァス 個人蔵
《ポール・ガリマール夫人の肖像》 1889年
油彩、キャンヴァス 個人蔵
《インク壷の前の子ども、マルグリット》 1890~92年頃
油彩、キャンヴァス 個人蔵
カリエール49歳の頃の自画像。
カリエールの為に開かれた宴会の献立表に版画で掲載された。
この作品の隣には「オーギュスト・ロダンの肖像」が展示されている。
《宴会の自画像》 1898年頃
油彩、キャンヴァス 個人蔵
1904年の英仏協商の調印前年、イギリス議員のパリ訪問を記念する作品の注文を受けて描かれた。
《平和の接吻》 1903年
油彩、キャンヴァス 個人蔵
HPの解説。
セピア色の画面に神秘的に浮かびあがる人物や母子像で知られる、19世紀フランス象徴主義を代表する画家、ウジェーヌ・カリエール(1849年生~1906年没)の展覧会です。没後110年に開催される本展覧会では、カリエールのひ孫でカリエールのカタログ・レゾネ(全作品集)の編集者である美術史家ヴェロニク・ボネ=ミラン氏の全面的な協力のもと、個人所蔵作品および油彩画を中心に、カリエールの作品約80点をご紹介いたします。カリエールの代表的な主題である母子像や身の回りで繰り広げられる日常の光景はじめ、妻や子どもたち、著名人らの肖像、カリエールの作品では珍しい風景など、様々な主題の作品を展示し、親密な光景を幻想的に描いたカリエールの真髄に迫ります。
没後110年 カリエール展 第1章
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没後110年 カリエール展 第2章
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没後110年 カリエール展 第3章
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没後110年 カリエール展 第4章
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