メアリー・カサット展
メアリー・カサット展は
横浜美術館で開催されています。
会期 2016年6月25日(土)~9月11日(日)
かつて、都内の百貨店で開催されて以来35年ぶりの回顧展だそうです。
カサットの作品は 、印象派の展覧会では、度々観ることがあり、それなりの印象は持っていました。
この展覧会では、印象派に至る以前の作品、そして浮世絵に衝撃を受けて取り組んだ版画作品も紹介されていて、カサットの違った一面を感じ取ることができました。
勿論、エドガー・ドガと出会いで、印象派展に参加するようになってからのカサットの代表作品も多数展示されています。
女性画家という存在自体が困難な時代をともに活躍したベルト・モリゾなどの女性画家の作品・・・、カサットとのエピソードも含めてエドガー・ドガの作品、所蔵していた屏風、多色刷り銅版画制作の切っ掛けとなった浮世絵なども併せて展示されています。
展示構成は以下の通りです。
第一章 画家としての出発
第二章 印象派との出会い
第三章 新しい表現、新しい女性
《桟敷席にて》 1878年 油彩、カンヴァス
ボストン美術館蔵
《眠たい子どもを沐浴させる母親》 1880年 油彩、カンヴァス
ロサンゼルス郡立美術館蔵
《母の愛撫》 1896年頃 油彩、カンヴァス
フィラデルフィア美術館蔵
《浜辺で遊ぶ子供たち》 1884年 油彩、カンヴァス
ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
HPの解説記事。
印象派を代表する米国人女性画家、メアリー・カサット(1844-1926)の回顧展を35年ぶりに日本で開催いたします。米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外に生まれたカサットは、画家を志して21歳のときにパリに渡りました。古典絵画の研究から出発し、新しい絵画表現を模索するなかでエドガー・ドガと出会い、印象派展に参加するようになります。そして、軽やかな筆づかいと明るい色彩で身近な女性たちの日常を描き、独自の画風を確立しました。特に温かい眼差しで捉えた母子の姿は多くの共感を呼び、「母子像の画家」と呼ばれるようになりました。女性の職業画家がまだ少なかった時代に、さまざまな困難を乗り越えて画家となる意志を貫いたカサットの生き方は、現代の我々にも勇気を与えてくれます。本展では、カサットの油彩画やパステル画、版画の代表作に加え、エドガー・ドガ、ベルト・モリゾなど交流のあった画家たちの作品、画家が愛した日本の浮世絵版画や屏風絵なども併せて合計約100点を展観し、初期から晩年にいたる画業の全貌を紹介します。愛にあふれるカサット芸術の真髄をどうぞお楽しみください。
以下は、InternetMuseumからの引用(動画)です。
第1章「画家としての出発」 メアリー・カサット展
第2章「印象派との出会い」 メアリー・カサット展
第3章「新しい表現、新しい女性」 メアリー・カサット展
10点組の多色刷り銅版画 メアリー・カサット展
| 固定リンク
コメント