オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展
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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展は
国立新美術館で開催されています。
会 期 2016年4月27日(水)~8月22日(月)
印象派の展覧会って、日本で開催される展覧会の何割を占めるのだろうか?なんて考えてしまいます・・・
この展覧会の目玉作品は日本初公開のルノワールの最高傑作《ムーラン・ ド ・ ラ・ギャレットの舞踏会》ですね。
揺れる木漏れ日の中、舞踏会を楽しむ人々の楽しそうな空気が伝わってきます。
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》
1876年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
そして、45年ぶりにそろって来日の《田舎のダンス》《都会ののダンス》
《田舎のダンス》のモデルは、後のルノワールの妻
《都会ののダンス》のモデルはユトリロの母親ヴァランドン
だそうです。
《田舎のダンス》
1883年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
《都会のダンス》
1883年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
数年前に、この美術館で開催された「ルノワール伝統と革新展」に「ブウージヴァルのダンス」が展示されていました。また来てるの?と勘違いしていましたが・・・・
この展覧会には展示されていません。
この絵画のモデルも、「ヴァランドン」ですよね。
風景画の小品にも良い作品がありましたし、裸婦画の大作は見ごたえがありました。
《草原の坂道》
1875年頃 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
ルノワールの裸婦画は、それこそ何度も観てきて、あまり好きではなかったのですが、今回来ている大作は、とても良かったです。今まで観てきた小品(デッサンも含めて)とこんなにも印象が違うのか・・・と思いました。
《浴女たち》
1918-1919年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
このルノワール展は、充実度高いですね!
”色彩は幸福を祝うために”
《ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル》
1897-1898年頃 油彩/カンヴァス 73 × 92 cm
オランジュリー美術館、ジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨーム・コレクション
《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》
1887年 油彩/カンヴァス
オルセー美術館
展覧会の構成は以下の通り。
1章 印象派へ向かって
2章 「私は人物画家だ」: 肖像画の制作
3章 「風景画家の手技(メチエ)」
4章 “現代生活”を描く
5章 「絵の労働者」: ルノワールのデッサン
6章 子どもたち
7章 「花の絵のように美しい」
8章 《ピアノを弾く少女たち》の周辺
9章 身近な人たちの絵と肖像画
HPの解説。
世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展覧会は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワール(1841-1919)の全貌に迫ります。
写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたその画業。全10章を通して、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった画家が愛した主題をご紹介します。同時に、革新的な印象派の試みから、伝統への回帰、両者の融合へと至る軌跡も浮かび上がるでしょう。画家が辿った道のりは、常に挑戦であり、終わることのない探究でした。
そして、このたび、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ ド ・ ラ・ギャレットの舞踏会》(1876年)が日本ではじめて展示されます。幸福に身を委ねる人々、揺れる木漏れ日、踊る筆触―本物のルノワールに出会う、またとない機会となるでしょう。
TOKYO MX NEWS
国立新美術館 ルノワール展が開幕
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