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2016.07.14

開館50周年記念 美の祝典Ⅲ 江戸絵画の華やぎ

Photo


美の祝典Ⅲ 江戸絵画の華やぎ
出光美術館で開催されています。

会期 2016年6月17日(金)~7月18日(月・祝)

開館50周年記念美の祝典は3期に分けて開催されてきました。
重要文化財、重要美術品が勢揃い、出光収蔵品の素晴らしさをあらためて実感できた展覧会です。

国宝 伴大納言絵巻は上・中・下巻を三期に分けての展示です。
10年ぶりの公開です10年ぶりの再会でした)


開館50周年記念美の祝典Ⅰ ―やまと絵の四季 (会期終了)
会期 2016年4月9日(土)~5月8日(日)
1
絵因果経(部分) 奈良時代

開館50周年記念美の祝典Ⅱ ―水墨の壮美 (会期終了)
会期 2016年5月13日(金)~6月12日(日)
2
竹鶴図屏風 長谷川等伯 桃山時代



美の祝典Ⅲ 江戸絵画の華やぎ


展覧会場は、肉筆浮世絵の展示から始まります。
喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川豊広、鳥文斎栄之の秀品が並びます。

3
更衣美人図 喜多川歌麿 江戸時代
表情は勿論、小袖の文様も丹念に描き込まれとても魅力的な作品です。


この部屋には他に、祇園祭礼図屏風を初め4点の屏風が展示されています。
単眼鏡の助けを借りて、当時の風景、風俗に思いを巡らせます。

次の部屋は、修復を完了した英一蝶の四季日待図巻等の巻物が主展示です。
その美しさが蘇っています。
 
さらに、国宝 伴大納言絵巻特別展示コーナーがあります。
豊富な解説があり、楽しい展示です。
三期に分けて上・中・下巻が展示されていますが、どの巻も楽しめました。
物語そのものも単純に面白いのですが・・・登場人物の体の動き、表情の豊かさが見ものです。

Img_20160714_00045
国宝 伴大納言絵巻 下巻(部分) 平安時代

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最後の部屋が、琳派の作品展示です。
タイトル通りの華やかな空間です。
光琳、宗達、抱一、基一
デザイン性、斬新な構図、創造力は、本当にいつ観ても発見ありで飽きないですね。

4
風神雷神図屏風 酒井抱一 江戸時代


HPの解説。


2016年春、出光美術館は開館50周年を迎えました。その記念企画として所蔵の絵画作品から、国宝・重要文化財を中心とした屈指の優品を厳選して三部構成により一挙大公開いたします。
第三部のテーマは、日本の絵画史上、大きな飛躍を遂げた「江戸絵画」を特集し、その多彩な魅力に迫ります。公武が拠点を分かつ中、画家たちの世界は東西の往来によって革新され、目覚ましい発展を遂げました。伝統的な価値観が解放されてゆくこの時代を牽引したのは、狩野派、琳派、そして浮世絵といった諸派の画家たちでした。本展では、重要文化財の「祇園祭礼図屏風」、英一蝶「四季日待図巻」、喜多川歌麿「更衣美人図」をご覧いただくほか、酒井抱一「風神雷神図屏風」など江戸後期の名作にいたるまで、300年にわたる江戸絵画に親しみます。社会的な階層を超えて、さまざまな輝かしい活躍をみせた名だたる画家の優品をお楽しみください。なおこの期間、国宝「伴大納言絵巻」下巻を特別展示します。

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