スタジオ設立30周年記念 ピクサー展
スタジオ設立30周年記念 ピクサー展は、
東京都現代美術館
で開催されています。
会期 2016年3月5日~5月29日
混雑ぶりは、若冲展は別格として、この展覧会でも、日によっては入場待ちが発生するようです。
私自身は、世代的にズレがあるので、ピクサーとは何か?詳細は分かりませんし、上手く説明できませんが・・・・作品のキャラクターに関してはほとんど知ってます。
ルーカスフィルムやAppleを退社(追い出された?)したスティーブ・ジョブスの参加、その辺の経緯にもチョット興味がありました。
よく知らないだけ、この展覧会、かえって新鮮な感じで観てきました。
企画の構想段階で描かれたドローイングやパステル画、デジタルペインティング、彫刻など膨大な資料が展示されていています。
そして、沢山の制作過程を紹介したビデオがディスプレイに流れていて、それらを丹念に見ていくと鑑賞に大変時間がかかります。
大当たりが義務づけられた作品制作チーム・・・
練りに練ったシナリオ(興業の成否を左右する)、キャラクターの熟慮とモデリング・・・
膨大な時間と費用をかけて討論、収斂されていく作品、その様子がよくわかります。
製作スタッフがタクマシイ〜!
さらに楽しませてくれるのが、大型スクリーンで上演される短編アニメ、会期中3期に分けて、上映されていて、完成度の高さに感心させられます。
上映スケジュールはこちら
混雑時は、人垣越しに観るしかないかも・・・です。
『リフテッド』(日本公開:2007年)
監督:ゲイリー・ライドストロム/カラー/5分 © 2007 Disney/Pixar
(上映終了)
見に来ている方は、ほとんど若い方ですが、すべての年代層で楽しめる企画展と思います。
混雑覚悟で時間に余裕をもって出かけるのがお勧めです。
見どころ(HPから)
1. 世界初のフルCG長編アニメーション映画「トイ・ストーリー」から最新作「アーロと少年」に至るまで、映画制作の過程で生み出された美しいアートワークの数々から世界初公開作を含む約500点を一挙公開!
2. ピクサーがアニメーション制作で最も大事にしている「ストーリー」「キャラクター」そして「世界観」を、多才なアーティストたちが様々な技法を使って表現!
3. 大型ゾートロープや迫力のスクリーン映像でピクサー・アニメーションの世界観を表現!
HPの解説。
「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」、「インサイド・ヘッド」そして最新作「アーロと少年」など、数々の人気作品を世界に送り出すピクサー・アニメーション・スタジオ。1986年、アメリカのカリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットマル、スティーブ・ジョブズらが奇跡のような運命で共に集い、ピクサーは設立されました。2016年はスタジオ設立30周年の節目となります。
ピクサー作品は、日本やアメリカだけでなく世界中で上映され、多くのファンに愛され続けていますが、それはコンピュータアニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターなどの存在があるからです。驚くべきことに、ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングやパステル画、デジタルペインティング、彫刻などを数々生みだし、ピクサー作品の創造性を支えています。
本展は、そうした創作活動にスポットライトをあて、ピクサーに所属するアーティストたちが映画制作の過程で創り出した多種多様なアートワークの全貌を紹介するものです。2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界各国で好評を博した世界巡回展が、2016年、スタジオ設立30周年を記念した作品群を加え、構成を新たにして日本に上陸します。
| 固定リンク
コメント