気仙沼と、東日本大震災の記憶 ―リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史―
気仙沼と、東日本大震災の記憶
―リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史―
は目黒区美術館で開催されています。
会期 2016年 2 月13 日〜3 月21日
気仙沼とは”目黒さんま祭り”での縁ですね、私も、さんま祭りに行ったことはありますが、あまりの盛況、大行列に圧倒されて食べることはできませんでした。
3.11、あれから5年が経とうとしています。
拙ブログでも、関連記事を何度か投稿しました。
ことあるごとに思い起こす、大参事でした。
あの日以前と、以後では地震が起きた時の瞬間的な恐怖心は別次元のものとなりました。
そして、遅々として進まぬ復興が伝えられ、原発事故処理に至っては気の遠くなるような年月での話です。それでも、完全な解決などないのでしょう。
3.11以後も、福島には、何度か行きました、気仙沼にもあの年の9月に訪れました。
あの年には、東京でも、写真展などが頻繁に開催され、涙をこらえながら鑑賞した記憶が残っています。
思い違いかもしれませんが、3.11に対する思いに現地と東京との間に温度差があるようにも思います。(自身も含めて)
明日は我が身、自戒を込めて見てきました。
もう一度行けるかも・・・・と思っています。
HPの解説から・・・
気仙沼と、東日本大震災の記憶 ―リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史―」展を開催いたします。
気仙沼市と目黒区は、1996(平成8)年の「目黒のさんま祭」に気仙沼市よりサンマをご提供いただいたのをきっかけに交流が始まり、災害時相互援助協定の締結や中学生の自然体験ツアーの実施などを行ってきました。そして、2010(平成22)年9月、両自治体は友好都市協定を結び、さらに絆を深めました。東日本大震災が起きたのはその半年後のことでした。
リアス・アーク美術館は、発災から2年が経った2013(平成25)年4月、常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」を公開しました。これは、同館が中心となり、震災発生直後から行なった気仙沼市と南三陸町の被災状況の調査、記録活動を基にしたもので、撮影した被災現場写真 約30,000点、収集した被災物 約250点から厳選した資料群に、新聞や過去に起きた大津波に関する資料を加えた約500点で構成されています。
地域のミュージアムとして、現代美術の紹介とともに、歴史、民俗、生活文化を伝える資料の収集・展示にも力を入れてきたリアス・アーク美術館は、この震災以前から「津波」を地域の文化を築いてきた大切な要素の一つと捉え、過去の大津波を展覧会で取りあげてきました。こうした経験が結実し、東日本大震災の記録活動を、記録資料を残すことで終わらせず、正しく伝えようとするのが、この常設展示です。「被災現場写真」には場所と状況の説明を加え、「被災物」は生活の記憶の再生装置と捉え、単なる資料展示をこえた、説得力のあるインスタレーションとして構成されています。さらに、震災発生後の2年間に得た様々な情報や課題をテキストで表現した108の「キーワードパネル」が加わり、鑑賞者の深く考える契機ともなる内容となっています。
本展は、「東日本大震災をいかに表現するか、地域の未来の為にどう活かしていくか」をテーマに編集された、この「東日本大震災の記録と津波の災害史」を、東京地区で初めて大規模に紹介するもので、被災現場と被災物の写真パネル約260点、被災物(現物)11点に関係歴史資料を加えて展覧いたします。そして、リアス・アーク美術館の特色あるもう一つの常設展示、地域の歴史・民俗資料をまとめた『方舟日記―海と山を生きるリアスな暮らし―』をもとに、生活文化資料を特別展示し、気仙沼・南三陸地域が育んできた豊かな地域文化の一端もご紹介します。
被災地域の復興は、5年目を迎える今もまさに進行形で行われています。本展が、震災をめぐるさまざまな物・事を想い、記憶を更新/形成させ、地域と世代を超えてともに考えていく一助となれば幸いです。
リアス・アーク美術館のHPはこちら
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