レオナルド ・ダ・ヴィンチ ー天才の挑戦
レオナルド・ダ・ヴィンチ ー天才の挑戦は江戸東京博物館で開催されています。
会期:2016年1月16日(土)―4月10日(日)
日本初公開!
絵画、手稿、素描、 ダ・ヴィンチの真筆が勢ぞろい!
ということですが、矢張り、スコットランドから海外に出るのは77年ぶりという《糸巻きの聖母》が目玉ですね。
チョット、観に行かないではいられません。
《糸巻きの聖母》の展示場所には既に、行列整理のための仕切りができ、警備の方も位置についていましたが、拍子抜けするほど空いていました。
混雑はこれからなんでしょうね~
《糸巻きの聖母》
1501年頃、油彩・板、48.3×36.8cm
バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト蔵
小品ですが、やはりいいですね・
幼子イエスが持つ糸巻き棒は「人間と世界の運命を紡ぐ道具」だそうです。
その体の動きと視線は何に向かっているのでしょうか?
聖母の左手は支えているのでしょうか?、抑えているのでしょうか?
そして、何かを抑えこむような、宥めるような右手の意味は?
レオナルドは、表情やジェスチャーで登場人物の感情を伝えようとしました。
特に、目に見えない人物の心の動きを表すものとして「手の動き」を入念に研究したそうです。
そのような研究の一端であるレオナルドの素描群も展示されています。
《子供の研究》部分
1502-1503年 28.5×19.8cm
《手の研究》弟子との共作
1495年頃 20.8×16.1cm
『鳥の飛翔に関する手稿』、ルネサンス期の工房とレオナルド・アカデミーの画家たちの作品も楽しめます。
もう一度行ってこちらもじっくり見てきたいと思いますが、混んでるかな次回は・・・・
《鳥の飛翔に関する手稿》
第10紙葉と第11紙葉表
1505年 トリノ王立図書館
HPの解説から
展覧会の構成は以下の通りです。
日本とイタリアの国交樹立150周年を記念し、イタリアが生んだ天才レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の展覧会を開催します。今回の展覧会では、自然観察を通じて真理に近づこうとしたレオナルドの挑戦を、日本初公開の絵画《糸巻きの聖母》(バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト)と直筆ノート『鳥の飛翔に関する手稿』(トリノ王立図書館)を中心に紹介します。
《糸巻きの聖母》は、イギリスの貴族バクルー公爵家が所蔵し、レオナルドの故郷イタリア、作品のあるイギリス以外の場所では初めて出品されることになりました。2009年にようやく、スコットランド・ナショナル・ギャラリーで一般公開されることになった至宝です。
また、レオナルドの手稿の中でも人気の高い『鳥の飛翔に関する手稿』も、日本初公開となります。本展の図録で、日本側の監修者である斎藤泰弘氏(京都大学名誉教授)による待望の新訳も発表されます。
2点とも、本展のテーマである「見えない世界を探る(beyond the visible)」ために、レオナルドが行った人間観察・自然研究が集約された円熟期の傑作です。このほか、花や子どもを観察した日本初公開の真筆素描7点(うち1点は弟子との共作)、レオナルド派による日本初公開の珠玉の絵画、神話化・伝説化されたレオナルドの生涯を表した版画など約70点と、素描から忠実に再現した関連模型を通じ、天才の挑戦を体系的に展観します。
序章 レオナルドの肖像 ―天才像と神話化
第1章 自然と人間―直感と観察
第2章 『鳥の飛翔に関する手稿』―人間の限界を超えた飛翔、自然と神への挑戦
第3章 《糸巻きの聖母》―見えない世界を探る
第4章 レオナルドの教え―ルネサンス期の工房とレオナルド・アカデミー
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