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2015.10.30

春画展


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春画展
は文京区目白台の永青文庫で2015年9月19日(土)〜12月23日まで開催されています。
前・後期で各2回、計4回の展示替えが行われます。
会場が狭いですからね〜
18歳未満入館禁止です。

東京メトロ雑司が谷駅から歩いて行きました。
混まない時期にと思って、延ばし延ばしにしていたのですが、会期終了まで、空くことはないと観念し出掛ける事にしました。過去に何度か永青文庫には足を運んでいるのですが、こんな事は初めて!タクシーで来る人、歩いて来る人で、あまり広くない周辺の道路に人が溢れています。
さてさて、私が到着したのは、午後1時前。
チケット売り場に10人程度列んでいましたが、前売り券で入場。ロッカーも空いていました。展示のスタートの4階に行くと、渋滞の列は出来ていますが、身動き出来ないほどの混雑ではありませんでした。平日ということもあって、年齢層は高めですが若い方、外国の方も多く見かけました。私の後ろが外人三人組で女性が「amazing」を連発、何がamazingなんでしょうね〜語学は苦手なので・・・・肉筆画、版画、(屏風、巻物、豆本、版本、軸物)、北斎、歌麿、春信、清長、英泉、国芳とお馴染みの絵師の作品もあり見所満載。
用途も、嫁入り道具の一つであったり、戦場に赴く時のお守りだったり、酒席での「さかな(笑い絵)」、勿論「あちら」も・・・その格闘?のバリエーションも豊富。
絵師の技量とおおらかな発想、デフォルメが楽しい、面白い、愉快。
春画は過去の展覧会等でも何度か「囲み」の空間で少しずつ見てきましたが、この企画展は質、量ともに大満足。
あえて難点を言えば、キャプションが見ずらいこと、照明の関係で人影が作品に被さることしばしばで、こちらも見ずらい!
この企画展、勿論好き嫌いはあると思いますが、お勧めです。


着物Day 11月7日(土)・12月5日(土)
当日、着物をきて行くと、男女を問わず入場料が800円になるそうです。
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図録が4000円でチョット高めですが、お買い得・・と思います。
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展示内容は以下の通りです。
Ⅰ. 肉筆の名品
Ⅱ 版画の傑作
Ⅲ. 豆判の世界
エピローグ

HPから

春画は、江戸時代に笑い絵とも呼ばれ、性描写と笑いが同居したユーモアで芸術性の高い浮世絵になります。特に海外から高い評価を得ており、2013年から2014年にかけて大英博物館で行われた 「春画 日本美術の性とたのしみ」は大きな話題を呼びました。

今回、日本で初めて開催する『春画展』は、海外からは大英博物館およびデンマーク、また、日本の美術館や個人コレクションより、鈴木春信の清楚、月岡雪鼎の妖艶、鳥居清長の秀麗、喜多川歌麿の精緻、葛飾北斎の豊潤といった「春画の名品」133点(前後期)を5つの章に分けて展示します。

「肉筆の名品」では、版画のように印刷された春画ではなく、人の手で線と色を書き出された「肉筆」を40点展示、「版画の傑作」では、名だたる浮世絵師が筆をふるった版画、版本の数々が展示されるほか、縦9センチ、横13センチ弱の小さな春画を集めた「豆判の世界」など、これまでに春画を観たことがない方にもわかりやすく紹介しています。

浮世絵の大家たちによる作品や徳川将軍や大名家の絵画を担った狩野派の作品など、大名から庶民にまで広く愛された春画が一堂にそろった展示会になります。


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鳥居清長「袖の巻」(部分)  柱絵横判錦絵 1785年頃 国際日本文化研究センター蔵


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喜多川歌麿「歌満くら」 大判錦絵 1788年 個人蔵

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鈴木春信「煙管」 中判錦絵 1769年 個人蔵 


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「狐忠信と初音図」(春画屏風) 紙本着色 二曲屏風一隻 江戸時代 個人蔵

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