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2015.07.12

観てきた展覧会備忘録(6/29〜7/5)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
タイトルをクリックするとHPにジャンプします。

⚪︎没後30年 鴨居玲 踊り候え

S
5/30〜7/20
東京ステーションギャラリー(丸の内)

人間の内面を見つめ、自らの心魂をキャンヴァスに描き出した鴨居玲。その東京では25年ぶりとなる回顧展を開催します。
没後30年にあわせて開催する本展では、10代の自画像から遺作まで、57年の生涯で残された油彩の代表作をはじめ、素描、遺品など約100点を一堂に展示し、今もなお、多くの人を惹きつけてやまない鴨居玲の崇高な芸術世界をご紹介します。
(HPから)

「手にデッサンのタコが出来ていないのは画家ではない」というのが鴨居の画家としての姿勢ということです。
流麗な線描はその表れですね。
哀愁をおびた、ユーモラスな人物像はとても魅力的で、作品に出合った瞬間ひきつけられます。
晩年の作品、「私」「出を待つ(道化師)」は晩年の苦悩を象徴的に表しているようで胸を打ちます。

学生時代に宮本三郎に師事し、デッサンの重要性を叩き込まれたそうです。
現在、国立近代美術館の常設展示室で開催されている「誰がためにたたかう?」に宮本三郎の戦争画が展示されています。自由が丘には宮本三郎記念館があります。こちらを観てくるのもいいかと・・・
 

⚪︎金沢の町家‐活きている家作職人の技‐展

S_2
6/4~8/22
LIXILギャラリー(京橋)

職人技の継承に努力されている方々には敬意を感じます。
私の子供のころは、我が家の建て替え等で大工さんの作業を見る機会も多かったので、この展示で新しい発見はもちろんあるのですが、懐かしい感じで見てきました。若い方々には新鮮に映るでしょうね。


⚪︎「クリエイションの未来展」第4回 伊東豊雄展 「ライフスタイルを変えよう -大三島を日本で一番住みたい島にするために-」

S_3
6/4~8/22
LIXILギャラリー(京橋)

伊東さん、忙しいでしょうね、あちこちで地域おこし、ユニークな建物設計・・・必然的に展覧会等々で頻繁に見る機会があります。
地域活性化に協力、参加している人々のインタビューも別室で放映されています。
見ていて、わくわくしてきました・・・行ってみたいな~。


⚪︎着想のマエストロ 乾山 見参!

S
5/27〜7/20
サントリー美術館

この企画展が新日曜美術館(NHK)で詳しく紹介され、勉強になりました。
ということで、知り得た知識で、復習しようと再訪しました。専門家の解説はありがたい!

⚪︎シンプルなかたち展:美はどこからくるのか
(終了しています)

S_4
4/25〜7/5
森美術館

この企画展が気に入っていたのと、MAM初回企画展示をじっくり観る目的で再訪しました。


⚪︎MAMスクリーン 001 ビル・ヴィオラ初期映像短編集
(終了しています)
〜7/5
森美術館
70年代後半~80年代前半の初期映像5作品を約1時間で放映。

上映作品

1. 歯と歯のあいだ(1976年)9分10秒

2. 映りこむ池(1977-79年)7分

3. 日の老いたる者(天地創造の神)(1979-81年)12分21秒

4. ヴェジタブル・メモリー(1978-80年)15分13秒
5. 聖歌(1983年)11分30秒
製作年代を考えると、致し方無いのですが、解像度の低い映像で少々魅力に欠けますが、ビル・ヴィオラの製作意図は一貫しているな〜と思わせる1時間。チョット長かった・・・

⚪︎MAMリサーチ001「グレイト・クレセント:1960年代のアートとアジテーション――日本、韓国、台湾」
(終了しています)
〜7/5
森美術館


2013年に香港のオルタナティブ・スペース「Para Site(パラサイト)」で展示された企画を再構成したものす。
1960年代、それぞれ異なる道を歩みはじめた各地域で、欧米から輸入されたモダニズムではなく、自分たちのリアルな表現を模索した反体制的、反芸術的な活動を、比較検証する試みです。

出品作家:張照堂(チャン・チャオタン)、チェ・ブンヒョン、莊靈(チュアン・リン)、キム・グリム、ハイレッド・センター、黄華成(ホヮン・ホヮチェン)、ジョン・ガンジャ、カン・クッジン、小野洋子、ゼロ次元、
(HPから)

時代背景が自身の人生と重なる部分も多く、懐かしく、かつ考えさせられた企画展。
小野洋子のこのビデオは頻繁に登場すな〜、若い世代が、政治に敏感に反応し、行動したあの頃。
当時の東アジアの政治的、社会的状況と若者たちの意思表示とその方法、翻って年齢を重ねた今の自分と、社会の関係はは?若者たちは?


◯国立新美術館に寄り道して公募展をチラ見・・高校生の作品の完成度の高さに驚き・・
(終了しています)

⚪︎高校生国際美術展

⚪︎公募30回 日本水墨院展

⚪︎陶芸文化振興財団 陶芸教室 陶芸財団展 陶芸展 公募展

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