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2015.06.18

観てきた展覧会備忘録(6/8〜6/14)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
タイトルをクリックするとHPにジャンプします。

⚪︎ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス

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4/25〜7/12
印刷博物館(最寄駅、飯田橋、後楽園)
ヴァチカン教皇庁図書館が誕生した時代、書物の再生がルネサンスとともに到来しました。旧来の手写本や、新たに登場した活字本、そして書物を飾ろうという要望にこたえて生まれた木版・銅版画は、書物の輝きを推進する役割を果たします。
本展では、ヴァチカン教皇庁図書館所蔵の中世写本、初期刊本、地図、書簡類計21点を中心に、印刷博物館および国内諸機関所蔵の書物を加えた計69点を展示、ルネサンス精神の比類なき生き証人である書物の魅力に迫ります。(HPから)

書物とルネサンスを考察する企画展PartⅡです。
ヴァチカン教皇庁図書館関連プロジェクションマッピングもあり、見応え満点。
祈りと救い、古代の叡智、近代の扉を開く、ヴァチカン貴重庫でみつけた日本・東アジアの各章で分けての展示です。聖書・神曲・博物誌・歴史書・哲学書・法学書・幾何学書・機械書・建築書・・・興味深々でみてきました。今現在、ルネサンス期の展覧会も多く、その関連(繋がり)も意識しながら堪能です。


⚪︎ルオーとフォーヴの陶磁器

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4/11〜6/21
パナソニック 汐留ミュージアム(汐留)
再訪です、とてもいい企画なので。
メテの作品、ボカシ模様と光沢具合が魅力的です。
フォーブの画家(マティス、ドラン、マイヨール・・・・)とメテの共作、美しいのですが・・・、楽しいという表現のほうがピッタリくるように思いました。画家たちは焼成後の発色を(絵の具では出せない色彩)楽しんだのではないでしょうか?
ルオーの陶磁器、ルオー独特の色彩とマチエールは健在ですが、陶磁器の独特の質感は、もう一つの魅力発見でした。


⚪︎MOMAT コレクション
特集: 誰がためにたたかう?

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前期 5/26〜7/12
後期 7/14〜9/13
東京近代美術館(竹橋)

MOMATコレクションへようこそ!今期は4-2階までの会場を使い、大特集「誰(た)がためにたたかう?」を行います。第二次世界大戦が終わって今年でちょうど70年。動物の争いから国と国との争い、男女の争いや世代間の争いなど、さまざまな角度から「戦うこと」について考えるための約200点をご紹介します。(HPから)

常設展示室の、とても良い企画です。
何故こんなに空いているんだろう・・・?と思うほど平日は空いてました。
じっくり鑑賞出来ます。(企画展の狭間に行きましたので)
宗教(殉教)、戦争、男と女、内面の葛藤、反芸術運動、階級闘争・・・誰がためにたたかうのか?所蔵品をうまく整理して見せてくれた企画。藤田嗣治と宮本三郎の戦場画が心に残る。ケーテ・コルビッツ作品は久し振り!

⚪︎「鳥の楽園」ー多彩、多様な美の表現

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3/21〜6/21
宮内庁 三の丸尚蔵館(皇居東御苑)
本展では,当館が所蔵する19世紀から現代までの作品を中心に,国内だけでなく,海外のものも含めて,鳥を主題とした作品の数々を紹介いたします。(HPから)

「美術の世界に棲む鳥の楽園へようこそ」のコピーの通り
鳥をテーマに、絵画、彫金、木彫、書画の見事な作品が並びます。香淳皇后の涼やかな作品も展示されていました。
二の丸庭園には花菖蒲が咲いていました。


⚪︎李傑(リー・キット)「The voice behind me」

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6/2〜7/26
資生堂ギャラリー(銀座)
リーは本展において不安、孤独、呼吸などをキーワードとしています。その背景には、政治や社会的格差へのフラストレーション、日常生活に伴うストレス、逃れようのない孤独などがあります。香港、台北、ロンドン、東京などリーが一定期間滞在したことのあるどの都市でも感じたことです。リーが「The voice behind me」という本展のタイトルについて、自分が慣れ親しんでいると同時に疎外されていると感じる声が常に背後にあり、その存在はほとんど耐え難いが、受け入れるしかないと言っているのもこのような態度の現れでしょう。閉塞感のある状況の中で深呼吸はできなくとも、呼吸を続けることはできる、そこにまだ希望はあるとリーは考えているのかも知れません。(HPから)

簡素なフォルムと光のコントラストが印象的。

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☆話題のイケメンゴリラ?ハオコに面会?して来ました。(上野動物園
ハオコは東山動植物園のイケメンゴリラで既に人気者のシャバーニの兄です。15年8月で22歳になるそうです。女性に人気のようで「ゴリラガール」という新語もチラホラ・・・、大変な人垣ができていました。ゴリラ親子に動きに歓声が湧きます。体調管理のため、4時前には宿に戻ります、ご注意を!
イケメンかどうかは?なんとも・・・・

Img_5386s
ハオコの画像はネットの画像集からです。
下段は当日撮影。


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