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2015.05.29

観てきた展覧会備忘録(5/18〜5/24)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
タイトルをクリックするとHPにジャンプします。


✳︎小田急線参宮橋駅→刀剣博物館→明治神宮→Bunkamura→戸栗美術館を徒歩で巡りました。
参宮橋駅→原宿→渋谷コースは好きでよく行きます。
明治神宮の自然の中を歩くのも気持ち良いですしね。刀剣博物館と明治神宮を訪れる人は外国人の方が多い様な気もしますね、最近特に。それに、竹下通り・・私が渋谷区立中央図書館に通ってた頃は、人影も疎らで、聞こえて来るのは、夕方の寿司屋二階の喧騒くらいだった。


⚪︎平成27新作名刀展

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4/28〜6/7
刀剣博物館
身幅と身もとから切っ先までの変容、反り、切先、波紋、光沢、鐔・・・。自分の好みを探すのは楽しいですね。
トーハクの刀剣展示室でも熱心に観ているのは外国人、最近は若い女性にも人気の様です。私の好みはありますが、夫々の個性、バラエティーも楽しいですね。
現代の刀工作品、素晴らしい!


⚪︎ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美

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3/21〜6/28
Bunkamuraザ ミュージアム
再訪です。
タイトルの通り、時代の権力、宗教と美、その中でのボッティチェリの立ち位置と変容。よく練れた企画だと思いました。ボッティチェリの作品をこれだけ観られたのも収穫。


⚪︎初期伊万里展

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4/4〜6/21
戸栗美術館
初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、古伊万里金襴手などの作品が並びます。
柿右衛門様式大好き、金襴手苦手です。
初期伊万里の試行錯誤を繰り返し、この辺りがかえって面白かった。
器形の歪み、ピンホール、窯キズ、貫入、不安定な発色、陶工の指跡などなど。
じっくり鑑賞したいと思いつつ、せっかちは治らない!

✳︎企画展「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?」

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2/20〜5/31
21_21 DESIGN SIGHT
空気、水、モノ、光、音、自然環境―そのままでは捉えにくい世界に一定の基準を設けることによって比較や共有を可能にした知恵と思考の道具―それが「単位」です。(HPから)

理工系としては、アーティストが単位というワードをどう捉え表現するのか?興味津々で・・・入って直ぐのメートル原器レプリカにはチョット時代錯誤?
でも、計量を面白く、分かり易く視覚化していて楽しめました、このサイトの企画はユニークで毎回楽しみ。

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2015.05.21

観てきた展覧会備忘録(5/11~5/17)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
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⚪︎フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展

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4/25〜6/30
東京都庭園美術館
本展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内における同館初の大規模なコレクション展です。(HPから)
仮面を身に付けることの意味は、地域、民族、文化、宗教によって異なるのでしょうが、共通点も多くあるのではないでしょうか?視えない「何か」との交信なのでしょうか、或は象徴なのでしょうか?その魅力に過去、現在のアーティストも創作のインスピレーションを得て来ました。展示されている仮面から思い浮かぶ作品もありそうです。新館ではビデオ放映があり、祭り、儀式での仮面使用例が解り、そのバラエティーに興味津々。こういう企画展好きです。
改装中の庭園「一部開放」ということですが、芝生広場には入れないし(養生の為)此方はチョットがっかり。


⚪︎ユトリロとヴァラドン 母と子の物語

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4/18〜6/28
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
母子共に数奇な人生・・この展覧会にも人間関係(相関図?)パネルがありましたが、どうしても其方に話題が向きます。
ユトリロの作品はは飽きる程?見る機会が多いのですが、ヴァラドンの作品をこれだけ観ることができる機会はあまり無いですね、その意味ではお勧めです。ヴァラドンの人間関係がその作品に如実に影響を与えているように思われました。ユトリロの作品約40点とヴァラドンの作品約40点を展示。

⚪︎新潟市美術館の名品たち-ピカソとクレーもやってきた

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4/11〜6/7
目黒区美術館
ふたつの公立美術館コレクションを比較検討するこの展覧会は、「ある時代を背景とした美術館とコレクションのあり方」、「片方のコレクションだけでは描けないこと」を探りつつそれらの考察を示して、新潟と目黒の地で約30年間、同じ時代を過ごしてきた二つの美術館のコレクションの意義を振り返るものとなるでしょう。(HPから)
国内外、近・現代の作品展示が殆どです。目黒区美術館の所蔵作品も少々加えて。
さて新潟市美術館所蔵作品、その個性を何処に見つけようか?矢張り地元の作家に目が行きます。
小林力三コレクションの中にも良い作品もありましたが、私は以前から佐藤哲三の作品が好きで新潟の地をよく表現しているように思います。静物画と風景画各一点の展示でした。

⚪︎たばこと塩の博物館

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渋谷の繁華街からの引越しですからね〜、リニューアル移転場所はスカイツリーに近い場所ですが、とても静かです。
企画展示室では、博物館の歴史と移転の経緯について展示解説されていました。
どうしても、常設展示はじっくり観賞することは少ないですね〜今回も・・・下見という感じで行って来ました。この博物館で、過去に楽しい企画展を多く観て来たので、楽しみに待ちます。東京そらまちにある郵政博物館と一緒に・・がお勧め、郵政博物館だけに切手コレクションは見ものです。


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2015.05.19

三社祭り2015

今年も行ってきました。
宮出しを見たいとは思うのですが、ゲートの外からですからね〜
早朝ということもあって今年もパスです。
渋谷から移転リニューアルした「たばこと塩の博物館」(スカイツリーの近く)に行ったりしながらぶらぶらです。

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2015.05.13

観てきた展覧会備忘録(5/4~5/10)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
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⚪︎マグリット展

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3/25〜6/29
国立新美術館(乃木坂)
ルネ・マグリット(1898-1967)は、ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家。言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を飛び超えてみせる独特の芸術世界は、その後のアートやデザインにも大きな影響を与え、日本でも高い人気を誇ります。日本におけるマグリットの展覧会は、1970年代以降何度か開かれてきましたが、本格的な回顧展は2002年以来、実に13年ぶりとなります(東京では13年ぶり、京都では44年ぶり)。(HPから)
時系列で130点の作品が展示されています。初期の作品の中にはアールデコ風の作品もあり、回顧展の面白いところですね。デ・キリコに触発されたとされる新たな作品作りは、マグリット独特の世界へと発展していきます。真っ青な空に白い雲、美しい空が度々登場しますが・・・夫々の作品をどう読み解くか?多くの作品に彼自身の言葉が添えられていますが、これがまた難解で・・・マグリットの不思議世界は楽しい!?

⚪︎国展(終了してます)

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4/29〜5/11
国立新美術館(乃木坂)
日本最大級公募展で 絵画 版画 彫刻 工芸 写真のカテゴリーに分けて膨大な作品が展示されています。強烈な個性を見つけるのは難しいですね・・・・


⚪︎生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村(終了してます)

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3/18〜5/10
サントリー美術館(六本木)
展示替え最終回ということで3回目の訪問です。平安人物志(地方から京都に遊学する人たちのガイドブック)等の文献展示に象徴されるこの展覧会。若冲、蕪村は共に畫家の項に載っています。歩いてわずかのところに住んでいましたが、交流の記録は無いようです。応挙、大雅もご近所。蕪村、応挙の合筆作品の展示もありました。人気畫家の切磋琢磨が想像されて面白かった。
また、沈 南蘋(中国清代の画家、長崎に数年滞在)などの作品と対比し、その影響を検証しています。中国憧憬はよく使われる言葉ですね。図録も楽しい!


⚪︎エロール・ル・カインの魔術展

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4/25〜5/17
そごう美術館(横浜)
1941年にシンガポールで生まれ、インドで幼少期の一時期を過ごし、15歳でアニメーションを学ぶために単身ロンドンに渡ります。東洋と西洋の血脈をもつエロール・ル・カインの作品は、あらゆる国の個性を描き分けて多様性に富んでいます。その表現力は素晴らしい。いつもの通り絵本コーナーがあり、多くの母子が楽しんでいました。こんな機会を与えられた子供は幸せですね。

⚪︎石田尚志展

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3/28〜5/31
横浜美術館(横浜)
ライブドローイング公開ということで再訪しました。
石田さんのドローイング・アニメーションという手法、音楽の可視化。膨大な時間と作業を経て完成されるその作品は瞬間の感性、勢いの集積でもあります。
近作のビデオ・インスタレーションでは、部屋という空間の中でドローイングに光の動き、変化を加えて、さらなる視覚効果を狙っているようです。どう発展していくのか?今後が楽しみです。今までは、苦手意識がありましたが・・この展覧会で、今後も追いかけてみようと・・・ライブドローイング(石田尚志、O JUN、小林正人)は、観衆の皆さん楽しんでました。O JUNさんの40Kgある被り物にはビックリ!ビデオカメラで追っかける石田さんは憑依の眼。

⚪︎神田祭の人混みに疲れ、トーハクに休憩がてら「平成27年新指定国宝・重要文化財展示」(終了してます)を観に行きました。トーハクは疲れた時の休憩所のひとつなんです。


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2015.05.11

神田祭2015

神田祭に行ってきました。
神田明神周辺は大混雑、いやぁ~よく怪我人が出なかったと・・・・

今週は浅草三社祭りですね、こちらも大騒ぎなんですよね・・・

「天下祭」として知られる神田祭は、元和年中までは船渡御であったと言われている。また、延宝年中までは毎年斎行されていたが、山王祭(赤坂・日枝神社)と隔年で斎行することになり、以後今日までに2年に一度斎行されることが恒例となった。江戸幕府の庇護を受け、江戸城内に祭礼行列が練りこみ、将軍・御台所の上覧があったことなどから、江戸の庶民たちからいつからか「天下祭」と称されるようになった。また、江戸時代を通じて全国的に有名な祭のひとつとして「日本三大祭り」「江戸三大祭り」の中に数えられた。


神田祭のHPはこちら

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2015.05.08

観てきた展覧会備忘録(4/27~5/3)

美術館などのHPは随時更新されますので予めご理解ください。
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⚪︎特別展「鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-」

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4/28〜6/7
東京国立博物館(上野)
初日に行ってきました。
混雑必至ですからね!
10時間過ぎ到着、展覧会場(平成館)入館待ち数分。入場後、甲巻待ち40分、甲乙丙丁巻は待ち時間なしでした。鳥獣戯画以外の作品も見どころ満載ですので、出たり入ったりしながら、丸一日居ました。修復前の鳥獣戯画はサントリー美術館オープン記念展でも見ましたが・・・修復完了後ということで見に行かないわけにはいきません。後期展示は、混み具合を見て行くか否か決めます。甲巻のカエル・ウサギ・サルが擬人化されて戯れるその楽しさは格別です。日本最古の漫画とも称される。

⚪︎琳派400年記念 京都・細見美術館 琳派のきらめき-宗達・光琳・抱一・雪佳-

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4/29〜5/11
日本橋高島屋(日本橋)
琳派誕生(宗達・光悦)、花咲く琳派(光琳・乾山)、江戸琳派(抱一・連なる絵師)、京琳派ルネサンス(神坂雪佳)という流れで展示されていて琳派の全貌を概観出来る展覧会です。細見美術館の所蔵作品展は度々行われてきましたし、琳派展も多いので、既視作品もありますが、琳派好きにとってはたまらない展覧会ですね。知らなかった絵師の作品もあり楽しめました。


⚪︎スー・ブラックウェル 「Dwelling -すみか- 」

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4/29〜6/14
ポーラ ミュージアム アネックス(銀座)
イギリス・ロンドンを拠点におとぎ話や民話をテーマにブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)という独自のスタイルで表現するアーティスト、Su Blackwell(スー・ブラックウェル)の展覧会「Dwelling -すみか- 」を開催します。(HPから)
制作過程のビデオも放映されていますので、参考になります。薄暗い空間の中、個別のボックスに収められた作品を巡回するという展示方法も良いです。
観に行った日は会場内で撮影中。
帰り際に、「ズムサタですけどインタビューに・・・」と声をかけられたのですが・・・恥ずかしいので、お断りしました。


⚪︎ベスト・オブ・ザ・ベスト

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1/31〜5/17
一部展示替えで、青木繁の<海の幸>も登場するので再訪して来ました。建物そのものの新築による閉館(5/17)間近の為混んでました、もう一度行けるかな〜
数年休館後の開館が今から楽しみです。


⚪︎藤本壮介展 未来の未来

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4/17〜6/13
ギャラリー間(乃木坂)
住宅から公共建築まで100を越えるプロジェクトに挑んできた藤本氏は、常に人と空間のあり方、都市とのつながりを意識しながら試行錯誤を繰り返し、「House N」、「Tokyo Apartment」といった住宅から「武蔵野美術大学美術館・図書館」、「Serpentine Gallery Pavilion 2013」等々、新しい空間の創出にチャレンジし、自身の思考を着実に具現化してきました。(HPから)
膨大な数の模型が展示されています。藤本氏が生み出してきた空間の変遷と次の時代へ向けた建築の未来象を示しています。建築家の発想の源は楽しい。


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