観てきた展覧会備忘録(4/6〜4/12)
東洋文庫ミュージアムの「イスラム展」岡本太郎美術館の「現代芸術賞展」には終了ギリギリで行ってきました。どの展覧会も楽しめた一週間。
⚪︎ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
2/7〜5/24
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館開館5周年記念日に再訪して来ました。
展示コレクションは、NGAの創設者で実業家として成功したアンドリュー・W・メロンの娘エイルサ・メロンを中心に形成されたコレクションです。僭越ですが、趣向が私とピッタリ!ルノワールの肖像画(女性像)、夫々の画家が描いた果物の作品、風景画等々、何と言ってもヴュイヤールの作品が8点展示されていて、じっくり観てきた、良かった。
⚪︎もっと知りたい!イスラーム展(終了してます)
1/10〜4/12
東洋文庫ミュージアム
世界人口の6人に一人がイスラム教徒、日本にも10万人いるそうです。昨今のIS事件で
頻繁に取り上げられますが、イスラムの原点からイスラム教が全世界への浸透、そして日本に伝わる始めまで、主に文献の展示で分かりやすく紹介していました。シーヤ派、スンニ派などの歴史的経緯も・・・
⚪︎いぬ、犬、イヌ展
4月7日〜5/24
渋谷区立松濤美術館
埴輪から日本画、軸物、洋画、彫刻まで、わんちゃんばかり!「我が家のワンに似てるな〜」何て思いながら鑑賞。こういう企画展が大好き、蘆雪 のワンちゃんは相変わらず可愛い、滑稽。宗達の描くワンはあまり可愛くなかった。
⚪︎ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美
3/21〜6/21
Bunkamuraザ・ミュージアム
タイトルの通りで、ボッティチェリの絵画だけを集めた企画展ではありません。
フィレンツェ、メジチ家その興隆と衰退の歴史の中でボッティチェリの画家人生、描き方が、どの様に変化していったのか・・・よく取り上げられる主題(ルネサンスのフィレンツェ)をボッティチェリという画家をメインにしての再復習、そんな企画展。
展覧会の構成が分かりやすくて良い。
⚪︎第18回岡本太郎現代芸術賞展(終了してます)
2/3〜4/12
岡本太郎美術館
若いアーティストの作品を見るのも楽しいですよね、
岡本太郎賞のヨタ「金時」デコラティブな焼き芋販売車はTVなどでも紹介され話題です。
岡本敏子賞の久松和子の「レベゼン 日本の美術」は クールベの『画家のアトリエ』と『オルナンの埋葬』をベースに、日本美術の継承変遷を検証しようと試みています。若い作家を見つけ追っかけるのもいい。
⚪︎ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 ボストン美術館✖️東京藝術大学
4/4〜5/17
ボストン美術館等々の外国の美術館に渡った日本美術の秀品を観るたびに、残念な気持ちになりますね。この企画展にも、大観、春章などの院展の画家、橋本雅邦、狩野芳崖、柴田是真、高石重義の竜自在置物などの素晴らしい作品をが・・・おすすめの展覧会。今年、企画展頻繁の小林清親の戦争画も見もの、明治時代のアーティスト恐るべし。
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