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2015.03.10

観てきた展覧会備忘録(3/2〜3/8)

観てきた展覧会(3/2〜3/8)
チョット遠目の美術館に行ってきた一週間。
熱海、仙台、水戸、疲れたな〜歳だな〜。

⚫︎尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」 光琳アート -光琳と現代美術-
(終了してます)
A
2015年2月4日(水)~3月3日(火)
MOA美術館(熱海)
楽しみししていて、終了二日前にやっと行くことができた展覧会。
光琳の二大傑作である国宝「燕子花図屏風」と国宝「紅白梅図屏風」を同時に展観する特別展ということで、沢山のお客さんが来場、チョット騒々しかった。
光琳100年忌、200年忌、そして光琳の影響が窺える現代美術という括りで構成。琳派の歴史を外観、分かり易い解説とともに素敵な企画展でした。根津美術館ではどういう構成になるのか?こちらも楽しみ。
熱海梅園に寄り道、盛期は過ぎていたようでチョット残念。足湯は気持ちよかった。
(公園内に熱海市立 澤田政廣記念美術館、中山晋平記念館があります)


⚫︎わが愛憎の画家たち ― 針生一郎と戦後美術
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宮城県美術館(仙台
2015年1月31日(土)–3月22日(日)
仙台市出身の針生一郎(1925-2010)は、戦後、美術が自律した芸術表現として純粋性の追求に向かう潮流の中で、針生は一貫して「社会と人間」という視点をもって、作家たちの表現行為と作品を批評してきました。
この展覧会では、主に1950~70年代に針生が関わった芸術運動や展覧会に焦点をあて、著書『わが愛憎の画家たち』などで論評した作家と作品を紹介しています。(HPの引用、要約)
一般受けしにくい作品も多いかもしれない?と思いつつその作品の持つ表現の重みをズッシリと感じた。ほとんどの作品に針生一郎の批評が掲げられていて参考になった。


⚫︎佐藤忠良記念館
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宮城県美術館の敷地内にあります。
「わが愛憎の画家たち ― 針生一郎と戦後美術 」展のおまけのつもりでしたが
その規模と、素晴らしい作品に大満足でした。此処だけに来るだけでも価値ありです。
フォルムの美しさと、生命力溢れる作品。娘の佐藤オリエがモデルの作品も2点展示されていました。
良い女優ですよね。TVドラマ「若者たち」の長女役、素敵だった。

⚫︎レコーディング イン プログレス ―3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告展―
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2015年2月20日(金)から年3月18日(水)
せんだいメディアテーク 7F 南側ラウンジ、スタジオa・b
伊藤豊男の建築を見学に行って(せんだいメディアテーク)、たまたま遭遇した企画展。あの日から四年、あの恐ろしい経験は風化してないだろうか、東京で生きる人間として、この活動に敬意を感じながら、電車の時間まで急ぎ足で拝見。

⚫︎笑う美術展
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2015年2月21日(土)~ 4月19日(日)
茨城県近代美術館(水戸)
本展では、美術からは一見遠いものと思われがちな「笑い」を切り口とし、日本の近世から近現代美術、そして西洋の20世紀美術等、多様な作品を展示。表情として描写された「笑い」をはじめ、視覚的な仕掛けやパロディ・見立てなどが「笑い」を生む作品、風刺や皮肉、ブラック・ユーモアを伴ったり、日常や常識に大きく風穴を開けて驚きと「笑い」をもたらすような作品など、美術における多彩で複雑な「笑い」の形を紹介。(HPから)
笑いのカテゴリーに分けての展示、体験できるコーナーもあり面白かった。
地元茨城の日本画家、小川芋銭の作品もたくさん展示。この展覧会のために制作した福田美蘭の「大津絵 雷公」MOA美術館で観た福田美蘭「風神雷神図」ーフランシス ベーコンが風神雷神図を描いたらという発想?ー福田美蘭のフアンになった。

⚫︎山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ
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2015年2月21日[土]~ 2015年5月17日[日]
水戸芸術館
解説不要?!
現代と過去、現実と非日常が混然となった山口ワールド、縦長の会場に迷路のような展示構成、先ず監視員が「真っ直ぐ突き当りの会場まで進んで下さい」と教えてくれる、途中にはアップダウンの階段、例の電信柱がドンと存在感いっぱい!「紙ツイッター」とか「続・無用ノ介」とか読み物?も楽しい!展示会場の道順が分からず、監視員に「何でこんな面倒な事しなきゃならないの〜」とご婦人。
まあ、既視感も・・・・
それにしても、空いてたな〜
水戸偕楽園に寄り道、開花が遅れていて残念、暖かい陽気が救いだった。


⚫︎第7回恵比寿映像祭 ー惑星で会いましょうー(終了しています)
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2015年2月27日(金)~ 3月8日(日)
最終日の午後に行って来ました。
東京写真美術館が改修工事中のため、周辺施設での開催。
毎回、後悔してしまう!
盛り沢山の内容だけに、予め目標を定めて観に行かないと、頭の中が混乱します。
ということで、
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したタイムマシン「DMC-12」と、同社を開発したデロリアン社ジョン・デロリアン社長をめぐる物語「新しいジョン」(ダンカン・キャンベルさん)を鑑賞、時代を彷彿とさせる内容に懐かしさと、教訓?
その他の作品はざっと見て ー惑星で会いましょうーのコンセプトを理解しないまま退散。

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