観てきた展覧会備忘録(12/15~12/21)
⚫︎高松次郎ミステリーズ
国立近代美術館 竹橋
会期 2014年12月2日(火)~2015年3月1日(日)
今年お亡くなりになった赤瀬川原平、中西夏之とハイレッドセンターを結成して活躍していた時期もありました。実験的な作品が多く、ドローイング、製作メモ等も大量展示。高松次郎の謎に迫ろうという企画展。影シリーズの体験コーナーもあり、ここのみ撮影可です。アートの文脈、図学(遠近法)、哲学、数学等々広範囲から新しい視点を模索した作品、なかなか・・・でした。
⚫︎所蔵作品展 近代工芸案内 - 名品選による日本の美
国立近代美術館 工芸館 竹前期:12/5(金)~2015/1/4(日) 後期:2015/1/6(火)~2/15(日)
収蔵作品のなかから約130点を精選し、以下の構成で展示。
明治から現代作家までの秀品を概観できます。
お勧めです。
「①世界に躍動した明治時代の工芸」、「②近代工芸が確立した大正から昭和前期頃」、「③民藝の個人作家」、「④戦後の工芸」、「⑤伝統工芸」、「⑥1980-90年代頃から現代の工芸」
⚫︎玉川学園創立85周年記念特別展 東と西のキリスト教美術―イコン・西欧絵画コレクションから
玉川学園 教育博物館 町田市
後期 12/20(土)~2015/1/4(日)、1/12(月)、17(土)、18(日)
前期展示に引き続き観てきました。
この学園創立者の教育理念の元に収集されたイコンコレクションは素晴らしい。ロシアにおけるキリスト教の置かれた立場、歴史・・・イコンの役割。日本のキリスト教の歴史を思ったりしながら・・・隠れ切支丹、マリア観音像を思ったり。
⚫︎17th 未来を担う美術家たち <文化庁芸術家在外研修の成果>|DOMANI・明日展
国立新美術館 六本木(乃木坂)
2014年12月13日(土)~2015年1月25日(日) 会場:企画展示室2E
過去に文化庁の「新進芸術家海外研修制度」で海外に派遣された若手作家(今回は12人)の作品を展示する毎年開催されている展覧会。毎年行っています。
手の込んだ作品が多く展示されていて楽しめました。一部分を除いて写真撮影可です。
チラシに使われている作品は入江明日香のもの。アニメっぽい、ポップなモチーフが過去と現在、時空を超えて交差する、よく見かける画風ではありますが、楽しいです。
青木克世の手の込んだ立体作品等々、他の作家の作品も十分説得力を持っています。
⚫︎シェル美術賞展2014
国立新美術館 六本木(乃木坂)
【会期】 2014年12月10日(水)~23日(火・祝)
このサイトをご参考下さい。
【受賞】「シェル美術賞2014」グランプリに野原健司「いつも」 | Art Annual online
現代アートの"登竜門"として歴史と実績のある美術賞です。
平面作品ばかりです。圧倒的な作品をみつけるのはなかなか?ですが、個性と力量を見比べる、そして若手美術家の現在を垣間見る・・・そんな感じ。
⚫︎その他、町田市立国際版画美術館(大学版画展最終日)、町田市文学館ことばらんど(赤瀬川原平展最終日)の再訪。
番外編
⚫︎科学技術館 北の丸公園
近美に行ったついでに久しぶりに寄ってきました。この日は子供の集団で騒々しいことったら・・・日本未来科学館、上野の国立科学博物館と共にお勧め、誰でも楽しめて、勉強にもなります。
久しぶりですが、やはり楽しい。
| 固定リンク
コメント