あしたのジョー、の時代展
この企画展は練馬区立美術館で7月20日~9月21日まで開催されています。
「あしたのジョー」
アニメで見ていました。
矢吹丈がアル中の元ボクサー丹下段平に見込まれたのは、山谷でのジョーの暴力団との乱闘を段平が見たとき。
その時、こいつはボクシングの才能があると・・・
段平の情熱をいいことに、ジョーはドヤ街で子供を連れて暴れ放題、やがて犯罪に手を染めて、鑑別所送りになる。
鑑別所のジョー宛に段平は「あしたのために」に始まる手紙を送る、ボクシング指南が始まる。
みるみる力をつけるジョー・・・
鑑別所から脱走を試みるが力石徹に阻止されて、ボコボコにされる。
先に出院した力石徹、後を追うように院を出たジョーはライセンスを取得。
やがて運命の対戦の日が訪れる。
力石は限界を超える減量をしてリングに上がったのだ。
力石は勝った、しかし勝利と引き換えに命を失ってしまう。
ジョーは精神的なダメージを受け一時期ボクシングを離れる。
やがて復帰したジョーは、相手の顔面が打てないという後遺症を乗り越え、世界選手権まで上り詰めるが、すでにパンチドランカーになっていた。
世界戦に、判定負けしたジョーはコナーにいる葉子にグローブを渡した。
HPの紹介文
「あしたのジョー」は、高森朝雄(梶原一騎の別名義)原作、ちばてつやの作画で1967年暮れから1973年まで『週刊少年マガジン』に連載されたボクシング漫画です。連載当初から人気を博し、アニメ化、実写映画化が行われ、連載終了から40年が経過した今なお、新たなファンを獲得し続けています。
主人公「ジョー」こと矢吹丈は、打たれても打たれても決して相手に屈せず、血反吐にまみれながら強敵に立ち向かいました。その姿は、大人が作り上げた社会体制の矛盾に対し異議申し立てを行った同時代の青年の共感を呼びます。「我々は明日のジョーである」と声明を出し、日本航空「よど号」をハイジャックした赤軍派。ジョーのライバル力石徹の劇中での死に、現実に告別式を執り行った寺山修司たち。本作は様々な事件や人々と結びついて社会現象を呼び起こし、一フィクションをこえ、時代のシンボルとして多くの人々の心に受けいれられていきました。
本展では「あしたのジョー」の作品世界を、ちばてつやによる百点以上におよぶ魅力的な原画の数々によって構成し、アニメやレコードなど同時代の関連資料から本作のひろがりを紹介します。また、ボクシングをこよなく愛し「あしたのジョー」に深く関わった寺山修司、自らの肉体と格闘し暗黒舞踏を立ち上げた土方巽、既成の芸術に反し己の肉体によるパフォーマンスをおこなった秋山祐徳太子ら、ジョーと同じ時代の空気を共有した芸術家たちの活動をたどり、「あしたのジョー」をキーワードにこの時代を振り返ります。
展示構成は以下の通り
1章「あしたのジョー、の世界」
2章「あしたのジョー、の時代」
3章「あしたのジョー、肉体の叛乱」
4章「あしたのジョー、あしたはどっちだ」
寺山修司の短歌に「マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや」
があります。時代を象徴する歌ですね。
寺山修司などが企画した力石徹の葬儀祭壇も再現展示されていました。
「あしたは~、どおっちだ~」アニメソングも忘れられない、彼の作詞ですね。
力石の葬儀祭壇が再現展示されていました。
土方巽の舞踏「肉体の叛乱」ビデオ
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