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2014.05.26

こども展  ― 名画にみるこどもと画家の絆 ―

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この展覧会は森アーツセンターギャラリーで4月19日~6月29日まで開催されています。


「美術館より特別に写真撮影の許可を得ています」

本展HPの紹介文から

モネ、ルノワール、ルソー、マティス、ピカソなど錚々たる画家48人の巨匠たちが、可愛らしい子どもたちをモデルに描いた作品をご紹介。彼らはカンヴァスにどんな想いを刻み、描かれた子どもたちはそのとき何を想ったのか。作品に秘められたそんな両者の想いや絆に迫ります。オルセー美術館、オランジュリー美術館は勿論のこと、世界的にも有名なルーヴル美術館、マルモッタン・モネ美術館、そして画家の遺族が大切に所蔵し、美術館でも見ることのできないプライベートコレクションからの作品の数々が出展します。しかも、作品のおよそ3分の2は日本初公開という、この貴重な展覧会をどうぞお見逃しなく。

年代とジャンルによる分類をもとに構成されいます。ただただ「愛おしい」でいいのですが、描かれた子供の姿にその時代の世相を読み取るのもいいかもしれません。


展示構成は以下の通りです。
序章
第1章:家族
第2章:模範的な子供
第3章:印象派
第4章:ポスト印象派とナビ派
第5章:フォービズムとキュビズム
第6章:20世紀のリアリスト


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第3章:印象派は、さながらジュリー・マネ物語。
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ジュリーは母ベルト・モリゾと父ウジェーヌ・マネの子供です。
父ウジェーヌ・マネは、有名なエドゥアール・マネの弟です。
当時では晩婚であったベルト・モリゾは愛娘ジュリーをモデルとして生涯描きつ続けました。

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庭のウジェーヌ・マネとその娘
ベルト・モリゾ  1883年 油彩・カンヴァス 個人蔵


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犬を抱く娘
ベルト・モリゾ  1886年 油彩・カンヴァス 個人蔵


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ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子供
ピエール=オーギュスト・ルノワール 1887年 油彩・カンヴァス オルセー美術館


ジュリー・マネも画家になりました。
ジュリーが名付け親であった、甥のオーギュスタン・ルノアールの肖像です。


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オーギュスタンの肖像
ジュリー・マネ 1911年 油彩・カンヴァス 個人蔵


ジュリーは画家でコレクターでもあったエルネスト・ルノアールと結婚します。


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書斎のジュリー
エルネスト・ルノアール 1924年 サロン・デ・チュイルリー出品 油彩・カンヴァス 個人蔵


会場風景

「美術館より特別に写真撮影の許可を得ています」


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2014.05.02

地球の上に生きる2014 DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展

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毎年、この時期に新宿のコニカミノルタプラザで開催されている展覧会です。
今年も行ってきました。
4月25日~5月8日まで開催。

順位を付けるというのは難しいのでしょうが、展覧会の性質上仕方ないことですよね。
今年も心動かされる報道写真がたくさん展示されていました。

そして、毎年必ず見た瞬間に心惹かれる写真があります。
私はこの写真に引き寄せられました、この様な表現が適切なのかどうかは判りませんが「美しい」ですね。

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DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞3位
アリ・ヌールディーン
ガザに生きる子供たち

ガザ地区のベイトラヒヤ。
停電の時は長い。兄に抱かれロウソクの火に見入るパレスチナ人の少女。
2013年9月12日。

(DAYS JAPAN 第十回DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞特大号から)

世界で現在起きていることを再認識、そして我が身を振り返る一助として、毎年見に行っています。

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