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2013.10.27

京都 洛中洛外図と障壁画の美

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この展覧会は東京国立博物館平成館で10月8日~12月1日まで開催されています。
個々の作品を堪能すると言うより、空間を楽しむ展覧会ですね。
何度も訪れたい空間です。

京都でも見ることのできない京都。
このキャッチコピーの通りですね、洛中に洛外に、京都御所に、二条城に、更に龍安寺の内部にまぎれこんだ感じですよ。
展示空間に、これだけ映像が見事に調和した展覧会も過去になかったのではないでしょうか?
原寸大?の石庭の四季4K映像は良いですね。
ここにベンチがあったら長居してしまいそうですよね。

会場に入って直ぐの洛中洛外図屏風(舟木本) 岩佐又兵衛筆解説大画面映像も楽しいですし、単眼鏡を忘れた方にも親切ですね。

展示配置はこんな感じです。
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HPの解説から


重要文化財 洛中洛外図屏風(舟木本)(部分) 岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵
京都は、毎年、国内外から多くの人々が訪れる魅力あふれる地です。それは何よりも京都が、長い間日本の都として伝統文化を育み、継承してきたことによるところが大きいでしょう。この展覧会では、都の賑わいと四季の景観を描く洛中洛外図の優品が一堂に会するほか、京都を象徴する3つの場所―京都御所、二条城、そして石庭で知られる龍安寺を飾った障壁画を通して、京都ならではの美の空間を体感していただきます。特に、最近、修復を終えたばかりの絢爛豪華な障壁画で再現する二条城の空間は圧巻です。

展示構成は以下の通りです。

第1部 都の姿─黄金の洛中洛外図
洛中洛外図勢揃いです。

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第2部 都の空間装飾─障壁画の美

1、王権の象徴―京都御所

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2、仏法の荘厳―龍安寺

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3、公儀の威光―二条城

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2013.10.14

横浜ジャズプロムナード2013

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このイベントは10月12~13日の2日間開催されていました。
昨日で終了しています。


今年はホールコンサートを聴いて回ろうと決めていて・・・・・こもりっぱなしで疲れました。
途中退出も含めて9公演、疲れて当然ですかね?

個々の演奏に対する感想は記しません、全般的には楽しめたのですが、チョット聴くに堪えないものもあって、と言う感想。
矢張り人気を保ってきたベテランミュージシャンは話も含めて観客の歓心を呼ぶ壺を心得ていますね。

それにしても、この観客の年齢層は、どうなんでしょう、ますます高齢化してきているような気がします。
先々が心配、同じことの繰り返し?では駄目なのかもしれませんね?
まあ、このイベントの開催趣旨によるのかもしれませんが?
私が見て、聴いてきた公演の感想ですから、他に革新的な公演があったのかもしれませんが。

このイベント、アマチュアの街頭演奏風景って楽しいですよね、今年は見られなかった(聴けなかった)のですが、天気のいい日に散歩がてら立ち寄るっていうのも良いですね。

今年はホールに籠りっぱなしだったので、写真も動画も撮りませんdした。
一様機材はもっていったのですが。

以下、聴いてきた公演です(順不同)

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2013.10.09

竹内栖鳳展

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この展覧会は9月3日〜10月14日まで開催されています。

開催期間が短いうえに、前後期に分けての展覧会、前期は行けませんでした、後期のみの鑑賞です。

《斑猫》《絵になる最初》《蹴合》《ベニスの月》など、展覧会でよく見かける作品、勿論何度見ても素晴らしいのですが、この展覧会は、栖鳳の全体像が俯瞰できて、新たな栖鳳像も見つけられたりしますよね。
どうでしょう、晩年の肩の力の抜けた?作品のモチーフ、色彩の柔らかさは・・・・・このあたりの作品を纏めて見られたのは収穫でした。
余談ですが、観に行かれた方、ショウケースのガラスへの鑑賞者の写り込み、気になりませんでしたか?
特に金屏風の前、私はとても気になって・・・・・

展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 画家としての出発 | 1882 ̶ 1891
第2章 京都から世界へ | 1892 ̶ 1908
第3章 新たなる試みの時代 | 1909 ̶ 1926
第4章 新天地をもとめて | 1927 ̶ 1942


HPの紹介文です。


 日本画家の竹内栖鳳(1864-1942)は京都に生まれ四条派の幸野楳嶺(こうのばいれい)に学び、京都画壇の近代化の旗手として土田麦僊(つちだばくせん)をはじめとする多くの後進に影響を与えました。
 栖鳳は積極的に他派の筆法を画に取り入れ、また定型モティーフとその描法を形式的に継承することを否定し、画壇の古い習慣を打ち破ろうとしました。その背景には、明治33(1900)年のパリ万博視察のための渡欧がありました。現地で数々の美術に触れ、実物をよく観察することの重要性を実感したのでした。
 しかし、やみくもに西洋美術の手法を取り入れたのではないところに栖鳳の視野の広さがありました。江戸中期の京都でおこった円山派の実物観察、それに続く四条派による対象の本質の把握と闊達な筆遣いによる表現は幕末には形式的なものとなり、定型化したモティーフとそれを描くための筆法だけが残ってしまいました。栖鳳は実物観察という西洋美術の手法をもとに、西洋と肩を並べられるような美術を生み出そうという気概でこれら伝統絵画の根本的理念を掘り起こそうとしたのです。
 栖鳳の作品の前に立つと、あたかもその対象にじかに触れているかのような感覚におそわれますが、よく見ると、描かれているものが実物とかけはなれていることもしばしばです。それは、丹念な実物観察を行いながらも、その目的は外形写生ではなく、あくまでも対象の本質をつかむことにあったことを表しています。
 本展は、栖鳳の代表作、重要作、長らく展覧会に出品されてこなかった作品約110点、素描などの資料約60点で栖鳳の画業を通観し、栖鳳が新たな時代に築いた日本画の礎を示します。


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《城外風薫》  昭和5年

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《飼われたる猿と兎》 明治41年

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《炎暑》 昭和5年


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《絵になる最初》 大正2年 (1913年)

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《大獅子図》 明治35年頃

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《斑猫》 大正13年

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《蹴合》 大正15年

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《ベニスの月》 明治40年

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《朝寒い》 昭和12年

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