エミール・クラウスとベルギーの印象派展
この展覧会は東京ステーションギャラリーで6月8日~7月15日まで開催されています。
ルミニスム作品については少々違和感を持っていたのですが、考えが変わりました。
エミール・クラウスの作品を見ていると単にルミニスムの作品と言う括りを越えた魅力がありますね。
チョットその場を離れがたくなる展覧会でした。
印刷物が限りなくむなしく思ってしまった展覧会でもあります。
自然から受けた感動をキャンヴァスに丹念に描き込んだ作品からは、観るものに素直にその情景、感情、が伝わってきます。
以前から気になっていた画家児島虎二郎ってそうだったのか、っていうのも収穫の一つでした。
今更?ですかね。
この展覧会見逃さなくて良かった。
個人蔵の作品が多かったように思いますが何か曰くがあるのでしょうか?
展覧会の構成は以下の通りです。
図録からですが、会場と違う感じです、印刷とともに不満です。
第1章 エミール・クラウスのルミニスム
第2章 ベルギーの印象派:新印象派とルミニスム
第3章 フランスの印象派:ベルギーの印象派の起源
第4章 ベルギーの印象派 日本での受容
展覧会のHPの紹介文です。
ベルギー印象派の画家、エミール・クラウスについての日本初の展覧会を開催します。1849年に生まれたエミール・クラウスは、フランス印象派などから影響を受け、独自のルミニスム(光輝主義)といわれるスタイルで、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍しました。太田喜二郎、児島虎次郎という2人の日本人画家がクラウスに教えを受けたことでも知られています。ベルギー近代美術史の展開を考えるうえで、また印象主義の国際的な伝播という観点から見たときに、そして日本への影響という意味でも、非常に重要な画家であるにもかかわらず、これまで日本ではクラウスをテーマにした展覧会は開かれてきませんでした。
本展は、フランス、ベルギー、日本の印象派の作品とともにクラウスの代表作、あわせて計65点を展示し、国際的な印象主義の展開の中にこの画家を位置づけ、陽光あふれる田園の情景や、自然の中で暮らす人々の姿をいきいきと描き出したクラウスの魅力に迫ります。
エミール・クラウス 仕事を終えて 1889年(もしくはそれ以前)
エミール・クラウス レイエ湖畔に座る女 1892年頃
エミール・クラウス 野の少女たち 1892年頃
エミール・クラウス レイエ川の水飲み場 1899年
エミール・クラウス レイエ川を渡る雄牛 1899年(またはそれ以降)
エミール・クラウス 昼休み 1887-1890年頃
ジェニー・モンテニー 庭で遊ぶ子供たち 1912年
クロード・モネ 霧の中の太陽(ウォータールー橋) 1904年
児島虎二郎 和服を着たベルギーの少女 1911年
大田喜二郎 麦秋 1914年
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