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2013.06.12

現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ ロペス展

Photo_2

この展覧会はBunkamuraザ・ミュージアムで4月27日~6月16日まで開催されています。
今週で終了です。

写実と言っても、その表現方法は多種に亘りますよね。
ロペスは、何しろ10年以上という長い時間をかけても、未だ手を加えると言う制作期間の長い作家です。
その作風は、平面、立体作品を問いません。
チラシ(2種類あり)に使われている、《グランピア》は、7年間、夏の朝の6時代に同じ場所で描きつずけたと言う作品です。
7年間のその場の空気が描き込まれているわけです。

決して、写真をなぞったような作品ではありません。

作品《トーレス・ブランカスからのマドリード》などは、よく見ると微細に書き込んだ部分と、そうでない部分が見てとれ、それが上手く調和して、重量感?さえ感じさせます、その制作過程、マチュエールにも注目です。

映画「マルメロの陽光」見のがしていました。
TSUTAYAに行ったけど、在庫なしで借りることが出来ませんでした、Youtubeにはあったけど・・・・

映画に登場する「マルメロの木」も展示されています。


HPの紹介記事です。

今日のスペイン美術を代表する作家アントニオ・ロペス(1936~)は、その卓越した技術と観察力によってリアリズムを追求しながら独自の世界を描き出しています。また、マルメロを描く作家自身の姿を撮った映画『マルメロの陽光』(監督:ビクトル・エリセ)は、日本でも公開され話題を呼びました。ロペスは10年を経てもなお絵筆を入れるほど、制作期間の長い作家であり、そのため寡作家として知られています。
本展では、ロペスの日本初の個展として、初期の美術学校時代から近年までに手がけた油彩、素描、彫刻の各ジャンルの代表作を厳選して紹介します。

展覧会の構成は以下の通りです。
●故郷
00011
《花嫁と花婿》 1995年 油彩・キャンヴァス 国立ソフィア王妃芸術センター蔵

●家族
00014
《夕食》 1971-80年頃 油彩・板 カルメン・ロペス氏蔵


0002
《マリアの肖像》 1972年 鉛筆・紙 マリア・ロペス氏蔵


●植物
00013
《マルメロの木》 1992年 油彩・キャンヴァス フォクス・アペンゴア財団蔵

●マドリード
00012
《トーレス・ブランカスからのマドリード》 1874-82年 油彩・板 マルボロ・インターナショナル・ファイン・アート蔵


0004
《グラン・ピア》 1974-81年 油彩・板 個人蔵

0003
《グラン・ピア》を制作中のロペス 1978年

●静物
●室内
●人体
5
《子どもたちの頭》 1996年以降 石膏、他 作家蔵

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