エドワード・スタイケン写真展 モダンエイジの光と影 1923-1937
この写真展は1月26日~4月7日まで世田谷美術館で開催されています。
この展覧会は、ファッション雑誌『ヴォーグ』と男性向け総合誌『ヴァニティ・フェア』のために、スタイケンが1923年から1937年までの15年にわたって撮影した写真から構成されます。第一次世界大戦後の好景気、そして29年に始まる大恐慌とその後の世界的な社会、政治の不安定化、波乱に満ちた時代にスタイケイン流のモダンなスタイルを追求し続け、撮り続けたファッション、ポートレート・・・・・一貫しているのは光と影を徹底的に追求し、そしてそのシャープな画像からは異次元の世界観をも感じてしまいました。
HPの解説
米国写真界の巨星、エドワード・スタイケン(1879-1973)。ピクトリアリズムとよばれる潮流のなかで芸術的な写真をきわめた青年期から、ニューヨーク近代美術館の写真部長となり冷戦期の世界で900万人を動員した一大写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」などの企画に至るまで、スタイケンは約70年にわたって写真の可能性を貪欲に追究し続けました。本展では、彼が商業写真界に飛び込んでモダニズムの旋風を巻き起こした1920-30年代の、約200点に及ぶファッションとポートレートの仕事を一堂に紹介します。本展は2007年パリのジュ・ド・ポームを皮切りに世界各地を巡回してきた注目の展覧会であり、わが国には作家没後40年という節目に上陸することになります。
この展覧会の構成は以下の通り。
(1)モダンなスタイルに刻みこまれた、時代の光と影
(2)「ヴォーグをルーヴルにしよう」―ファッション写真というアート
(3)ディートリッヒ、ガルボ、ガーシュイン―時代のアイコンが結集
《シュザンヌ・タルボットの黒いチュールのヘッド・ドレスと、黒いキツネの襟つきブロケード・コートをまとうモデル》 1925年
《アール・デコふうの大判スカーフをまとうタマリス》 1925年
《シェリュイのドレスを着たマリオン・モアハウス、コンデ・ナストのアパート
メントにて》 1927年
《グレタ・ガルボ》 1929年
《女優メアリー・ヘバーデン》 1935年
《作曲家ジョージ・ガーシュイン》 1931年
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