たくみのたくらみ きせる・たばこ盆たばこ入れにみる職人の手技
この展覧会は渋谷のたばこと塩の博物館で2012年11月17日~2013年1月14日まで開催されています。
松濤美術館の「シャガールとタピスリー展」と併せて行かれると良いかも、です。
ついでに、ヒカリエ8Fも………。
Bunkamuraまで欲張ってしまうと、1日では時間が足りないかもしれません。
年末年始は、開催日に注意です。
私の祖父は、きせる、父も愛煙家でしたが、私自身は10年前に禁煙に踏み切りました(宴会などでは喫煙してしまいますがあとは引きません)
まあ、私のことなどどうでもいいのですが・・・・。
受付で入場料100円を支払うと、15ページ保存版?の冊子が渡されます。
展覧会を見て、この冊子で復習すると、あなたも、きせる、たばこ博士になれるかも?ですよ。
彫金、金工、蒔絵、青貝細工、角細工の匠、時代背景と暮らし、興味がつきません、皆さん時間をかけて丹念に観ておられました。
桂文楽のコレクションも見ものです。
酒井抱一下絵、原羊遊斎蒔絵とされる「銀御殿形菊に蝶図きせる」何て言うのも展示されています。
こちらのたばこ盆も、如何にもと言う感じで面白いですよ。
吉原の扇屋の花魁・花扇が使ったと伝えられるたばこ盆
徳川家の紋章のあるたばこ盆
展覧会の構成は以下の通りです。
●きせるで嗜む細刻み
●きせる、たばこ盆、たばこ入れにみる職人の手技
●素材の妙
番外編
●一服に必須の着火具
●たばこ入れコレクター・八代目桂文楽
HPの解説です
きせる・たばこ盆・たばこ入れにみる職人の手技
江戸時代初めから大正末まで、日本では細刻みたばこをきせるで嗜むのが主流でした。紙巻きたばこ(シガレット)とは違い、人々は、きせるの手入れをし、好みの銘柄の刻みたばこを手に入れ、火打石やマッチで火をつけ、手間ひまをかけて一服を楽しんでいました。
きせるでの一服には、刻みたばこや火付け道具など喫煙に必要な道具をまとめておくたばこ盆が、外出時に携帯するためにはたばこ入れが必要でした。これらの喫煙具は実用品であるばかりでなく、たばこ盆は調度品、たばこ入れは装身具として持ち主のこだわりを反映するものでもありました。このため、人々はこぞって珍しい素材や凝った細工の喫煙具をあつらえました。
緻密な彫りのきせる、絢爛豪華な蒔絵のたばこ盆、更紗や金唐革など舶来の素材を用いたたばこ入れ、手のひらサイズの着火具などには、日常で使うことを前提にしつつも、美を求める職人たちの手技の粋が詰め込まれています。
今回の企画では、職人芸ともいうべき細工の数々に着目し、便利なだけでも、美しいだけでもない、「用」と「美」を兼ね備えた喫煙具を通して手技の妙をご紹介します。
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