巨匠たちの英国水彩画展
この展覧会はBunkamuraザ・ミュージアムで10月20日~12月9日まで開催されています。
マンチェスター大学ウィットワース美術館蔵から150点の展示です。
前半は水彩画の成り立ち変遷を辿ります、そして英国の画家と言えばこの人ターナーのコーナー、続いてジャンル、時代の括りでの展示と続きます。
展覧会では、とかく、大画面、重層、重厚な油彩画に目を奪われがちですが、この展覧会では水彩画の魅力を再発見させてくれます。
特にターナーの描く風景の中の光の筋、茫洋と浮かぶ景色のその空気感は心を和ませてくれます。
チラシに使われている作品《ルツェルン湖の月明かり、彼方にリギ山を望む》は白眉です。
展示作品目録には、その他の作家の作品にも丸印を沢山つけてきました。
水彩画は、大幅な手直しが効かないある意味一発勝負ですよね。
展覧会の構成は、次の通りです。
第1章 ピクチャレスクな英国
第2章 旅行:イタリアへのグランド・ツアー
第3章 旅行:グランドツアーを越えて、そして東欧へ
第4章 ターナー
J.M.W.ターナー《旧ウェルシュ橋、シュロップシャー州シュルーズベリー》
第5章 幻想
第6章 ラファエル前派の画家とラファエル前派主義
第7章 ヴィクトリア朝時代の水彩画
第8章 自然
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