リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝展
この展覧会は、国立新美術館で10月3日から12月23日まで開催されています。
この展覧会、とても楽しい魅力いっぱいの展覧会です。
特に、「バロック・サロン」「ルーベンス」の展示コーナーは、まさに圧巻です。
こんなに楽しい展覧会も久しぶりです。
HP解説から
オーストリアとスイスの間にあるリヒテンシュタイン侯国。同国の国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集こそが一族の栄誉との家訓のもと、500年以上にわたってヨーロッパ美術の名品を収集してきました。その数は3万点に及び、英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションといわれています。本展では同コレクションから139点の名品を選りすぐり、日本で初めて公開します。世界屈指のルーベンス・コレクションからは、愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》など10点が一挙に来日。ラファエッロ、クラナッハ、レンブラント、ヴァン・ダイクをはじめとする巨匠たちの名画や、華麗な工芸品が一堂に並びます。
展覧会の構成は以下の通りです。
エントランス
バロック・サロン
この部屋では、現在ウィーン郊外の「夏の離宮」で公開されている侯爵家コレクションの展示方法に倣って展示作品へのキャプションは付けられていません。絵画、彫刻、工芸品、家具やタペストリーが、宮殿を特徴づけるバロック様式の室内装飾と調和している様子を再現するためです。
リーフレットに解説があります。
リヒテンシュタイン侯爵家
イアサント・リゴー 《金羊毛騎士団の正装をしたヨーゼフ・ヴェンツェル・リヒテンシュタイン侯の肖像》
1740年 油彩/カンヴァス
名画ギャラリー
■ルネサンス
ラファエッロ・サンティ 《男の肖像》 1502/04頃 油彩/板
■イタリア・バロック
クリストファーノ・アッローリ 《ホロフェルネスの首を持つユディット》
1613年 油彩/カンヴァス
■ルーベンス
ペーテル・パウル・ルーベンス《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》
1616年頃 油彩/板
ペーテル・パウル・ルーベンス《占いの結果を問うデキウス・ムス》 「デキウス・ムス」の連作より
1916/17年
横幅4メートルの大作。
クンストカマー:美と技の部屋
マティアス・ラウフミラー 《華麗なジョッキ》 1976年 象牙
名画ギャラリー
■17世紀フランドル
アンソニ・ヴァン・ダイク 《マリア・デ・タシスの肖像》
1629/30年頃 油彩/カンヴァス
■17世紀オランダ
レンブラント・ハメルンスゾーン・ファン・レイン 《キュービットとシャボン玉》
1634年 油彩/カンヴァス
■18世紀ーー新古典主義の芽生え
■ビーダーマイヤー
フリードリッヒ・フォン・アメリング 《マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像》
1834年 油彩/厚紙
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コメント
美輪さん、コメントを頂き有難うございます。
間違いなく、数年単位で見てもベストテン上位に入って来る展覧会ですよね。
見逃したら大変!
バロックサロンの天井画は新美術館のみだそうです。
本当に、つまらない作品は皆無、一日中いても飽きませんよね。
話は違いますが、今年は草間弥生大ブレークの年でもありましたね。
投稿: 美輪さんへ | 2012.12.17 13:18
ギリギリで行ってきました。マリーアントワネットは時間がなくて行けなかったので、これはどうしても行きたかったので‥。本当にとても素敵な展覧会でした。久しぶりの展覧会だったのもあってか、ここ数年では一番好きな展覧会でした。興味のない展示がほぼなくて全てに興味深々でした。行けて良かったです。
投稿: 美輪 | 2012.12.17 02:14