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2012.09.28

傘寿記念 上村淳之展

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この展覧会は、日本橋高島屋8階ホールで9月12日~10月1日まで開催されています。

日本画家で誰が好きかと言われれば、すぐ頭に浮かんでくるうちのひとりが上村松園です。
上村淳之はその孫ですね。
父、上村松篁の作品もよく見ます。

正直に言って、上村淳之の作品と言われても、なかなか頭に浮かんでこないという状況で見に行きました。
見に行っての感想は「素晴らしい」の一言です。

花鳥、動物への愛情が伝わってきます、動物同士の会話が聞こえてきそうですし、鑑賞者との対話も成り立っています。動きの捉え方も自然で見事だと思いました。


200種以上、1000羽以上の鳥を飼育されていて、スケッチの日々。
「スケッチを直ぐ絵にしてはいけない」と学生の時に先生から言われた事を教訓としているようです。
空間という考え方ですね、物理的な絵画の背景としての空間、そして鑑賞者との空間を如何に醸成していくかということなんでしょうね。
花鳥画という世界を守り伝えたいという信念が伝わってきます。

本当は展示したくなかったという若い頃の作品(物理的に空間をあけるのが怖かった時代?)から現在の作品まで、エピソードを添えての展示です。

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「鳩舎」 1964年 松柏美術館蔵

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「雁金」 1988年

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「尾長」 2001年

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「初めての冬」 1993年 松柏美術館蔵

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「水辺の四季」部分 2009年

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