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2012.09.19

マリー・ローランサンとその時代展  巴里に魅せられた画家たち

Photo


この展覧会は前・後期に分けて 7月14日(土)~9月30日(日)まで開催されています。
前期:7月14日(土)~8月19日(日)
後期:8月21日(火)~9月30日(日)

私は後期のみ行ってきました。
マリー・ローランサンの作品もいいのですが、他のエコール・ド・パリの画家、特に小島虎次郎の作品は良かったですね~。
赤色系の色使いがとても新鮮でした。小島虎次郎の作品8点中7点が高梁市成羽美術館からです。
この美術館は初めて知りました。

高梁市成羽美術館は、郷土の洋画家、児島虎次郎の遺徳を顕彰するため、岡山県初の町立美術館として昭和28年に開館して、1994年に3回目のリニューア ルとなり現在に至っています。 建物は建築家 安藤忠雄氏の設計によるもので、コンクリートの壁と周囲の緑が調和した、美しい景観を楽しんでいただけます。
やはりそうなんですね。

ブラマンクの「花束」、ドンゲンの「腰掛ける婦人」、キスリングの「ハンモックの婦人」なんかもとても良かったですよ。


パリが生んだ画家マリー・ローランサン(1883~1956)の作品(前・後期で29点)を中心に、19世紀後半~20世紀前半、パリの芸術運動の象徴となったエコールドパリの画家たち、そしてパリにわたり、その影響を受けた日本人画家の作品が展示されています。
ブラマンク、ユトリロ、ヴァランドン、ルオー、ドンゲン、キスリング、そして荻須、佐伯、三岸、小磯、等々の秀作が並んでいます。


展示構成は以下の通りです。
第1章 パリの画家、マリー・ローランサン
第2章 パリの華やぎ
第3章 日本人画家の活動


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マリー・ローランサン《三人の若い女》1953年頃 マリー・ローランサン美術館蔵

この時代の女性画家の人生って・・・・・マリー・ローランサンもエピーソードの多い画家ですよね。
そんな彼女の人生が垣間見られる様な作品が展示されています。


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キース・ヴァン・ドンゲン《腰掛ける婦人》1925‐30年 ニュイオータニ美術館蔵

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小磯良平《踊り子》1940年頃 神戸市立小磯記念美術館蔵

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児島虎次郎《手鏡を持つ婦人》1920年 高梁市成羽美術館


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ジョルジュ・ルオー《飾りの花》1947年 パナソニック電工汐留美術館蔵

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三岸節子《花・果実》1932年 一宮市三岸節子記念美術館蔵


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荻須高徳《創作家具屋》1929年 稲沢市荻須記念美術館蔵

創作家具や
稲沢市

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