生誕125年 東と西の出会い バーナード・リーチ展
この展覧会は、日本橋高島屋8階ホールで8月29日~9月10日まで開催されています。
デパートの展覧会は、期間が短いですからね。
バーナード・リーチの作品を見る機会は多いのですが、このようにまとめて見せてくれると理解が一層深まったような気がします。
良い作品がたくさん展示されていますが、スリップウェア、ガラナ釉による作品は、その描かれた文様も含めて、バーナード・リーチの魅力が顕著ですよね。
展示構成は以下の通りです。
第Ⅰ章 陶芸への歩み 1911~1920年
富本憲吉を誘って六世尾形乾山に弟子入りし陶芸の道を歩み始める。
第Ⅱ章 リーチ芸術の開花 1920~1934年
濱田庄司を伴って帰英、自らの工房「リーチ・ポタリー」で独自の作品を制作。
第Ⅲ章 日本民窯との出会い 1934~1958年
47歳で14年ぶりに来日、諸窯を巡り制作、自己の陶芸を見つめ直す。
第Ⅳ章 東と西の融合 1953~1972年
戦後20年ぶりに来日、日本各地で作陶、色絵を試みる。「東洋と西洋の美」の特質を融合させた作品は国際的な域に高められている。
楽焼走兎図大皿 1919年 東京 麻布 大原美術館蔵
鉄釉蝋抜巡礼者文皿 1960年 英国 セント・アイブス 日本民藝館蔵
鉄釉組合陶板 生命の樹 1928年 英国 セント・アイブス 京都国立近代美術館蔵
白地彫絵飛鳥文扁皿 1957~60年頃 英国 セント・アイブス
アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
灰釉鉄絵手付醤油注瓶 1918年 千葉 我孫子 京都国立近代美術館蔵
8月29日の朝日新聞朝刊の広告。
展示即売会「用の美とこころ 民芸展」が同時開催されています。
こちらも合わせて見てくると更に楽しめます。
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