奈良美智:君や僕にちょっと似ている
この展覧会は横浜美術館で、7月14日~9月23日まで開催されています。
この展覧会の入り口の挨拶文にもあるように、2001年に、この美術館で開催された奈良美智の個展が人気作家となるきっかけになったようです。
絵画、ドローイング、大規模なインスタレーションで今や世界規模で人気作家となった奈良美智。
その創作活動を経て、今、原点に立ち返り新たな作品世界を切り拓こうとしています。
この展覧会では、初の挑戦となる大型ブロンズ彫刻をはじめ、絵画やドローイングなどの新作により構成されています。
入場してすぐの展示室に奈良美智にとって初の挑戦となるブロンズ彫刻が展示されています。
暗い室内に点在するブロンズに照明が当てられています。
エントランスに展示されている、お馴染みのFRP(線維強化プラスチック)による作品と変わって、漫画チック?なイメージに、人間性、精神性をふんだんに盛り込んでいるかに見えます。
これらの作品良いですよ。
横浜美術館のサイトにあるビデオ
エントランスに展示されている作品
絵画作品も、色面を置くというポップな感じから色を重ねた作品が増えたようにも思えます。
といっても、可愛くて、なんとなく、いじわるっぽかったり、不気味だったり。
理屈抜きで、もう、単純に楽しめる、そんな展覧会です。
この日は、高校生以下入場無料日でしたので、子供がメモを撮りながら熱心に観ていました。
観客の殆んどが女性と子供、男チラホラでした。
春少女 2012 アクリル・カンヴァス
Real One 2012 アクリル・板
以下は、常設展示室に展示されていた作品(他にも数点あります)
一定条件下で撮影可能です、皆さん携帯でカシャカシャ、私も同類です。
回天 2011 ミクストメディア・アクリル
青タン少女 1999 アクリル・綿布
眠れない夜(立像) 1997 アクリル・綿布
ランプ・フラワー・ガール 1993 アクリル・綿布
パンドラの箱 1990 アクリル・綿布
淡い卵色の山 1999 アクリル・綿布
リトル・プリンス 1988 アクリル・色鉛筆・紙
| 固定リンク
コメント