草間彌生 永遠の永遠の永遠
この展覧会は埼玉県立近代美術館で4月14日~5月20日まで開催されています。
私にとっての(私の世代にとっての?)草間彌生って、ラディカルなパフォーマンスを繰り返し行っていた、あの前衛芸術家です。
今でも「前衛芸術家の草間彌生です」と自己紹介していますよね。
最近の草間彌生は、作品を含めた全体像として、愛しい、無垢な、というイメージです。
でも、80歳を超えてまだまだ精力的な創作活動......これからもどんな作品が生まれてくるのか?楽しみです。
自身をピカソもウォホールも超えた天才なんだと言っちゃう草間彌生は好きですねぇー。
私が鈍感になってしまったのかもしれませんが、最近強烈な個性を感じさせる人物って少なくなりましたからね。
この展覧会は、2004年~2007年にかけて制作された絵画シリーズ「愛はとこしえに」と2009年にはじまり、今でも続いている「わが永遠の魂」というシリーズがメイン展示です。そこに本展に向けて制作した新作ポートレート3点と立体作品(一定条件のもと写真撮影可)、ミクストメディア(インスタレーション)作品があります。
展覧会場のスタートは、「心が傷んだときの自画像」という絵です。
導入部として、とても良い絵です。
展示構成としては、「わが永遠に魂」シリーズの流れの中に「愛はとこしえ」他の作品を配置するという感じでした。
展覧会の構成は以下の通りです。
(画像はチラシから、または、指定の撮影可能ポイントで撮影したものです)
●『わが永遠の魂』
花園にうずめられた心 2009年 アクリル・カンヴァス
月の夜の河 2010年 アクリル・カンヴァス
果てしない人間にの一生 2010年 アクリル・カンヴァス
愛のものがたり 2010年 アクリル・カンヴァス
●『愛はとこしえ』
カンヴァスにマーカーペンで描かれた原画を、シルクスクリーン技法で転写した版画バージョン。
青春の日々[YOZMTO] 2007年 シルクスクリーン・カンヴァス
愛はとこしえ[TAOW] 2004年 シルクスクリーン・カンヴァス
●『新作ポートレート』
本展に向けて制作した最新作3点(自画像)の展示です。
●『幸福の彫刻たち』
大いなる偉大な南瓜 2011年 FRP ウレタン塗装
魂の灯
この展示には行列が出来ます。
タイマーを持った係の方が扉をあけて一人づづ中に入れてくれます。制限時間がくると「トントン」と外からノックして、扉をあけてくれます。(中にいる時間は30秒程度かな?)
撮影はできませんよ。(これはインターネットミュージアムの取材記事内にあった動画です。)
チューリップに愛をこめて、永遠に祈る 2011年 FRP ウレタン塗装
新たなる空間への道標
明日咲く花 2011年 FRP ウレタン塗装
ヤヨイちゃん
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コメント
美輪さん、コメントを頂き有難うございます。
最新ポートレート3作品は良かったですよね。
若い頃のラディカルな草間彌生も興味がありましたけど、いまだに、猛烈に活動し続ける姿を、この展覧会で再度確認出来て、ある種感動でした。
投稿: 美輪さんへ | 2012.05.17 21:59
私もこの展示は行きました。草間さんの命への飽くなき欲望には脱帽しました。とても84歳とは思えないエネルギーです。私はヤヨイちゃんと南瓜と自画像シリーズが好きでした。グッズがかわいかったので、色々買っちゃいました(苦笑)
投稿: 美輪 | 2012.05.17 20:55