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2012.04.01

茶会への招待 ―三井家の茶道具―併設 初公開―新町三井家の新蔵とう品から

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この展覧会は日本橋の三井記念美術館で2月8日~4月8日まで開催されています。
私は一カ月程度前に行ってきたのですが、この展覧会もあと一週間で修了です。

現代の茶の湯の会にはさまざまな様相が見られますが、その基本は日常的な茶の湯、すなわち茶事にあります。茶事は季節、気候、時間、目的、客などによって多様に変化します。
したがって茶室内では掛物、花入れ、釜、水指、茶器、茶碗、茶杓、炭道具、懐石道具など多種多様な茶道具が使われ、主客ともにその日の取り合わせを楽しみます。この展覧会では三井各家旧蔵の茶道具の名品紹介と茶会を想定した道具の取り合わせをこころみています。茶会のようすを彷彿とさせる展示となっていて、茶会には縁のない私でも、楽しめました。「一期一会」「一座建立」という言葉、その精神世界に、もう一度たちかえてみるのも良いかもしれません。(チラシの解説を参考にしました)

展覧会の構成は以下の通りです。

〔展示室1〕 茶の湯の名品
〔展示室2〕

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御所丸茶碗(ごしょまるちゃわん)  朝鮮時代・17世紀


〔展示室3〕 如庵の取合せ
〔展示室4〕 茶事の取合せ

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瀬戸面取手茶入(せとめんとりでちゃいれ) 佐久間面取(さくまめんとり)   江戸時代・17世紀


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粉引茶碗(こひきちゃわん) 三好粉引(みよしこひき) 朝鮮時代・16世紀

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南蛮縄簾水指(なんばんなわすだれみずさし)  17世紀

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金襴手鳳凰文宝珠香合 保全作 江戸時代(19世紀) 

〔展示室5〕 名碗抄
〔展示室7〕
併設:初公開ー新町三井家の新寄贈品から
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鳥類真写図巻(ちょうるいしんしゃずかん) 渡辺始興筆 江戸時代(18世紀)

17メートルを超える長巻に、63種類の鳥類が描かれています。
円山応挙が模写した作品がトーハクに所蔵されているそうです。

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