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2012.03.30

究極の鉄道模型展 原鉄道模型博物館開館記念 鉄道開通140周年記念

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この展覧会は3月27日~4月2日まで横浜そごう8階で開催されています。
短い開催期間で、勿体ないような気もします。

原氏所蔵の世界各地の車両模型6000両の中から約250両を展示しています。
そして、「庭園鉄道」をイメージした巨大なレイアウトで、大迫力の一番ゲージの鉄道模型が走行しています。
一周なんと約55m!引込み線やターンテーブルには、原模型の一番ゲージ車両が展示されています。

何方も、レールを組み立てて、電車を走らせた経験を持っているのではないでしょうか?
今でも、出来ればやってみたいですよね。
この展覧会を、いつまでも観ていたかったのですが、本当は、そごう美術館が目的。
たまたま、エスカレーターに乗っていて、この展覧会開催を知って、8階に直行しました。
時間を気にしながらの鑑賞になってしまいました。
7階=特設会場の「神奈川県立歴史博物館所蔵 鉄道開業140周年記念パネル展」
は見られませんでした。


タイトルにあるように、原鉄道模型博物館が今年(2012年)夏、横浜三井ビル内に開館します。
開館したら、是非じっくり観てみたいと思います。

考えてみれば、制作中断中の私のロボット武蔵くんはいつ完成するんだろうか・・・・・・・手をつけ始めないと。


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大迫力の一番ゲージの鉄道模型が走行。


展示会場のようす。
周りの方々を気にしながらなので・・・カメラをゆっくりまわすことが出来ませんでした。

こちらは神奈川新聞(カナロコ)の動画。
よく出来てます。

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2012.03.29

メグロアドレス―都会に生きる作家

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この展覧会は目黒美術館で2012年2月7日(火)〜2012年4月1日(日)まで開催されています。


メグロアドレスは、創造的な地域でもある目黒から、若い世代のアートを発信する試みとして企画され、現代の都市生活に影響を受けた、目黒と関わりのある6組のアーティストを紹介する展覧会です。

この展覧会だけを目的にして出かけると時間を持て余してしまうかもしれませんよ。
以下に写真で紹介する作品がこの展覧会の展示作品のほぼ全てです。(写真撮影可ですが利用については下記にのような表示が義務付けられています)
私は、この後、六本木の森美術館でイ・ブル展を見てきたのですが、イ・ブルのいろいろな意味でパワフルな作品に接して、その異なる趣に感慨深いものがありました。
どちらがどうこう(良い悪い)という事ではなく、イ・ブルの作品には重層的なものを感じました。

保井智貴
漆を使った伝統的な彫刻技法である乾漆を用いて、主に等身大の女性像を制作。
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作家:保井智貴
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

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作家:保井智貴
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


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作家:保井智貴
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


南川史門
最近進めているシリーズのダイジェストのような構成にしたそうです。ストライプシリーズ、カラーフィール、コンポジションあるいはその混合。
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作家:南川史門
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


今井智己
ガイドヘルパーの経験を通して視覚的な記憶と写真について考えた作品。
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作家:今井智己
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

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作家:今井智己
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


須藤由希子
目黒区内の家の改築に伴う記憶の保存だそうです。
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作家:須藤由希子
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


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作家:須藤由希子
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

青山悟+平石博一
ミニマル/ミュージックとミシン刺繍によるインスタレーション。
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作家:青山悟+平石博一
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

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作家:青山悟+平石博一
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

長坂常
鑑賞者、美術館職員、屋外の通行人の導線、この三者の「無関係」を改善し「関係しない関係」に置く事を考えた。
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作家:長坂常
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。

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作家:長坂常
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」
ライセンスでライセンスされています。


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2012.03.26

さくら120325

土曜日午後から、日曜日午前中まで失くした携帯電話を探しまわっていたので、どこも行けず・・・・結局とある場所に届けられていて助かりました。むしゃくしゃしていた気分を転換しないと、という事でチョット遠いのですが松田町の桜まつりにいってきました。
4月1日まで会期延長だそうです。
暖かい日差しの中、軽い山登り気分で爽快でした。

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「» 続きを読む」をクリックして頂くともう少し写真があります。


続きを読む "さくら120325"

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2012.03.23

ユベール・ロベール―時間の庭―

Yubrumi

この展覧会は上野の国立西洋美術館で3月6日~5月20日まで開催されています。

ポンペイやヘルクラネウムの遺跡発掘に沸いたいた18世紀、「廃墟のロベール」として名声を築いたフランスの風景画家ユベール・ロベール。
一方「国王の庭園デザイナー」の称号も持つ。
本展は、世界有数のロベール・コレクションを誇るヴァランス美術館が所蔵するサンギーヌ(赤チョーク)素描を中心に、油彩画・素描・版画など130点を展示。纏めての展示は日本初とのことです。
あくまでも素描中心です。
ところで、今回、この展覧会の展示リストが無かった。
私の見過ごしだったのだろうか?(HPには載っていますが)

常設展示室企画展のピラネージ『牢獄』展も忘れずに。
ピラネージ作品は以前から度々観ていて、その作品のスケール感は魅力です。
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以下に展示構成を記します。
(本展パンフレットの解説を引用しています)

Ⅰ.イタリアと画家たち
ロベールは11年にわたりイタリアに滞在し研鑽を積み、その絵画語彙を育みます。
この章では理想的な風景画の範例を作り上げた17世紀の画家たちの作品を紹介し、更に初期のロベールが影響を受けたパニーニらによる、古代建築の廃墟やモニュメントを自由に組み合わせて描いた空想的な風景画、カプリッチョも紹介しています。

Ⅱ.古代ローマと教皇たちのローマ
制作年代を追いつつ、フォロ・ロマーノ周辺の古代遺跡の数々から、ローマ教皇が座す大聖堂の内外を描いた連作まで、ローマの名所旧跡ごとに初期のロベール作品をたどります。

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セプティミウス・セウェルス門のヴァリエーション 1756年

Ⅲ.モティーフを求めて
ロベールにとって古代遺跡や教会建築ばかりでなく、郊外の半ば見捨てられていたヴィラの庭園も重要なモティーフとなった。ローマに集まった画家フラゴナール、アンゴの作品も展示されています。


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ティヴォリの滝 1776年

Ⅳ.フランスの情景
イタリア滞在を終えて帰国したロベールは王立絵画彫刻アカデミーへの入会を許され、サロンでも成功を収める。この章では順風満帆な画家の道を歩み始めたパリでの暮らしの情景を伝える作品が紹介されている。
サン=ドニ教会建築を描いた作品は革命前のフランスの風景を今に伝えてくれる。

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サン=ドニ教会の内部 1770‐74年


Ⅴ.奇想の風景
古代の存在が日常生活の中に溶け込んでいたイタリア時代の思い出は、さまざまな古代遺物を自在に組み合わせた奇想の風景を生み出し、「廃墟のロベール」の名を世に知らしめて行く。

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凱旋橋 1782‐73年


Ⅵ.庭園からアルカディアへ
庭園デザインの世界でもロベールは才能を発揮し、庭園史に名を残す。そして自らが関わった庭園の眺めをしばしば 絵筆で描き出し、庭に作り上げた「絵のような」趣のの眺めを再び絵の中の理想郷へと変貌させている。

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ヴェルサイユのアポロンの水浴の木立 1803年

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アルカディアの牧人たち 1789年


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廃墟の中の水飲み場 1774年

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2012.03.20

古筆手鑑 展

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この展覧会は丸の内の出光美術館で2月25日~3月35日まで開催されています。

この類の展覧会、何時も悔しいのは、読めないことです。
懸命に読める字を拾うのですが内容までは理解できんせん。
一時勉強し始めたのですが続きませんでした、やがてもう一度挑戦していつかは・・・・
歴史上の人物の書をこれだけふんだんに見せられると壮観です。その書から人柄を想像します、これが楽しいですよね。西行さんの書もありました、「らしいな」などと思ったりして。
丹念に観たらきりがありません。
このようにして、キーボードから文字を打ち込んでいると、効率化によって得たもの、失ってはならないものを意識してしまいます。

国宝『見努世友』と『藻塩草』が展示されています。
ちなみに『見努世友』の由来は、
兼好法師の「徒然草」の「燈のもとで古人の書に接することは見ぬ世の人を友とする思いがする」というくだりからだそうです。

本展のHPの解説からの引用です。

「古筆」とはおおよそ近世までに書写された写本類の総称です。書写内容には、経典や文書も含まれますが、古筆の大部分をしめるのは歌集等の仮名書の多い写本です。特に平安~鎌倉時代に書写された写本は仮名書や料紙が美しいことで知られています。
近世に入るころ、武士や町人という新興の鑑賞者層の増加と、美しい写本であれば、その一部分でも所有して鑑賞したいという願望にともなって、古筆は断簡に分割され始めます。この断簡を「古筆切(こひつぎれ)」といいます。江戸時代には古筆切を収納・鑑賞するためのアルバムとして、「古筆手鑑(こひつてかがみ)」が発達しました。手鑑の「手」は筆跡、「鑑」には手本・見本の意味があり、手鑑とはすなわち筆跡の見本帖です。
本展では、江戸時代に古筆の鑑定を専門職とした古筆家制作による、鑑定の規範ともいえる国宝の古筆手鑑、『見努世友(みぬよのとも)』(出光美術館蔵)と『藻塩草(もしおぐさ)』(京都国立博物館蔵)をこのたびは同時に展示いたします。また、これらの手鑑とは編集方針の異なる江戸時代の標準的な手鑑や、近代に再編、制作された手鑑の展示によって、古筆手鑑の変遷とそれぞれの見所を探り、各時代の古筆を心ゆくまで味わっていただきたいと思います。


展覧会の構成は以下の通りです。
《『見努世友』と『藻塩草』》
Ⅰ.プロローグ
Ⅱ.国宝古筆手鑑『見努世友』と『藻塩草』
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国宝 古筆手鑑 『見努世友』 出光美術館蔵

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高野切第三種(手鑑『見努世友』の内)


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大聖武(大和切(手鑑『見努世友』の内)


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高野切第二種(手鑑『藻塩草』の内)


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金剛院切(手鑑『藻塩草』の内)

《前田家関係の古筆と手鑑》
Ⅲ.前田家の古筆蒐集
Ⅳ.前田家旧蔵古筆『濱千鳥』と『はまちどり』
《近代再編の手鑑と『谷水帖』、館蔵古筆の名品》
Ⅴ.中世古筆切の宝庫 近代再編の古筆手鑑『聯珠筆林』と『墨寶』
Ⅵ.眼の贅沢、平安の古筆切尽くし 古筆手鑑『谷水帖』
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本阿弥切手鑑『谷水帖』の内)

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2012.03.19

聖徳太子1390年御遠忌記念 法隆寺展

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この展覧会は日本橋高島屋8階ホールで3月3日~3月20日まで開催されています。
明日までですね。

先週、銀座方面は、ユニクロ、new ipadで大騒ぎのようですが日本橋はこの展覧会、三井記念美術館では「茶会への招待―三井家の茶道具―.」 が開催されていて年齢層は違うかもしれませんが会場は、けこう賑わってました。
私は、この組み合わせで行ってきました。

考えてみれば1400年の歳月を経て生き続ける聖徳太子の威徳、法隆寺の寺宝、日本人の心の根っ子にあるものを彷彿とさせてくれるのかもしれません。
拙ブログでも過去に取り上げましたが、夢違観音さんの大ファンです。何しろ悪い夢を良い夢に換えてくれる観音さんですからね。そのお姿面立ちが大好きです。この展覧会には、模造の夢違観音も展示されています。少し下から見るような展示になていて「あれ、こんな感じだったっけ」とも思ったりしました。そして、これも私の大好きな円空仏も一体 展示されていました、あの優しい微笑みは何とも癒されます。130点に及ぶ出展ですから結構見ごたえがありましたよ、矢張り仏像の展示コーナーがお薦めです。

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大日如来坐像(円空仏)江戸時代

展覧会の構成は以下の通りです。
(チラシの文章を引用しています)
第一章 太子信仰の美術
聖徳太子像や聖徳太子絵伝など、太子信仰を背景に制作された彫刻や絵画、書などが展示されています。
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聖徳太子二歳像 鎌倉時代

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聖徳太子像(水鏡御影) 鎌倉時代

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聖徳太子像(唐本御影)幽竹法眼筆 江戸時代


第二章 伝世した多彩な寺宝
法隆寺に伝わる仏像、荘厳具、供養具、装具の中から選りすぐり、上代以来、太子信仰とともに歩んできた法隆寺の多彩な寺宝の数々が展示されています。

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牛王像 鎌倉時代


第三章 近現代の太子信仰の美
明治10年代以降、古美術調査や金堂壁画模写事業などから近現代の彫刻家、画家、工芸家、書家と法隆寺や聖徳太子との関わりが深まり、そのことは作家の新たな創造の糧となりました。そのような中から生まれた絵画彫刻、書などが紹介されています。

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百済観音像 後藤純男筆


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2012.03.17

パリへ渡った「石橋コレクション」1962年、春

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この展覧会は1月7日~3月18日まで京橋のブリジストン美術館で開催されています。
1月に行ってきた展覧会です、もう会期末になてしまいました。

石橋財団ブリジストン美術館60周年を記念して開催されています。
これからも記念展の企画があるようです。
この美術館の所蔵品を見る機会から美術館好きになった方もおられるのではないでしょうか。
良い作品が沢山ありますよね。

50年前、ブリジストン美術館開館10周年にあたる1962年、パリ国立近代美術館二おいて初めて「東京石橋コレクション所蔵―コローからブラックにいたるフランス絵画展が開催されました。大変話題になったそうです。
以下の経緯があって開催されたそうです。(本展HPから)

1961(昭和36)年10月、東京国立博物館で開催された「フランス美術展」のために来日していたベルナール・ドリヴァルがブリヂストン美術館を訪れました。その後開かれた歓迎会の席上でドリヴァルから当時館長だった石橋正二郎に対し、パリでの展覧会開催と出品の依頼があったといいます。

ブリジストン美術館のコンセプト、原点を凝縮して見せてくれる展覧会です。
企画展ごとに訪れる美術館ですので、そのたびに常設展示も見ていますので、期待しないで行ってきたのですが、「こんな作品もあったっけ」というのもあって楽しめました。

展覧会は、作品編、と資料編の2部構成です。
勿論他のコレクション展示もあります。

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カミーユ・コロー《オンフルールのテゥータン農場》1845年頃

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クロード・モネ 《アルジャントゥイユの洪水》 1872-73年


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ジョルジュ・ブラック《梨と桃》1924年

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ポール・セザンヌ 《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》 1904-06年頃


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アンリ・ルソー 《イヴリー河岸》 1907年頃


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画像はチラシからです。

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2012.03.16

和のよそおい―松園・清方・深水

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この展覧会は広尾の山種美術館で2月11日~3月25日まで開催されています。

山種美術館には通い続けていますが、この企画はとても楽しいものでした。
山種美術館所蔵の松園は良いものばかりですよね。清方の描く女性の色香、モダンな女性が魅力な深水。
髪型、着物の模様の違いも顕著で面白いですよね。その他の画家の作品にも魅力的な作品が沢山ありました。

私がとてもいいと思った作品を次に。
池田輝方《夕立》
奥村土牛《舞妓》
小倉遊亀《舞う(舞妓》《舞う(芸者)》
片岡球子《むすめ》
林武《立てる舞妓》
伊東深水《春》
上村松園の作品17展、これだけでも見に行く価値ありです。


展覧会の構成は以下の通りです。

歴史を彩った人々
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菱田春草《桜下美人図》1894年

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伊東深水《吉野太夫》1996年


舞妓の美

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小倉遊亀《舞う(芸者)》


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小倉遊亀《舞う(舞妓》

生活の中の女性たち

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伊東深水《春》1952年

上村松園と美人画

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上村松園《桜可里》1926~29年頃

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2012.03.14

難波田史男の15年展

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この展覧会は、東京オペラシティーアートギャラりーで1月14日~3月25日まで開催されています。

何年か前に、世田谷美術館の常設展示室で特集していて、強く印象に残っていました。


難波田史男は抽象絵画家、龍起の、次男として生まれ、高校時代は音楽に親しむことが多かったようですが、やがて文学に傾倒し、高校を卒業するころには学問にむなしさを感じ画家への道を選択します。文化学院美術科に通いますが石膏デッサン等の授業に関心が持てず、神田で古本屋巡りやスケッチをして過ごします。そして文化学院を中退、この時期、池田満寿夫に銅版画制作の指導を受けています。24歳の時に早稲田の美術専攻科入学し束の間の学園生活を楽しみますが、学園紛争の高まりのなかで学生同士の対立の間で苦悩します。はじめての個展を開催し、その後孤独のなかで制作を続けますが、兄との旅行中フェリーから転落し帰らぬ人となてしまいます。32歳という若さでした。


本展に展示されている作品の中では、矢張り初期のころの作品が良いですね、好きです。
線描に勢いがあるし、色彩も個性的で、描くことへの旺盛な意欲を感じます。
個展を開いた頃から、逆に内面の発散から収束へ向かってしまったようで、総じて重い作品になってきたような気がします。
2000点近い作品を遺した難波田史男、この展覧会でも多数の作品が展示されています。じっくり観ていると結構な時間を要します、私は前期の作品が好きですが、いやいや後半の作品が良いといわれる方もおられるでしょうね。


展覧会の構成は以下の通りです。
(画像はチラシからです、もっと良い作品が沢山あったのに、と私は思っています)


1、たたかいの日々 思春期 ─ アドレッセンスのころ
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《ニコライ堂》1960年 油彩、段ボール


2.無意識の深みから 初期のドローイング
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《彩色画7》1963年 水彩、インク、紙

3.コスモスへの旅
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《無題》1961年 インク、紙

4.線と色彩の融合
5.失われた太陽
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《太陽の賛歌》1967年 水彩、インク、紙

6.色彩の深まり
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《円のある風景》1971年 水彩、インク、紙

7.幾何学と生命の表現
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《無題》1970年 水彩、インク、紙

8.自己と他者の物語
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《少女と秋》1972年 水彩、インク、紙

9.生と死の彼方へ

銅版画集『ある日の幻想』より
これが結構良かったですよ。

資料展示

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2012.03.12

吉村昭著 三陸海岸大津波

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3.11後、メディアで取り上げられて、書店に平積みになっていました。
その時買って読み始めたのですが、気が重く読み続けることが出来ませんでした。
最近になって読み返してみました。

三陸海岸大津波
2004年3月10日 第1刷 
2011年4月1日  第8刷
文春文庫

原題『海の壁―三陸海岸大津波』 1970年 中公新書
「三陸海岸大津波」 1984年8月 中公文庫刊


本書の解説(高山文彦)がこの本の本質をよく表現しているので引用します。

吉村氏は徹頭徹尾「記録する」ことに徹している。だから、付け焼き刃的なフォークロアの甘いアプローチをしない。情緒的な解釈もしない。圧倒的な事実の積み重ねの背後から、それこそ津波のように立ち上がってくるのは、読む側にさまざまなことを考えさせ、想起させる喚起力である。

TVでは相変わらず情緒的な内容の放映が繰り返されています。
否定はできませんが、TVから流れる映像は、考えるいとまを与えないような気がします。
写真、文章は、自分なりに咀嚼して次に進むいとまがあります。
ここ数日、東日本大震災の写真展を投稿してきたのもその所以です。
最近、過去の記録を読み返し、そして学び直すという事が盛んなようですが、賛成ですね。
本書は本(文章の力)を再認識させてくれました。

以下、本書の目次です。

まえがき
1、明治二十九年の津波
  前兆
  被害
  挿話
  余波
  津波の歴史
2、昭和八年の津波
  津波・海彇・よだ
  波高
  前兆
  来襲
  田老と津波
  住民
  子供の眼
  救援
3、チリ地震津波
  のっこ、のっことやって来た
  予知
  津波との戦い

前の投稿にも載せましたが本書の結び部分です。

明治二十九年の大津波以来、昭和八年の大津波、昭和三十五年のチリ地震津波、昭和四十三年の十勝沖地震津波等を経験した早野幸太郎氏(八十七歳)の言葉は、私に印象深いものとして残っている。
早野氏は言った。
「津波は、時世が変わってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人たちは色々な方法で十分警戒しているから、死ぬ人はめったにないと思う」
この言葉は、すさまじいいくつかの津波を体験してきた人のものだけに重みがある。
私は、津波の歴史を知ったことによって一層三陸海岸に対する愛着を深めている。屹立した断崖、連なる岩、点在する人家の集落、それらは、たび重なる津波の激浪に堪えて毅然とした姿で海と対している。そしてさらに、私はその海岸で津波と戦いながら生きてきた人を見るのだ。
私は、今年も三陸海岸を歩いてみたいと思っている。


そして、さらに本書の一文

三陸海岸を旅する度に、私は、海にむかって立つ異様なほどの厚さと長さをもつ鉄筋コンクリートの堤防に眼をみはる。三陸海岸が過去に何度も津波の被害を受けているということはいつからともなく知っていたし、堤防が津波を防ぐものだということにも気がついていた。が、その姿は一言にしていえば大げさすぎるという印象を受ける。或る海岸に小さな村落があった。戸数も少なく、人影もまばらだ。が、その村落の人家は、津波防止の堤防にかこまれている。防潮堤は、呆れるほど厚く堅牢そうにみえた。見すぼらしい村落の家並みに比して、それは不釣り合いなほど豪壮な構築物だった。私は、その対比に違和感すらいだいたが、同時にそれほどの防潮堤を必要としなければならない海の恐ろしさに凍りつくのを感じた。 私が三陸津波について知りたいと思うようになったのは、その防潮堤の異様な印象に触発されたからであった。そして、明治二十九年と昭和八年に津波史上有数な大津波があったことも知るようになった。 私は資料を出来るだけ集め、三陸海岸へとむかった。そして体験者の話をきいてまわるうちに、津波の恐ろしさが私の胸にも実感となって迫った。

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2012.03.10

片野田 斉写真展 「日本!天晴れ!」

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この展覧会は、東京国際フォーラム1階の相田みつお美術館第2ホールで3月6日~18日まで開催されています。
報道写真家の片野田 斉さんが大震災発生翌日に車で駆けつけてから、今まで何度も出かけて撮り続けた写真が展示されています。

凄惨な現場で、片野田 斉さんにとって、心を落ち着かせる唯一の方法はシャッターを押すことでした。

そんな状況でも、人々は立ち上がろうとしています。日本の未来にエールを送りたい。その想いをこめて「日本!天晴れ!」というタイトルをつけさせて頂きました。(チラシからの引用です)

避難所で、全国から寄せられた救援に対してお礼をしようという事になり、少年の一人が画用紙に描いた「日本!天晴れ!」これがタイトルの由来です。
その少年の写真も展示されていました。
(以下の写真ではありません)

次の写真はチラシからです。
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その少年を写した写真が展示されていた同じ展示室に「岩手県普代村の堤防」を写した写真がありました。
堤防が3.11東日本大震災の津波にも耐えて家々はなにもなかったように無傷です。
新聞でも報道されましたのでご存知の方もおられるかもしれません。
報道の一部はこちら

村長は過去の震災、津波の経験から15メートル以上の堤防設置を提案、村民からは、「そこまでの高さが本当に必要なのか」「金は別の目的に使うべき」だと反対されたが建設を強行したそうだ。
「3.11東日本震災後、元村長の墓参りに、行列が出来たという」

吉村昭著「三陸海岸大津波」が震災後に話題になりました。
最近読み返して、とても複雑な気持ちになりました。
この本の最終部分です。

明治二十九年の大津波以来、昭和八年の大津波、昭和三十五年のチリ地震津波、昭和四十三年の十勝沖地震津波等を経験した早野幸太郎氏(八十七歳)の言葉は、私に印象深いものとして残っている。
早野氏は言った。
「津波は、時世が変わってもなくならない、必ず今後も襲ってくる。しかし、今の人たちは色々な方法で十分警戒しているから、死ぬ人はめったにないと思う」
この言葉は、すさまじいいくつかの津波を体験してきた人のものだけに重みがある。
私は、津波の歴史を知ったことによって一層三陸海岸に対する愛着を深めている。屹立した断崖、連なる岩、点在する人家の集落、それらは、たび重なる津波の激浪に堪えて毅然とした姿で海と対している。そしてさらに、私はその海岸で津波と戦いながら生きてきた人を見るのだ。
私は、今年も三陸海岸を歩いてみたいと思っている。

この本は、別タイトルで昭和四十五年に上梓され、2004年文庫本第一刷です。


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2012.03.09

映画(DVD)『100,000年後の安全』

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昨年話題となった映画でNHK(BS1)でも何度か放送されているようですが、DVDを借りてきで見てみました。
ちなみに来週3月12日深夜13日0時から再放送予定のようです。

北欧のフィンランドが、放射性廃棄物の最終処分場として建設している「オンカロ」(フィンランド語で「隠し場所」の意味)を取材し、まつわる人々へのインタビューを交えながら映画は進行してきます。
その施設は、太古の岩盤層を深さ500mまで掘り下げ、そこに、放射性廃棄物を収めて、満パンになる約100年後に、入口を厚いセメントで蓋をして完全封鎖させるという計画。

廃棄物が出す放射線が地球の生物にとって完全に無害安全なレベルに下がるまでには100,000年という人類の歴史にも匹敵する歳月が必要という考え方から、その膨大な年月のスパンで安全性をどのように確保していくのか、確保していけるのか?戦争、自然環境の変化、人類の進化(退化?)そして、人類消滅後まで議論は尽きない。

オンカロ副社長
オンカロ管理部長
核燃料廃棄物管理会社研究員
核燃料廃棄物管理会社科学編集者
フィンランド原子力安全局医療部長
廃棄物管理協議委員新学部教授
他の人々が出演しています。


チャプターは以下の通り。
1、オープニング
2、放射性廃棄物
3、中間貯蔵
4、恒久不変な解決方法
5、人間の侵入
6、未来への警告
7、法律
8、エンディング

(2009年/79分/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/英語/カラー/16:9/ビデオ)
監督・脚本:マイケル・マドセン
脚本:イェスパー・バーグマン
撮影:ヘイキ・ファーム
編集:ダニエル・デンシック
出演:T・アイカス、C・R・ブロケンハイム、M・イェンセン、B・ルンドクヴィスト、W・パイレ、E・ロウコラ、S・サヴォリンネ、T・セッパラ、P・ヴィキベリ
配給・宣伝:アップリンク

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2012.03.07

東日本大震災報道写真展

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この写真展は、有楽町マリオン11階有楽町朝日ギャラリーで3月2日~14日まで開催されています。

朝日新聞の記者が被災地で、避難先で取材し、撮影した写真の展覧会です。
昨年の写真展も見させて頂きましたが、本当に涙をこらえるのに大変でした。

あの日、私自身におこったこと、電車が動くのを待ちながら、新横浜駅で見ていたニュース。
(結局、運転は再開されず、6時間以上歩いて深夜家に戻ったのですが)
このような、惨事になるとは夢にも思わなかった認識のあまさ。
写真を見ながら、この大震災で、心の奥底にある何かに確実に変化が起きていること、そんなことを思いました。

展示構成は次のようになっています。

第1部 発生直後の様子を振り返っての展示
第2部 福島第一原発事故に脅かされている家族の現状を紹介
第3部 大切な人や家を失った被災者の心情を切り取った写真
第4部 復興へ向けて立ち上がろうとしている被災地の姿を取り上げています。

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ささやかですが、募金に協力させて頂きましたところ、しりあがり寿さんのポストカードを頂きました(各日先着200人です)

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2012.03.06

長倉洋海写真展 子供たちの元気便―震災からの出発

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この展覧会は3月4日~22日まで新宿のコニカミノルタプラザ、ギャラり-Aとイベントホールを使って開催されています。イベントホールでは展示できなかった作品190点をスライドショーで見ることが出来ます、放映時間は約25分です。

3.11から一年がたとうとしています、TVでもさかんに特集番組が組まれていて、見ながらとても辛い気持ちになります。そして私自身の当日を思い返す事も多くなりました。

長倉洋海は世界の紛争地を取材、そこで出会った子供たちの写真が私は大好きで、氏の写真展は必ず観に行くようにしています。

本展は、東日本で被災した東北地方に子供たちを2011年9月から四ヶ月にわたって撮影し続けた記録です。
写真の力を再確認しました。静止画をじっと見つめながらいろいろなことを思ってきました。

今でも私の心に残っているのは子どもたちの弾けるような笑顔と伸びやかな笑い声です。それを消さないようにしなければならない・・・。笑顔に何よりも励まされ、生きる力をもらっているのは私たちなのですから。
本当に・・・同感です。

一度見たら忘れられない写真って、ありますよね。
あの時代の一枚って・・・・。
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そんな写真になりそうです、この表情は素晴らしい。

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2012.03.05

浮世絵―国芳から芳年へ

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この展覧会は、町田市立国際版画美術館で3月3日~4月1日まで開催されています。

幕末に活躍した歌川国芳は「武者絵の国芳」とも「奇想の絵師」ともいわれ、さまざまなジャンルの作品をのこしています。
国芳には沢山の弟子がいましたが、その中の一人月岡芳年はデビュー当時は国芳の作風に学んだ浮世絵を描いていますが明治期に入ると繊細な筆使いに個性を発揮、美人画や日本古来の説話画を多く生み出し、明治期の浮世絵界の第一線を常に走りつづけました。
本展は、幕末、明治期に活躍した国芳、芳年他数名の作品120点で構成されています。
(本展のHP解説を参考にしています)


第一章 国芳「唐土二十四孝」―異国へのあこがれ
「唐土二十四孝」より 嘉永(1848~54)は、今年二月にかけて行われていた森アーツセンターギャラり-の国芳展にもこの美術館から数点出展されていましたが、本展では24点すべてが展示されています。
西洋の表現を取り入れた描写が面白いですよ。
親孝行にまつわる説話と共に楽しめます。

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歌川国芳「唐土二十四孝」より 「大舜」 


第二章 国芳とライバル、門人たち
当時「役者絵の三代豊国」「武者絵の国芳」「名所絵の広重」と並び称された絵師のコラボ作品「小倉擬百人一首」より天保末~嘉英永5(1843~52)を中心に、門人数名の作品が展示されています。
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歌川国芳「小倉擬百人一首」より「陽成院」

第三章 若き芳年の活躍
和漢百物語」より 慶応元年(1865)(芳年初期の妖怪ものの傑作)
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月岡芳年「和漢百物語」より「田原藤太秀郷」


「美勇水滸伝」より 慶応二年(1866)(講談等から取材したシリーズでさまざまな妖怪使いが描かれる)
「魁題百撰相」より 慶応4~明治2年(1868~69)(南北朝から江戸時代初期の歴史上の人物の肖像を描いたもの、戊辰戦争をめぐる人々の見立絵の側面もある。江戸川乱歩、三島由紀夫が激賞したと伝わりますが分かるような気がします)
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月岡芳年「魁題百撰相」より「森蘭丸」

上記作品を中心に、他の作品も多数展示されています。


第四章 「大蘇」以降の芳年
34歳のころ病(神経の病といわれているが、定かではない)に倒れ、その翌年、大いに蘇ることを祈念して画号を大蘇という画号で再出発します。鏑木清方は月岡芳年の弟子ですが、その人柄を「涙もろくて人情家である」と文集に記しているそうです。

次の作品を中心に展示。
「大日本名将鑑」より 明治11年~15年(1877~1882)頃
「風俗三十二相」より 明治21年(1888)
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月岡芳年「風俗三十二相」より 「あいたさう」

「新形三十六怪撰」より 明治22年~25年(1889~92)
「月百姿」より 明治18年~24年(1885~91))(月にちなむ説話や故事を描いた芳年最期の大作)

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月岡芳年「月百姿」より「玉兎 孫悟空」
 


 

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2012.03.02

平静23年度 第十五回 文化庁メディア芸術祭受賞作品展

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この展覧会は、国立新美術館を中心に2月22日~3月4日まで開催されています。

森美術館との組み合わせでと思っていたのですが、近所をうろついていたら時間切れ・・・
国立新美術館では東京五美術大学連合、卒業、修了新作展が開催されていました(3月1日で終了しています)
近所のサントリー美術館、森美術館、ギャラリー間、フジフィルム・スクエアの何れかとの組み合わせで楽しむのも良いかも知れません。

今年はチョット大人し目かなぁ-という感じでした。
私の世代だとアニメーション、マンガ、ゲームには疎遠になりますが、このような機会に作品を見ると、矢張り楽しいものですね。
という事で、ほぼ毎年観に行っています。

国立新美術館会場しか見なかったのですが、作品をじっくり・・・という方は他会場のスケジュールをよく見てから行かれると良いと思います。
というのも、国立新美術館では、アニメ作品にしても多くの作品が数分に要約されたものが放映されているので、物足りなさを感じるかもしれません。

アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガのカテゴリーに分けての展示です、結構楽しめますよ。
今年はエンターテイメント部門が地味目なので盛り上がりに欠ける感じがするのかもしれません。
大震災関連の作品も数点ありました。

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以下会場風景です。
アニメ部門は殆んど撮影禁止でしたので。

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